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ビブリア古書堂の事件手帖
ブームにつられ、購入したものの積読でした。
買って、しまった!このラノベ的なストーリーは無理かも・・・と思ったのですが、
結構面白かったです。
謎解きというよりは雰囲気がすごく好きです。
本好きの真髄の域まで行ってしまうとああいう行動になるのか、自分ではびっくり。
2もぼちぼち読みたいです
かなたの子
生れるより先に死んでしまった子に名前などつけてはいけない。過去からの声があなたを異界へといざなう八つの物語。
子供を持つことができなかった人たちと、あの世とのお話。
悲しみって強いこともあるけど、深いんだなって思った。
全体的に静かに深い悲しみと脅威があって、後味が悪かった。
紙の月
![]() | 紙の月 (2012/03) 角田 光代 商品詳細を見る |
わかば銀行から契約社員・梅澤梨花(41歳)が1億円を横領した。梨花は海外へ逃亡する。彼女は、果たして逃げ切れるのか?あまりにもスリリングで狂おしいまでに切実な、角田光代、待望の長篇小説。
退職してみたもの、職は見つからず、やりたいこともなく、嫌になっていた時に
本屋さんで手に取った1冊。
こういうときは、自分と似たような小説よりもぶっとんだ小説の方が癒される。
お金遣いの荒い人々や、見栄っ張りさは全く共感はできないものの、
「職もないし、何もできないけど、海外まで追われたり、罪悪感に苛まれたりすることもない。」
と非常に癒されました。
ただ、存在すること。
毎日を平穏に生きていくことさえ許されない日々があるんだなぁ。
彼女はそこまで情熱的なタイプではない。
優秀で、器用で、ちょっとばかりキレイで。
そんな彼女をあそこまで走らせたものはなんだったの?
そうやって、いろいろ考える時間が幸せでした★
自分じゃできない大冒険と非日常を満喫させてもらいました。
あー楽しかった!
ちょっと普段の角田さんっぽくない感じに思えたけれど他の人はどう読んだのかしら?
* * * * *
20代前半のころは、角田さんの後味の悪さとかが苦手でした。
アラサーに入ったころから段々ハマってきて、厳しさとか複雑さとかそういうのをしっかりと描いている角田さんの本が大好きになりました。
全然タイプは違うのに、広い意味で共感したり、納得してしまいます。
大好きな作家さんのひとりです。
irodori
![]() | irodori (2012/02/24) 高島 彩 商品詳細を見る |
聞く 笑う、ツナグ。が好きだったのでこちらも購入。
こっちはエッセイとかブログな感じ。
写真も多くて読みやすいけれど、「アナウンサー高島彩」を求めて読むと物足りない感じ。
逆に、高島ファンには前作よりも読みやすい。
知りたいけれども、連発して欲しくはない。
ひとりの読者のワガママな感想です。
猫鳴り
ようやく授かった子供を流産し、哀しみとともに暮らす中年夫婦のもとに一匹の仔猫が現れた。モンと名付けられた猫は、飼い主の夫婦や心に闇を抱えた少年に対して、不思議な存在感で寄り添う。まるで、すべてを見透かしているかのように。そして20年の歳月が過ぎ、モンは最期の日々を迎えていた…。「死」を厳かに受けいれ、命の限り生きる姿に熱いものがこみあげる。
あらすじだけ見ると、ペットと人間の心温まる話〜って見えるけど、
全然違います!
第一章で、猫は何度も捨てられるし、第二章では共食い?しちゃうし、でてくる人間たちも、心の闇が大きくて、暴れだしそうな人ばかり。
でも、第三章はすごくよかった。ウルっときた。
わたしが猫なら、どうするかなぁ?
文明の子
地球、そして地球とは別の進化を成し遂げた星の過去と未来に秘められた謎。新たな文明へと踏み出すために動き始めた子供たち。果たして人類の行く末は生か死か? 絡み合うパラレルワールドが紡ぎ出す壮大な物語! 斬新なスタイルで描かれる太田光、渾身の書き下ろし小説。
直木賞も本屋大賞も絶対取れないだろうけど、私はこの本大好きです。
声を大にして、言いたい。迷うくらいなら買って読むべき本!
私は太田さんの本が大好きでほとんど読んでいるのですが、文明を否定しない。
進化を否定しないで、今いる時代を愛している人。
そういうイメージが強いです。
今回も文明が進化しすぎて廃れていこうとする未来で、絶望はないんです。
考えること、学ぶこと、意思を持つこと
それが上へ進む唯一のすべだ。
って言葉がすごく好きです。
メッセージ性の強い作品で、読んでいてまったく飽きませんでした。
文明を生き抜く知恵がたくさん詰まっていて、きっと読むたびにいろんな言葉が響くんだろうなって思います。
とっても素敵な本でした
あやかし草子
古き都の南、楼門の袂で男は笛を吹いていた。門は朽ち果て、誰も近づくものなどいなかった。ある日、いつものように笛を吹いていると、黒い大きな影が木立の中に立っていた。鬼だ。だが男は動じず、己を恐れない男に、鬼はいつしか心を開き……(「鬼の笛」) 京都に伝わる民話・伝説をベースに、泉鏡花賞受賞作家が繊細な筆致で紡ぐ摩訶不思議な物語。「鬼の笛」「ムジナ和尚」「真向きの龍」「天つ姫」「機尋」「青竹に庵る」の6篇を収録。
おとぎのかけら 新釈西洋童話集が洋で、こちらは和でございます。
どっちも引き込む力が半端ないです。
わたしは、時代物が苦手なんですが、次どうなるの!?って手が止まりませんでした。
人間は、妖怪よりは優しいような気がするけど、身近な人を裏切る。
妖怪は、思い切り残酷なことをするけど、身近な人を裏切らない。
そして、人間のように生きることに目的なんかなくて、ただ生きている。
楽しかったり、退屈だったり、それぞれだけど永遠の命という最強の武器をもちながら、
力を持て余している気がした。
誰かとひとつになってしまえばいい。
だけれどもそうしたら、わたしが私で存在する意味がなくなる。
だったら・・・どうすれば平安がもたらされるのだろう?
そう考えた時に、やっぱり苦しんでもあなたを感じていたい。
そう考えるのが人間・・・なのかなって思いました。
どれも素晴らしかったけど、ムジナ和尚と天つ姫がとくに好きです。
天つ姫の凛とした姿も、のびのびと生きる天狗もどちらも魅力的だったし、
ムジナ和尚の話も、絵本でぜひ見たい!
和の独特の張りつめた雰囲気と悲壮感、そして美しさが読み応えがありました。
今回も千早先生、GOOD JOB

異国のおじさんを伴う
どれをとっても素晴らしい短編集でした。
タイトルの付け方も一見「???」なのに読み終えてみると、ウマイ!!!
「藤巻さんの道」
完璧な彼女。しかし意外な欠点があって・・・。
この話から、虜になりました。
最後まで「どうなるの?」とハラハラしました。
「夜の空隙を埋める」
2件だけ謎の停電がある。
ミセス・グハーと物申しに行こうとした私。そこで見たものとは・・・。
人生の寄り道って必要だなぁと思わされるお話。このお話がいちばん好きです。
主人公は彫刻の学校に通っていて、それで生計を立てていこうとは思っていなくて、
帰国したら変わらぬ毎日が待っているだろう。
「そんな日々の中で私、きっと何度も思いだすと思うんです。
たとえば今日、あなたと歩いた夜道のことなんかを、まるで人生の大事な一ピースみたいに」
って言葉が大好きです。
こんな思い出をいくつ、命が尽きるまで集められるかな、って思いました。
「クリスマスイヴを控えた三日後に控えた日曜の・・・」
どうでもいい相手と思いつつ、ほのかな発展への期待も抱えた女性がみたのは、
年老いた女性と男性の買い物現場で・・・。
こういうことがもっとあったらいいなぁ。
最初は苦い顔していましたが、最後に言葉一つで雰囲気をがらりと変わって、温かい気持ちになりました。
「くじら見」
タイトルが素晴らしい!
ハネムーンで、気の乗らない「くじら見」に連れ出された夫。
船酔いに苦しむ夫とは裏腹に、逞しくその場を楽しむ嫁。
ふたりのすれ違いと「こいつあなどれんな」という感じが気持ち良かったです。
「竜宮」
主人公はフリーライター。
周りに効率悪いといわれても、テープ起こしの作業は欠かさない。
それにはおばあさんと子供、そして亀の物語があって・・・。
切ない話でした。
仕事をする上で失敗は避けれないし、こういう失敗をした人の方が将来的には伸びる気がします。
失敗とかごまかしたりとか気付かない人も多々いますから。
人の気持ちを自分に都合のよいように捻じ曲げる。
悪意はないにしろ、結構わたしもやっているなぁと反省しました。
「思い出ピロリ」
ひょんなことから見知らぬ葬儀屋の男性とドライブすることになった主人公のお話。
ホラー要素もあるのに女性がクールなのですがすがしく読めました。
「ラストシーン」
飛行機の乗客のDVDの残り10分をめぐるお話。
妙な連帯感と、条理とそして最後の・・・。
乗客を名前なしで、座席番号と特徴で表してあって、不思議な雰囲気でした。
「桂川里香子、危機一髪」
自由人な主人公が、恋した相手はエジプト人。
家族の猛反対の中、顔合わせに向かう途中、ふたりに思わぬすれ違いが・・・。
こんなに自由に生きてみたいし、いってることに一本筋が通っていて気持ちいい!!!
里香子さんの魅力に尽きる、お話です。
「母の北上」
父を亡くした母は、こじんまりとした部屋へと北上する。
北上する母を心配した息子は、忠告を繰り返すのだが・・・。
日常の些細なことを面白く描いてあります。お母さんのいじけた感じがとてもキュートです。
「異国のおじさんを伴う」
ひげ人形の会に招待された主人公。そこで贈呈されたのは・・・。
意味不明なタイトルですが、本当にその通りのことになりました。
人生が生まれ変わるくらい変わるのは、居心地のいい安定した場所を手放すことから生まれるんでしょうね。
* * * * *
どれも読みやすいのに、人生について考えちゃう素敵な本でした。
生きていて、となりに誰かがいて、わかってるようでわからない人や自分がいて、
予期せぬアクシデントがあって・・・
見えない未来をあくせくしながらハンドルを操縦するのって悪くないよっていう本でした。
わたしも近々、仕事を辞めて海外に旅行に行くので、余計に共感したのかもしれません。
すごく、心を柔らかくしてもらった気がします。おすすめです!
あけましておめでとうございます。
日にちが少しあいてしまいました。しかし、本は読み続けています。むしろ増えたぐらいです。
こうやって文字にするのは最近ちょっと難儀になってきましたが、リンクの皆さんのところには結構マメにおじゃましています。
気まぐれに更新頑張ってみたり、ぴたっととまったりしますが、今年もお付き合い、交流ができればと思っています。
去年は震災や災害、悲しい事件が多い一年でした。
そのぶん、今年は皆様により多くの福が舞い込みますように。
酔って記憶をなくします
先日知り合いの方が、気になっていた社内の男性との飲み会をセッティングしてくれました。
ずっと憧れていて、接点がない方だったので、前日は緊張しすぎて眠剤を拝借。
そんな気合の入った飲み会で、緊張を紛らわすために飲んだハイピッチな生ビールのせいで、
記憶が飛びました

知人の話によると、結構話はしていたらしいのですが、せっかくのチャンスを電話番号も聞かずにおじゃんにしてしまいました。
迎えに来てもらった親の車で派手にリバースとひどい二日酔い。
自分にがっかりだよ。
ってことでなぐさめるために読んでみました。
とりあえず、蝉にはならなかったし、日本海も見えなかったし、怪我もなくてよかった(笑)
記憶をなくしたら人は人じゃなくなるんだなって思いました。
傍目で見てる分にはとても楽しい本です♪
















苗坊(04/08)
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