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ありがとう、さようなら

ありがとう、さようなら (ダ・ヴィンチブックス) ありがとう、さようなら (ダ・ヴィンチブックス)
瀬尾まいこ (2007/07/04)
メディアファクトリー

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せんせいの毎日はありがとうに満ちている、そして訪れる、さようなら。
小説みたいな瀬尾まいこの毎日。

「僕は先生のことを愛しています。今度のテストで100点取るので結婚してください」
辞めてやるって思うことも時々あるけれど、せんせいの毎日はそれ以上の感動がいっぱい。
小説家・瀬尾まいこがデビュー直後から3年半にわたって書き綴ったエッセイ集。



ダ・ヴィンチ連載中から、このエッセイが大好きでした。

やっぱり中学生には独特の感性があって、それがたまらなくかわいい。


その言葉どおり、生徒への愛情や教師の楽しさがとても伝わってくる。
私は全然子供好きじゃないけど、子供ってかわいいなぁとほほえましく思ったり、先生って完璧じゃなくてもいいんだな、なんて生意気にも思ってしまったり。
読者にそう思わせてしまうのも、瀬尾さんの魅力。
実際は、すっごく憎たらしい生徒もいるだろう。
それを「かわいい」と思えるのは瀬尾さんの感性が教師という仕事にあってるからかな、と思う。
大きなことはないけれど、一つ一つの話が心にしみる。
毎日をていねいに生きてるんだな。
多分、瀬尾さんの本って誰が読んでも楽しめると思う。
それってすごいことだ。
ほんとに読み終えるのが寂しくてもっと読みたいと思った。
瀬尾さんは教師と小説家を天秤にかけたら迷わず教師を選びそうだ。

「ありがとう、さようなら」
もちろん違った意味だろうけど、読者に言われてるような気もして、
少し切なくなった。
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絶対泣かない

絶対泣かない 絶対泣かない
山本 文緒 (1998/11)
角川書店

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あなたの夢はなんですか?仕事に満足してますか?仕事に誇り、もってますか?お金のためでもあり、お金以外のためにも、ひとは働く。職場におこるさまざまな人間関係とハプニング、プライドにもまれて、ときには泣きたいこともある―。専業主婦から看護婦、秘書、エステティシャンまで、あなたに向いている15の職業のなかで、自立と夢を追い求める女たちの人知れぬ心のたたかいを描いた、元気の出る小説集。



私は山本さんのファースト・プライオリティが大好きなのだけども、この本もそういった頑張る女性たちの短編集。
失敗したり迷ったりしながら前向きに生きていく女性を描いてあります。
タイトルのイメージから、強い女性が主人公と思っていましたが、
そうではなく等身大の女性像で描いてあり、たくさんの職業がでてくるので面白いです。
私、山本さんはタイトルから、いっつも後ろ向きなドロドロ恋愛を描く作家さんをイメージしてしまうんですが、そうではないんですね。

酒屋営業とケーブルテレビで働く女性の話が好みでした♪

風姿恋伝

風姿恋伝 風姿恋伝
唯川 恵 (2007/02/24)
小学館

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揺れる30代をハッピーに導くエッセイ
作家・唯川恵さんが綴る、30代をハッピーに導くエッセイ。変わりたいけど、今更遅すぎ? 私の人生、本当にこれでよかったの? ……仕事や恋だけじゃなく、結婚、出産、将来の不安など、様々な悩みを抱える30代女性に、「悩んでいるのは私だけじゃない!」と元気を与えてくれる! ファッション誌『Domani』の人気連載を単行本化。


またまた読んでしまいました。唯川恵さんのエッセイ。
そろそろマイブームが去りそうです。
この本は30代の女性をテーマに書かれているだけあって、20代の私にはちょっと堅苦しい説教っぽく感じました。
でもま、ところどころにビビビっとくるワードがあったのでよしとするか。
唯川さん結婚されたんですねぇ。びっくりしました。

みんなと同じ人生を歩けるとは限らないんだ


人生はさりげないが、確実に変わってゆくということだ。


タイミングの合わない男とは、やはり結婚しなくてよかったということだ。
タイミングの悪さは、結婚前だけではなく、結婚後も続く。


この言葉だけ心に留めておこう。

煩悩配達人

煩悩配達人 煩悩配達人
末永 直海 (2000/05)
小学館
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男にも、世間にも相手にされない、二人の女のいびつで切ない恋。欲望を抑えきれずに彼女たちが犯した哀しい罪を、いったい誰が責められようか。『女性セブン』に連載された官能ミステリー「煩悩配達人」「幻獣」の2編を収録。



装丁がかわいい。かわいすぎる。
合ってない。
装丁からぜんぜん違う話を期待してたのに、中身は官能小説?
しっかしその官能もイマイチ。
全然エロくない。
おまけに心理描写も凡人の私にはわっかりませーん。
なんなんだー!この中途半端さは!
本当に女性の支持を集めてたの!?
行き当たりばったりのストーリーにうんざりアップロードファイル

きみはポラリス

きみはポラリス きみはポラリス
三浦 しをん (2007/05)
新潮社

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しをんさんは恋愛っケがなさそう(失礼汗あせ)というのが私の正直な印象なんですが、どうしてこんなにきちんと恋愛小説が書けるか不思議。
作家さんの力?それとも実は濃い恋愛をされてるのかしら?
短編はそれぞれ独創的でどれも面白かったです。
読みやすいのに、恋の本質をついていてグッド
ベタじゃない、王道パターンを裏切る作家魂がますます好きになりました。

人生は一度だけ。

人生は一度だけ。 人生は一度だけ。
唯川 恵 (2000/06)
大和書房

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3冊目の最後はこの本。
うーん、実は三冊の中では一番イマイチだった本です。
面白いのは面白いんだけど、結構他の本と内容がかぶってたので半減、という意味でです。
こちらの本は他の二冊と違って、恋愛のカテゴリーだけじゃなくて友情や仕事、生き方についてもかかれてます。
この本を読んで感じたのは、女性は程度や環境の差こそあれ、唯川さんが描くことを女性は一度は感じていくんだろうな。少なくとも私はそうだろうな、と思いました。

唯川さんのエッセイを読む気になったのは、つい最近彼氏と別れたことがきっかけなんですが、思いのほか癒されました。
文中の具体例があまりに自分とかぶってて、冷静になった。
特に大企業のエリートで大恋愛をした旦那が急にリストラされてDV夫に変身!という話は他人事には思えなくてぞ~っとしました。
別に彼氏はDVじゃなかったんですが、エリートな点は同じであーきっともし結婚してたらこんな感じになっただろう、と変な確信を持ちました。
危ない、危ない。

最後に自分にこの言葉を。

昔の自分に似合っていたのではなく、明日からの私に似合う生き方をしなくてはって。

愛がなくてははじまらない。

愛がなくてははじまらない。 愛がなくてははじまらない。
唯川 恵 (2002/03)
大和書房

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これ、タイトルが悪いんじゃないかしら?
デザインはとってもキュートなんだけど、これじゃ恋愛依存症の女の人向けな感じがする。
私のようにひねくれたものには「人生恋だけじゃないぞ!」と拒絶反応起こしてしまう人も多いのでは?
内容は確かに恋愛エッセイなんだけど、酸いも甘いも味わえる。
恋って理不尽だけどそれが面白いなぁ、って思えました。
恋愛日和がこの延長って感じ。
でも最初っからグサリとやられましたね。

恋と似てるけど、一番遠いこと。
ヒマつぶし。


これだけ読むと、「はぁ?」と思うかもしれない。
しっかり読んでみて。
私は「え?違うの?」と思った。
じゃあ何か、といわれるとよくわからないけど、こういうのは違うんだな、ということをひとつ学んだ。
恋愛日和とタッチが似てるんだけど、この本を読んで
妄想で描く恋愛と現実は違うってこと。
健気な彼女よりわがままな方が選ばれたり、結婚される女になるために努力したことが帰って裏目に出たり。
しかもその理由が、拍子抜けすることだったんだよなー。
恋愛図式は、ドラマとか小説を読むのが好きな妄想族(私もそうです)に多いと思うんだけど、まったく当てにならないんだな、ということを学びました。

大恋愛の奇想天外な展開は、日常には溢れてない。
だから、期待するだけ無駄だし、演じるだけ損かも。
ドラマティックを日常に期待してはいけない。
期待するくらいならみっともなくたって自分から動かなきゃな、と思いました。

恋愛日和

恋愛日和 恋愛日和
唯川 恵 (2006/07/12)
小学館

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私、最近大好きだった彼氏と別れました。
別れは納得していたもののハッキリしない別れ方だったので、
複雑な気持ちも残ってしまいました。
恋愛に関する本を読んでどっぷりとつかりたい。
友達にはたくさん愚痴も聞いてもらったし、一人で立ち直り強くなれる力がほしい。
そう思ったからでした。

で、選んだ本が唯川恵さんの恋愛エッセイでした。
実はめぐみ、と読むと思ってましたが「けい」、と読むんですね。
かなり人気作家ですが、何となく疎遠な作家さんでした。

というのも、万人に支持されている恋愛作家さんと自分の恋愛の価値観があわない!という思い込みがあったんです。
自分の恋愛は他の人のありふれた恋愛とは違うんだ、と。
何様だって感じだけど・・・。

読んでみてびっくり!
なーんだ、私の恋愛もありふれていたんだ。と気づきました。
だまされたり、豹変男に引っかかったり。
自分のことを言われてるかのようにぴったりと事柄があてはまりまくる!

唯川さんへの苦手意識は、勝手に「恋愛プロ」と思ってたから。
いわば、蝶々さんみたいなモテ女と思ってました。
ぜんぜん違いました。
どちらかというと失敗が多いほうかも。
私蝶々さんを最初のころはとっても羨ましかったんだけど、
今雑誌のコラムを読むとすごく冷めた目で見てしまいます。
(ファンの方、ごめんなさい)

まぁ、そんな話はさておき、こんなことなら早く読んでおけばよかった。
押し付けがましくなく、客観性もあるのに、自分のことを語ってる、自分の体験で自分の思ったことを書く。
恋愛のマニュアル本ではなく、エッセイに徹しているとこが好感が持てました。
4時間で、唯川さんの本を3冊没頭して読みました。
そしてようやく、ほっとしました。
3冊読んだけど、最初に読んだこの本が一番好き。

以下は感銘を受けた内容です。
興味のない人はスルーしてください。

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火の粉

火の粉 火の粉
雫井 脩介 (2004/08)
幻冬舎

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<ストーリー>
「私は殺人鬼を解き放ってしまったのか?」
元裁判官の隣家に自分がかつて無罪判決を下した男が越してきた。
申し分ない善意の対応は彼の家族の心をつかんでいくが、
次々と彼の周りでは不吉な事件が増えていく。。。

<評価>
20060517191140.gif

<感想>
有名作品なので、私が言うまでもないかもしれませんが

めちゃめちゃおもしろかったです!!!

最初、元裁判官の一家の主の視点なんだけど、
話を引っ張っていくのは、その妻と、息子の嫁。
介護や育児、ストレスと戦いながら毎日必死で生きてる。
女性の描かれ方がとてもリアル。
それぞれの視点があって、どの人も行動には理由がある。
自分の色眼鏡で見れば、それが変わってる、と思われても。
逆の言い方をすれば、
この家族、みんな自分だけはまともな感じに思っている。
実際は、みんな変にも思えるし、そうでないようにも思える。

裁判の冤罪や制度についてもふむふむ、と勉強になるけど
もっと深いとこをぐいぐいっとやられる感じです。
見たくない自分の本当の気持ち、弱さをそれぞれの人物は事件のたびに思い知らされる。
それはあの人物も同じ。

自分や自分の周りにだけ火の粉が降りかからなければいい。
そういう気持ちは、どんな正当な理屈を並べても大抵の人は逃れられないことだと思う。
裁判官は司法という名のもとに、公平に判決を下す。
いくつもの事件を冷静に、隙のないように完璧に。
つらい仕事だろうか?それとも何も感じなくなるのだろうか?
いざ自分の身に火の粉が降りかかってきたとき、
モラルや常識、世論、そういったものはきっと全部ぶっとんでしまうだろう。
光市の母子殺人事件を思い出しながら読んだ。
きっと弁護団も裁判官もいろんな人たちが火の粉をかぶった当事者なら、同じことは言えないだろう。

司法は平等であるべきだ。
ただ、私が言いたいのは
みんな、火の粉を自分の身に降りかかることを怯えている。ということ。
どんなに勉強しても、冷静な自分を築き上げてきたつもりでいても
実際に言葉では言い表せないようなことが起きたとき
理性なんてものは役に立たない。

誰のせいか。ただの偶然か?
奇妙なことが度重なり、それぞれの気持ちも大きく揺れ、
事実をわかりにくくさせる。
500ページという長編なのに、最後までまったく飽きさせない展開。

久しぶりにミステリーっぽいのを読んで、おもしろー!!!とガッツポーズ。
読み終えるのが惜しくて、でも早く続きが読みたくて今日はダッシュで仕事終わらせて読書タイムでした。
あー幸せだ♪こんなに胸がドキドキハラハラ揺さぶられたのって久しぶりかも。
いつも軽いタッチのを好んで読むんですが、これは私の知り合いの人に面白いから、と2年前?くらいに薦められて放置してた本。
でも、読めてよかったぁ!!!
とにかく読んでない人は読んでみてください!!!

正義のミカタ

正義のミカタ―I’m a loser 正義のミカタ―I’m a loser
本多 孝好 (2007/05)
双葉社

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いじめられっ子の亮太は自分を変えようと「正義の味方研究部」に入部する。果たして亮太は変われるのか。いじめ、リストラ、格差。こんな社会で生きていかなきゃならない、将来が少し不安なあなたに贈る、書き下ろし青春小説。



<評価>
20060623215859.gif

<感想>
本多さんは大学のころ、はまりにはまって読んでました。
主人公たちがかっこいいんですよね~。弱くも強くもなく自然体で。
私もこういう風になりたいな、と思いながら読んでました。
今回はびっくり!
えらく若い人、しかも何か幼くないか?
正義研究会、略してセーケン。
うさんくせぇ。
そんなん信仰するのって、何かいやだなぁ。
てか大学生なら引きますからねぇ、そういうの。
これが高校なら、有りと思うのですが。。。
レボリューションみたいな感じで♪

とはいえ、やっぱり読ませる力はありました。
面白く読めました。
でもなーなんか急に雰囲気が変わった感じがして、
私は前の作品のほうが好きだな、と思いました。

またたび浴びたタマ

またたび浴びたタマ またたび浴びたタマ
村上 春樹、友沢 ミミヨ 他 (2000/08)
文藝春秋

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回文です。上から読んでも下から読んでも変わりません。
中にはかなり無理やり!?と思うのもありますが、
回文って想像以上に難しいんです。
私はひとつも思いつきませんでした。
読んでて、くだらないな~とつくづく思いますが
くだらないことを真剣にやってる村上さんと
くだらないとわかっててもついつい読んでしまう私。
別にどうってことないけど、イラストがかわいい。
私は表題作の「またたび浴びたタマ」がやっぱり一番好きだな。
あの至福顔、癒される~。
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