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間宮兄弟 江國香織

4093874999間宮兄弟
江國 香織

小学館 2004-09-29
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間宮兄弟は30代の学校職員と酒造メーカー勤務に勤めている男性の兄弟。
季節の変化を楽しみ、読書やジグゾーパズル、料理が好きで、優しく、母親思いの人のよい兄弟である。
兄弟の感受性や美的センス、素直さはすばらしい。

ただ…

何か変!

それは男の兄弟だからであり、姉妹ならOKとか、もっと若いならOKとか、間宮兄弟がオタクっぽいからダメとかじゃなくて、
たぶん近くにこういう人たちがいたら、

「いや、悪くないんだけど…むしろいいんだけど、恋人には絶対無理!!!」

という感じ。
江國さん、いいとこついてます。
うまいです。
例えば、国語や道徳などの教科書にあるように、模範的なとてもいい青年なんです(容姿のことはおいといて)
でも、あまりにきちんきちんとしていると変な感じしませんか?
そんな感じなんですよ。
しかもそれを共有して、楽しんじゃってますから本人たちは全くの無自覚。
でも、そんな浮世離れしたとこが周りの人にほっとさせるのかなぁと思いました。
ずっと間宮兄弟と付き合っていく女性はいないかもしれないけど
間宮兄弟と出会い、去っていく女性はすがすがしい気持ちと何ともいえない心地よい時間をすごしたという思い出がいつまでも残っていく気がします。
特にこれといって事件もない本ですが、とても楽しく読めましたheart.gif
でも、彼らにも電車男のような違う世界を見せてあげたいなぁと思うsonatineでした。

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僕は妹に恋をする

4091385273僕は妹に恋をする 9 (9)
青木 琴美

小学館 2005-05-26
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双子の兄妹の禁断の恋愛を描いた作品。
かなり人気がある作品なのでご存知の方が多いかと思います。
双子の兄、頼は頭もルックスもよくてモテモテ。
妹の郁はドジで頭も悪いけど、泣き虫の甘えん坊。
そんな兄妹がある日、禁忌を犯す_____



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透明な地図 原田宗典

4924880051透明な地図
原田 宗典

TOKYO FM出版 1992-11
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sonatineの一番好きな作家さん、原田宗典さんの海にまつわる短編集。
不思議な島に迷い込んだ日本人旅行客の、不思議なお話。
原田さんの『どこにもない短編集』に似ている感じで、普通の日常からすこしずつボタンが掛け違ってしまって、戻りたいのに戻れなくなってしまったという感じ。
わかりやすくいえば、世にも奇妙な物語に似ています。

モデルとなった島の写真がたくさんあるのですが、本当にきれいで、sonatine写真のことはど・素人ですが、うわーきれいだなぁって単純に感動してしまいました
本に書かれている島は、美しいんだけどエピソードをみると、背筋がぞくっとする話もあって、きれいなんだけど近寄ってはいけない禁断の島ってイメージがあるんです。
でも写真は実際の島をとってるわけで、多少ギャップは感じるものの、そうそう現実に再現するならこんな感じ!と思えました。

この話は、タイトルが美しいだけに人間ドラマっぽいのかな?と思ったらミステリーで、少しびっくりしました。
読み終えて、たしかに透明な地図のように、不確かで肝心の部分が抜けてたり、道がなかったりする不安定さを見事にあらわしていて「さすが、原田さん!」って思いました。
原田さんはエッセイもものすごく面白いし、詩もこころにずーんと響くいい詩を書かれます。
でもなによりも好きなのは、この人は作家さんだ!ってすごく思えることなんです。
文章は誰に見せてもすばらしいものだし、読者を楽しませながら自分の広い世界にぐいぐいと引っ張り、少しの間だけ違う世界に迷い込んだ気分になってしまうのです。

おれは非情勤 東野圭吾

4087475751おれは非情勤
東野 圭吾

集英社 2003-05
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東野さんの作品は無駄がない。
シンプルかつ、sonatineの大好きなブラックのエッセンスを少し付け足してくれる大好きな作家さんの一人です。
男性作家さんらしい作家さんだなぁと思います。
秘密や怪笑小説を読んでファンになったのですが、この本を読んで、幅広いなぁ~ってつくづく思いました。


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塩狩峠 三浦綾子

4101162018塩狩峠
三浦 綾子

新潮社 1973-05
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古い小説です。
言葉も今では使わないものも出てきて、かえって新鮮な感じがしました。
いわゆる宗教小説なのですが、信夫という誠実で、真面目な男性の一生を描いた作品。キリスト教がいい・悪いというのではなく信夫を通して、宗教とはなんぞや?という問いに答えた作品。
昔の人って、哲学者だなーって思いました。
なぜ生きるのか、死ぬのかを若いときから深く考え、自分を知り、どう生きるかを悟ろうとする。
こっぱずかしいセリフも出てくるけど、とてもいい小説でした。
後半は涙が止まりませんでした。
特に同僚の盗みの罪を許し、助けたのに同僚からやっかまれる。
何故だ?と彼は悩んだが、実は見下していたことに気づく。
本当に助けてもらったのは彼自身だったのだ。
というところ。
なかなかそうはなれないけど、自分に謙虚であれってことを教えてくれた作品。
ぜひ手にとって読んでみてください。
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