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眠りの庭


眠りの庭 (単行本)眠りの庭 (単行本)
(2013/11/23)
千早 茜

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白い肌に、長い髪、そして細い身体。彼女に関わる男たちは、みないつのまにか魅了されていく。そしてやがて明らかになる彼女に隠された真実。2つの物語がひとつにつながったとき、衝撃の真実が明らかになる。


女に嫌われる、最強の魔性の女登場!!!

もー、この女がいらつくんです。大嫌い!
性格悪いとか、本能で男が好きで~とかなら許せるんです。

でも、この女は自分から引き寄せといて、被害者ぶりやがって、本当に読みながらムカムカしました。
んで、2部作の前半の被害者の男の人。
わりとクールで好きだったのに、完全にかませ犬←(ネタバレになるため伏字)
表紙の絵すらむかつく。
千早さんの今までの話とは違う印象をもちました。

女性受け多分最悪、男性受けわりと共感できるかも?小説。

読まれた方はぜひ感想を聞かせて下さい。
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夢のカルテ

夢のカルテ夢のカルテ
(2005/11/30)
高野 和明、阪上 仁志 他

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銃撃事件に遭遇した麻生刑事は、夜毎の悪夢に苦しめられていた。心理療法を受けようと決意した彼は、来生夢衣という不思議な雰囲気をたたえた女性カウンセラーと出会う。やがて麻生は、夢衣に特殊な力があることを知る。彼女は、他人の夢の中に入ることができたのだ―。夢の力を信じた二人の愛の物語。


相談業務をしていたことがあるので、ついつい仕事モードで見てしまう。
そうすると、冒頭で主人公があっさり担当患者と恋に落ちちゃうところでひいてしまった。
それに、特殊能力を使ったから事件が解決できるのだけど、それがなかったら主人公の能力って???

ひとり暮らしな日々

ひとり暮らしな日々。ひとり暮らしな日々。
(2014/03/14)
たかぎなおこ

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ほわほわコミックエッセイ。
ひとり暮らしを検討中なので読んでみた。
読んでいると防犯におびえたり、だらりとしていたり、「これだったらわたしにもできるかも!」って思わせちゃう。
DIYを楽しんだり、料理もちゃちゃっと自己流で覚えたりひとりぐらしも9年めと一緒に読むとさらに成長がわかって楽しいです。
なにより、たかぎなおこさんのほわほわ~っとした絵が大好きですheart.gif

思い出のとき修理します

思い出のとき修理します (集英社文庫)思い出のとき修理します (集英社文庫)
(2012/09/20)
谷 瑞恵

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仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。引っ越し先の、子供の頃に少しだけ過ごした思い出の商店街で奇妙なプレートを飾った店を見つける。実は時計店だったそこを営む青年と知り合い、商店街で起こるちょっぴり不思議な事件に巻き込まれるうち、彼に惹かれてゆくが、明里は、ある秘密を抱えていて…。
どこか懐かしい商店街が舞台の、心を癒やす連作短編集。



ジャケ買いです

謎解きとSF加減が中途半端で雰囲気でごまかされた感じ。
ときの修理っていう発想はすごいですね。

あやかし草子


古き都の南、楼門の袂で男は笛を吹いていた。門は朽ち果て、誰も近づくものなどいなかった。ある日、いつものように笛を吹いていると、黒い大きな影が木立の中に立っていた。鬼だ。だが男は動じず、己を恐れない男に、鬼はいつしか心を開き……(「鬼の笛」) 京都に伝わる民話・伝説をベースに、泉鏡花賞受賞作家が繊細な筆致で紡ぐ摩訶不思議な物語。「鬼の笛」「ムジナ和尚」「真向きの龍」「天つ姫」「機尋」「青竹に庵る」の6篇を収録。


おとぎのかけら 新釈西洋童話集が洋で、こちらは和でございます。
どっちも引き込む力が半端ないです。
わたしは、時代物が苦手なんですが、次どうなるの!?って手が止まりませんでした。
人間は、妖怪よりは優しいような気がするけど、身近な人を裏切る。
妖怪は、思い切り残酷なことをするけど、身近な人を裏切らない。
そして、人間のように生きることに目的なんかなくて、ただ生きている。
楽しかったり、退屈だったり、それぞれだけど永遠の命という最強の武器をもちながら、
力を持て余している気がした。
誰かとひとつになってしまえばいい。
だけれどもそうしたら、わたしが私で存在する意味がなくなる。
だったら・・・どうすれば平安がもたらされるのだろう?
そう考えた時に、やっぱり苦しんでもあなたを感じていたい。
そう考えるのが人間・・・なのかなって思いました。

どれも素晴らしかったけど、ムジナ和尚と天つ姫がとくに好きです。
天つ姫の凛とした姿も、のびのびと生きる天狗もどちらも魅力的だったし、
ムジナ和尚の話も、絵本でぜひ見たい!


和の独特の張りつめた雰囲気と悲壮感、そして美しさが読み応えがありました。
今回も千早先生、GOOD JOB

三十すぎのぼたん雪


田辺聖子さんが今ブームらしい・・・。
POP書きと帯に乗せられて買ってみました。
内容は30を過ぎた女たちの短編集。
独身の人が多いんだけど、ときどき既婚者もいます。
この本を読んで思ったのは、頭で考えずにぽーんって飛び込んじゃったほうが楽しいのかなぁと思いました。
ひとつひとつのエピソードは共感できるものが多いんだけど、ちょっと読みにくかったです

いま何時?
旅をすると男性に「いま何時?」ときいて接近を楽しむ女性の話。
やったことはないけど、気持ちはなんとなくわかります。
でも、友達には言えません。

ちびんこにへらんと
田舎に住む春川さん(52歳・男)は「後家ごろし」と異名をとるモテ男。
そこに弟子入りして、そのモテの秘訣を尋ねると・・・。
都会でも田舎でもそこでモテる人には何も言えませんし、モテる人は場所を選ばないんじゃないかなーと思いました。

るみ子の部屋
部屋が散らかりまくりの友人のるみ子だが、なぜか男は途切れない。
主人公であり、きれい好きなワタシは、るみ子に部屋を片付けて彼氏を迎えるように言うのだが・・・。
この話、結構好きです。
主人公の女の子に共感しまくり。
逆に正反対の、情けない面をさらけ出しても愛されるるみ子、の~んびりしていて懐の広いるみ子に魅力を感じました。
対照的なふたりの性格が面白かったです♪

母と恋人

母が家出した。
結婚をせかす母と娘が喧嘩して出て行った。
母をこっそりと探すうちに、ひょんなことから捜査に協力してくれる男性が現れて・・・。
この話も面白かった!気が合う人は自然に惹かれあうのだな~。私も早く出会いたいものです。

ぎっちょんちょん
父と母は夫婦漫才をやっている。
女好きでどうしょうもない父のことを母はとっても愛している。
ある日、父が浮気相手の家で亡くなったことから、母は娘に「一緒にやろう!」と持ちかけるのだが・・・。
この話も面白かったです♪娘の性格がサバサバしていて好感が持てました。

おやすみ
お隣さんからは女性と夜を共にする声が聞こえるー。
恋に踏み込めない女性と、それを思う男性の話。
これはあまり印象に残らなかった。

三十すぎのぼたん雪30代の2人。
いい男と出会えないのは、いい出会いがないから。
そういうハイミスの高畑さんは、わたしを子ども扱いする。
私は、「ハイハイ」と従順に受け流し、実は体の関係がある人はいて・・・。
これ、今の時代にもあるかもしれませんね。
高畑さん、痛いなぁ。私もこうならないように気をつけなきゃ。

風穴
寂しくなった30代の女性。
男っけもないひとり暮らしの生活。
元彼と連絡をとってみた。フットワークは軽い愛想のよい男だが、だめんず臭が漂っている男だ。
でも、接しているうちに「まぁいっか」と思えてきて・・・。
という話だったと思う。あんまりスキになれないお話でした。

偕老同穴
事故をきっかけに、夫は仕事を辞め、一日中家で寝ている。
本当にすやすやと丸一日寝るものだから、得体のしれない病気なのかも、と妻は思う。
真相はいかに!?
この話、スキじゃない。まだぎっちょんちょんの浮気相手先で無くなった夫のほうが好感持てます。
何だかんだいって惚れたら負け。それって不幸ともいえないのよねぇ。
田辺さんの恋愛観が見えた気がします。

からまる

千早 茜
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2011-02-26


もがき迷いながら“いま”を生きる7人の男女たちが一筋の光を求めて歩き出す―。視点が切り替わるごとに、それぞれが抱える苦悩や喜び悲しみが深まってくる。からまりあう男女を描いた、7つの連作集。


とってもおもしろかったです!
今回はあんまりいやらしくない(笑)
そのかわり、登場人物たちがとっても魅力的でした。
「自分は特別」「薄っぺらい人間」「死んでいるように生きている」と思っていても、
他人から見ると全然違うのが面白い。
普通の人にも物語があって、主人公になれる。
千早さんの作品は、今回もとっても魅力的でした

ぽろぽろドール

豊島 ミホ
幻冬舎
発売日:2007-06


美しくも官能的で、残酷なまでの思いを人形に託した人たちの、切なくもまっすぐな物語。


人形ってなんだか怖い。
キャラクターではなく人間の造形をしているとなおさら「かわいい」よりも夜中動き出しそうで怖い・・・。
でも、この本を読んでいると、登場人物たちが生身の人間とうまく付き合えない代わりにパートナーとして人形をそばに置く、という気持ちもわからなくはないな、と思いました。
主人公たちにとっては、他の周りの人たちよりも人形との関係が濃く、それが寂しい気持にもさせられるのですが、不思議と嫌ではない。
全部の話が素晴らしく、未知の分野に導かれて、すっごく楽しめた読書でした。

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文藝ガーリッシュ


「志は高く心は狭く」尾崎翠、武田百合子、嶽本野ばら等、大正・昭和・平成三代のガーリッシュな文学作品を紹介する、スヰートで辛口な小娘(フィエット)のためのブックガイド決定版。


★★★★★

本屋さんや雑誌ガイドには新刊ばっかり!
古い本に価値はないの?なんかそれってさみしいー。
隠れた名作を発掘したい。できればとびきり上等なものを。
普段は秘めている高すぎる美への憧れを、あますとこなく堪能できそうな本を紹介してくれます。

こういう本を待ってました~。

人気作家だから、新刊だから、ベストセラーだから。
じゃなくて、もっと文学少女たちなら高望みするもんじゃろがいっ!!
と、煽られている気がする本です。
わたし、ダヴィンチも人気作家も大好きなのでちょっと肩身が狭い思いがしました(^^;)
別にいいじゃん・・・。だって好きなんだもん。

紹介されている本は、ほとんど知らない本でした。
千野さんのあらすじを読んでいるとぜひとも読みたい!と思うのですが、
ずいぶん昔の作家さんたちなので、実際読むとなると文体になじめるかどうかちょっと心配。
でも、こういう美しい本を読んで、「ほぉ・・・」とため息が出るような思いをしてみたいものです。
これでこそ文学少女といえるのです。
もちろん、挑戦してみますよ~。

読者が本を選ぶのではかくて、本が読者を選ぶのです。

素敵な本に選ばれたいわ~

おとぎのかけら


本当に幸せなのは誰か? 現代のおとぎ話7篇
シンデレラ、白雪姫、みにくいアヒルの子など代表的西洋童話を現代日本に置き換えた短篇集。童話の結末に疑問を抱く著者が見つけた、それぞれのハッピーエンドとは? 泉鏡花文学賞受賞後第一作。


★★★★★

すっごくよかったです!ワクワクしながら読みました。
もうほんっと、とろとろです。
千早さんの作品は、エロい。
エロい描写じゃないところも、ドキっとする。
それが下品ではない。勝手にドキドキさせられている自分がちょっと恥ずかしくなる。

西洋童話のメジャーなものを大嫌いという。
そして大嫌いな物語から、場面をがらりと変えてテーマをすくっていく。
親近感のある作家さんが多い中で、千早さんは特殊というか久々に作家さんっぽい人だなぁと思った。

ココに出てくる主人公たちは、自分の世界が確立している。
迷いとか悩みとか中途半端なものをそぎ落としている…のが多かった。
間違ってなくて、反論したり、罵倒する周りを蔑まれながらも冷ややかな目で見ている。
私の周りに、こういう優れすぎたひとがいたら怖いだろうな。
おとぎ話がそれぞれ、メッセージを投げかける。

素直になればいいのに。素直になってもいいのに。それこそが一番、美しいのに。


昔は、みんなからちやほやされる白雪姫がちょっと嫌いだった。
そこまでみんなを惹きつける魅力がわからなかったから。
でも、この本の白雪姫ならわかる。
無駄のない、失敗のない、完成されたロボット。
他人をわかろうとしない。
うまく振舞って欲しいものはちゃっかり手に入れる。
それを寂しいとも思わない、千早版の白雪姫は魅力的だった。
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