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真夜中のサクラ


小林ゆり / 筑摩書房
Amazonランキング:409966位
Amazonおすすめ度:


<評価>
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<ストーリー>

太った身体に暗い性格。友だちもいない、恋をしたこともない。27歳のOLタチバナサクラがそんな自分に別れを告げるべく飛びこんだドラァグクイーンの世界とは…第19回太宰治賞受賞作(「たゆたふ蝋燭」改題)。


<感想>
私はブス、デブ、根暗という設定の本は手に取らずにはいられない性分らしい。
でも、そういう本を読むと大抵、後味が悪い
(唯一の例外はコッコロから、ぐらい)
勝手な期待と先入観。
どうしようもない主人公を、どうしようもない時期の自分と重ねたり、優越感を抱いたりと自分の中のブラックな感情が芽生えてきて、素直に楽しめない。

主人公のサクラは、ブス・デブ・根暗な女の子で、ある日自分の体の個性的な美しさに目覚め、ドラァグクィーン(女装するゲイ。ただしノンケの女もなれる)の世界に足を踏み入れる。
きらびやかな世界で自分を表現することに快感を覚えていくサクラ。

だけどねー私から見たら彼女はちっともきれいに見えなかった
私はショーは見たことはないけど、派手なメイクや奇抜な格好をしててもプライドを持って芸を磨き舞台に立っている人は人を惹きつけると思う。
この本でいえば、サマンサがそのタイプ。
で、主人公はというと、サエないと言われ続けてきたけど、実は自分の体が大好きなのっって言われてもついていけない
太ってても魅力的な人はいるし、太ってることを魅力として表現している人もいる。
でもサクラはそこまではいかなかったかなーという印象。

肌も白いし、キメも細かい。
毛穴なんて、無いようだ。
乳房も大きすぎないし、小さな乳首はピンク。
腹部も手で触るとふかふかしている。
手足は決してすらりと長くはないが、愛嬌があるといえば、ある。


こんな感じで、ショーに目覚めていく前半は勢いがあってよかったけど後半は07_r.gif
自意識過剰で、人への思いやりに欠ける痛い女に映りました。

最後に・・・タナベは???
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レインツリーの国


有川 浩 / 新潮社
Amazonランキング:12745位
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<評価>
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<ストーリー>

きっかけは「忘れられない本」そこから始まったメールの交換。あなたを想う。心が揺れる。でも、会うことはできません。ごめんなさい。かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由があった―。青春恋愛小説に、新スタンダード。


<感想>
図書館戦争シリーズのコラボ本です。
私は内乱を先に読んじゃったから、結末は何となくわかるんですが、それでも読ませるものがありました。
コラボ本、と思って軽い気持ちで読んだんですが、図書館シリーズとはまったくの別物!力のこもった素敵な本でした

とにかく言葉の嵐!なんですよ。
ものすごく率直でいい言葉が本の中にあちらこちらに散りばめられていて、有川さんのファン度合いがぐぐっと上がりました。
単純に「障害者との困難な恋愛」で終わってないところがいいですね。

聴覚障害者と健常者。
男と女。
他者と自分。

それぞれの価値観の違いを前にした男女が、どう考え、どう向き合うかを描いている。
私は思いっきり健常者の女目線で読んでいたので、いろんな気づきがありました。

素敵な作品ですが、こんな恋愛をしたいか、と聞かれると私は「NO」です。
ものすごくストレートで、自分を開くこと・向き合うことで相手の心を開いていく、という理屈はわかるんですが、自分がこの立場ならきっついなぁ、というのが正直な感想。
ここまで私は相手に対して見せたくないなぁ。
多分、恋愛にはこういった相手と向き合うことで育む恋愛と
それには直接触れず、大きく包み込む恋愛があると思う。
ひかりをすくう、は後者になると思うのだけど、私はこっちの方の恋愛があっているみたい。

あちらこちらに相反する二つの価値観があって、
超ストレートすぎる心理描写なのに、読み終わってみるとまるで絵本のようにふわーっとした淡い読後感が残りました。

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ミスコン


後藤 悦子 / 小学館
Amazonランキング:170158位
Amazonおすすめ度:


<評価>
20060605131725.gif

<ストーリー>

「特別に思われないのなら、生きている意味がない」「すべては自分が存在して自分が作り上げてきたことなのに、その自分自身に腹を立てるばかりで落ち着かない」「何かに追われているわけでもないのに、何かから逃れたいと必死になっている」 美しくなりたい―女性なら誰もが抱くその願いを、数多のコンプレックスを克服して実現。元ミス日本神奈川代表、全日空スチュワーデスなどの経歴を持つに到った著者の半自伝小説である。現代女性の価値観をシビアに描き出し文面に叩きつける書き方に、華やかな経歴以上のポテンシャルを見せる。 会員数600万人超のケータイサイトThe New sに連載し、毎日約8万人がアクセスした話題作である。


<感想>
上記の解説とずれがあるので、私なりにストーリーの解釈。
間違っていたらごめんなさい

「ブスでデブで冴えなくて家族関係も悪い。そんな自分とかけ離れた存在ミスコン!その舞台に立つ=ブスじゃないと思い込んだ主人公がミスコンに果敢に挑戦し、しぐさ、ダイエット、ファッションにめきめき磨きをかけ、ついにグランプリそして自信をつけた彼女は、ずっと憧れていた予備校教師のハートをゲットその後もスチュワーデスとなり、華々しい美の世界へ進んでいく」
これだけ見ると、サクセスストーリーのように思えるんですが、実は逆の転落ストーリ(と私は見た)

最後の著者の経歴を見ると、半自伝といわれてるだけあって、ものすごくかぶってる。
かぶってるから主人公の行動に信憑性が出てくるのであって、本だけ読めば、つじつまの合わず突拍子もないわけのわからない女。
私はこういう、マイナス方向の半自伝小説がとても苦手
(前向きな半自伝小説は好きです)
本文に納得がいかないのに、最後に半自伝小説ですって締めくくりを持って信憑性を持たせるのってずるい気がするんですよ。
でもこれが自伝小説として出していたら、OK。
変に半自伝なんてしなきゃいいのに・・・07_r.gif(ぶつぶつ)

これケータイ小説なんですね。
私にとって、実は触手のわかないカテゴリー。
もちろんすごく面白ければ読むけど、何か苦手

体の部分をタイトルにして、それにまつわる話にしてあるところは面白かった。
私は「二重」の話が一番好き。できれば、この路線で話を進めていってほしかった20060610100518.gif
話がミスコンからどんどん遠ざかっていくのも、残念。
せっかく面白いタイトルなのに~naku2.gif

先生の手紙がジーンときた。男の人ってこんな風に女性を愛するんだなぁ~。
そして二人に訪れる衝撃のシーンにぞっ。何ともいや~な読後感を残した本だった。
外見も大事だけど、中身もある程度は磨いていこうぜってニュアンスを匂わせながらも不完全燃焼。残念!

こまったときの神さま大図鑑


那須 正幹 / PHP研究所
Amazonランキング:342170位
Amazonおすすめ度:


<評価>
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<内容>

「ああ、どうしよう!神さまたすけて!」こまったときに、思わずしている神だのみ。でも、ひとくちに神さまといっても、世界中にはいろんな神さまがいらっしゃる。この本では、あなたのお願いごとに、最適最強の神さまを詳しく紹介する。小学上級以上。


<感想>
これ、好きですねぇ。面白かったですheart.gif

いろんなわがままなお願いに、神様が叶えてくれるかも!と思うと夢があっていいですね。
「視力を治す」「掃除が面倒」「美肌になりたい」などなどこんなわがままな願いを聞いてくれる神さまが、世界中を探せばいたのです。
丑の刻参りとか、ライバルを蹴落とすとか「え?児童書にこれOKなの?」と思うような内容も含まれていますが、実際の方法にも載っているように、実現しにくい形で紹介されているのでまぁ、これもアリかな、と思いました。
最後の閉め方も、安心して終われましたし。
西洋、日本、アフリカ…世界各地の神様や妖精の説明、まじない方法がイラストつきでわかりやすい言葉で書かれています。
全部フルカラーだったらよかったのになぁ。

ちょっと内容を紹介します。
200701081955000.jpg

この神さまは美人になりたい、という願いを叶えてくれる神さまです。

中南米の神さまのほとんどは、いけにえとして生きた人間の血や心臓を供える。
妖精は、人間から過度のお礼をされることを嫌う。

などなど本書に掲載してあるように神さまにも嗜好があるようです。

中には、狐の頭蓋骨が必要だったりと実現が難しいのも多々あります。
くれぐれも、方法を誤らないよう、そしてできる限り神さまを励みに自分の力でがんばりくださいませ。

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きれいの超カリスマが書いたキレイな部屋の基本


<評価>
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<感想>
掃除の本をそこそこ読んできましたが、風水!とか掃除をすれば運がよくなるよ!とか気持ちをせかす本が多い中で、この本はそういうことには一切触れられておらず、ひたすら謙虚に掃除しやすいテクニックについて述べられています。
掃除と運気の関係は確かに無きにしも非ず、と思っているのですが、
どうも最近の本を読んでいると
「散らかしてたらだめ!全部きれいにしなきゃ!」
と捲くし立てられている気もして少々疲れ気味だったわけです。
(たいした掃除もしていないのにねー笑)

この本は、疲れるから一箇所15分位したらやめる

とか

完璧を目指さないでいい

とか読んでいて疲れないし、すごいテクニックも書いてない。
気楽に読めて、掃除するのが身近に感じられる本でした。
代わりに「掃除しなきゃ!」という気力はわいてきませんが・・・07_r.gif
この本、主婦の人にとっては一度読んでみる価値のある本だと思います。
窓ガラスの掃除は雨が降った翌日の午前中に、とか天井の掃除方法とか
なるべく疲れないで掃除をする知恵がつまってます。
イラストとまとめ入りで読みやすいし。
逆に、実家暮らしの人や掃除は奥さん任せでさぁ~って人には関心薄いかもしれません。
主婦目線のエッセとかが好きな人が好きそうな本ですねぇ。

2006年のベスト本

せっかくなので、自分なりにジャンルわけしてみました。

素材上
今年のベスト本
1位代筆屋→大好き。
2位ストロベリーショート→これをきっかけにショートにはまった!
3位結婚なんてしたくない→面白い。
4位図書館戦争→キャラがよい!
5位カミングアウト!→爽快!
6位コッコロから→小悪魔ブームよりこっちが好き!
7位天使のナイフ→少年法について考えさせられた。
素材下
design by sa-ku-ra*

素材上
ユニークな本
恋ノウタ→万葉集を現代風に!
もしも数字がしゃべったら→発想が楽しい!
死にカタログ→名前とは裏腹に面白い死のカタログ。死に対する考え方が国や宗教によって違うことがイラストで書いてあり、勉強にもなる!
素材下
design by sa-ku-ra*

素材上
自分の価値観を変えてくれた本
恋愛のすべて→私の恋愛バイブル!
宇宙を味方にする方程式→わっかんないがマイブームに。心が楽になりました。
LIFE BOOK→この本全体が癒しでした。
「そうじ力」であなたが輝く!→汚部屋生活にさよならできました。
素材下
design by sa-ku-ra*

* * * * * * * * * *

今年はたくさん読んだけど、明るくて面白い、読んでいて心地よい本が自分の中でブームだったみたいです。
こうやって振り返ることで、その年の傾向がわかりますね~。
大変だったけどやってよかったです51.gif

エバーグリーン


豊島 ミホ / 双葉社
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Amazonおすすめ度:


<評価>
20060623215859.gif

<ストーリー>

2人をつなぐものは…約束。中学校の卒業式で、10年後の再会を約束したシンとアヤコ。夢をかなえるため、シンは地元に残りアヤコは東京に向かう。それぞれの日常の中で、時間も距離も離れた2人の心は、揺れていた。ほろ苦い青春の日々を通して描かれる切なさにキュッとなる恋愛小説。


<感想>
かみさまの贈りもののゆうさんの記事をきっかけに読みました。
底辺女子高生を読んだときにも思ったのですが、地味で目立たなくて、でもそんな自分には満足してない!という思春期の葛藤を描かせたら豊島さんの右に出るものはいないのでは?
そのくらい、うまいなのに自然なんです。

エバーグリーンは本屋さんで見たときから一目ぼれでした。
かわいらしい表紙も、意味深な単語も。
調べてみたらever greenって常緑樹って意味でした。
その響きも好きです

あらすじだけ読むとベタベタなんですが、展開はいい意味で違っていたのでよかった~。
前向きな初恋の人との思い出。焦りや期待、成長や挫折。大人になるための過程をみずみずしく描いた作品。
主人公たちの人柄ができすぎず、できなさすぎずというのが親近感があってよいが、ありそうでないもの、もしくは貴重な体験という目で見るとなかなか心に響いてこなかったのが残念
私がこういう恋愛小説における特殊な設定が苦手ってことも大きく関係していると思うので、その点が気にならなければ満点な作品だと思います。


余談ですが、高校の卒業時期に友達とタイムカプセルを埋めました。
その友達とは卒業以来、かれこれ7年間会っていません。
が、最近急に会いたくなり年賀状を出してみました。
そしたら連絡がきて、近々ご飯を食べに行くことになりました
苦い思い出もたくさんありますが、学生時代ってイメージってキラキラしてるんです
楽しい・楽になった、という意味では今のほうが圧倒的にあるのですが、当時の泣いたり笑ったり、感情の起伏の激しさのなかには、生きるということへの情熱があふれていた気がするんですよねー。
それが薄れていくことに対して安堵している面もあるけれど、もう一度取り戻したいという気持ちもあります。
ちょうど読んだ時期と重なったので、懐かしい&再会が楽しみになりました

love history


西田 俊也 / メディアファクトリー
Amazonランキング:266518位
Amazonおすすめ度:


<評価>
20060623215859.gif

<内容>

結婚を明日に控えた由希子は、昔の恋の思い出の品を捨てに出かけて雪山で事故に。気がついたときは、19歳の頃の「恋の時代」に逆戻りしてしまう。不思議なことにひとつの時代にとどまらず、彼女が経験した「恋の時第」すべてに。24歳、17歳、22歳、30歳…。現在の時間の中では、彼女と婚約した恋人が、行方不明になった彼女を探している。忘れていた恋の思い出。忘れようとしていた恋の思い出。振り返りたくもない恋の思い出。もう一度会いたかった恋の思い出。由希子は「あの頃」は知らなかった恋の本当の姿の前で、ためらい、立ちどまる…。「電話をしても出ないし、家にもいない、車で出かけたみたいなんだ。こんな真夜中に。明日、結婚するっていうのに」由希子は「現在」に戻ってこれるのか…。忘れられない恋を持ちつづける、あなたに伝えたい恋愛小説。


<感想>
ダ・ヴィンチの紹介で気になっていて読んでみました。
過去の恋を振り返るいいきっかけになる本だと思います。

過去に戻れて、変えれる環境にいたら自分はどうするか。
私は結構変えちゃうかも
主人公の女性は、恋愛経験があって、成長している大人な女性。
過去の恋に縛られるほどはないけど、振り返ってみることで、今の現実をより納得できるものにしていくんだけど、この女性に関しては結婚相手に対して迷いはないし、過去に飛ばなくてもよかったんじゃないかな?と思いました。

今の恋人が自分を今は好きでいてくれるけど
当たり前だけど過去には他の人を好きでいて、それぞれ人には恋愛の歴史=love historyがあるんだなーと思いました。

そこそこ面白くて、考えさせられるんだけど、私には絶賛するまではいたらなかった52.gif
ある程度の恋愛経験と偏差値を要する本だと思います。
いい本であることは間違いないんだけど、万人受けする本じゃないと思うんだけどなー。
みんなそんなに本当の恋愛をしてるのか!?
私は恋愛に関しては、本当の恋愛というのをしたことがないようなので。これを読んであせりました
んで、恋愛がしたくなりました。

金の言いまつがい、銀の言いまつがい


<評価>
20060523175411.gif

<感想>
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

新年のめでたい一冊目となった本は、何ともド派手な言いまつがいシリーズ。
なかなかよいチョイスでしょ?

これ、ずーっと欲しくて、買おうか悩みに悩みました。
前回が文庫だったので、装丁が凝ってるバージョンがどうしても欲しくなって購入しました。
内容は前作の言いまつがいの方が私は笑えました。
でも、今回も面白い。
何が面白いって、金銀どちらも装丁からまつがいすぎっ
一見金の方がゴージャスなんだけど、銀のまつがいの貧弱さも好き。
内容は銀の方が好み
まずね、ページ数一緒なのに、厚みが違うし、
ずれてるし、余計なものもついてるし前回以上の楽しみがありました。
面白い!面白い!
私、ほぼ日で言いまつがいがダントツに大好きなんですよ~
今回も笑わせてもらいました。
一番のヒットは「バホ」でした(笑)
わかるよ、ミックスしちゃう気持ち!
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