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陰日向に咲く


劇団ひとり / 幻冬舎(2006/01)
Amazonランキング:2469位
Amazonおすすめ度:


<評価>
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<ストーリー>

お笑い芸人・劇団ひとり、衝撃の小説デビュー! 「道草」「拝啓、僕のアイドル様」「ピンボケな私」ほか全5篇を収録。落ちこぼれたちの哀しいまでの純真を、愛と笑いで包み込んだ珠玉の連作小説集



<感想>
視点が地味。地味なのに面白く読めました。
意外とおもしろい、という巷の評判は本当でした。

特にアイドルファンの健気?な愛が、劇団ひとりらしい視点だなぁと思いました。
登場人物はみーんな、自分の感性で生きていて、他人に迷惑をかけてるわけじゃないけど、良くも悪くも自己完結型な人間です。
どことなく、ひとりさんを反映させてるのかな?

私は劇団ひとりの独特のセンスと古風な雰囲気が大好きで、俳優としての彼も好きなんですが、作家としても十分楽しませてもらいました。

ただ、コレが映画となるとどうなんだろう・・・。
舞台の方が面白そうだけどなー。
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一瞬でいい

一瞬でいい 一瞬でいい
唯川 恵 (2007/07/20)
毎日新聞社

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<評価>
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<ストーリー>

1973年11月、浅間山での出来事が18歳の二人の少女と一人の少年の運命を変えた。
事故の重みを胸に秘め、大人へと成長してゆく三人。
著者が自らと同年生まれに設定した主人公たちの18歳から49歳までの人生の軌跡を描く、
すべての世代に贈る31年間のラブ・ストーリー。



<感想>
すごい・・・。
唯川さん、こんな話もかけるんだ、と言うのが正直な感想です。

「若い頃はとにかく答えがほしかった。答えがない生き方なんて、不安でできなかった。」
「じゃあ今は?」
「答えなんかないってわかったよ。もっと言えば、答えなんか求めるから不安になるんだ。ただ、生きればいい。生きられるうちは、それだけでいい」


「大切なものは、何だって時間がかかるのよ」



3人の登場人物たちが懸命に生きたそれぞれの人生が描かれる。
人との関係や環境は時間とともに変化していく。
妥協できない人がうまく折り合いをつけれるようになったり、
許せないと思っていたことが許せるようになったり。
大人になると、だんだん角が取れてまるくなる、ってこういうことなんだろうな、と思いました。
(取れない大人も多々いますが)

その半面で、当時の恋心を忘れきれず、本能的に相手を選んでしまう。
これって、現恋人からすればやりきれないですよね。
どうやったって、過去の思い出や本能には勝てないですから。
こういう相手を選ぶとやっかいです。

人を好きになること、愛すると言うのは包み込むことだったり、
すべてが愛しく思えたり、癒すことだったりいろんな形がある。
自分を守るために逃げる=愛、というのも現実にはあるけど、
傷を舐めあうだけでなく、尊敬やドキドキ感、魅力。
一方だけじゃなくて、多面的に見て魅力的に映るパートナーを選びたい。
じゃないと浮気に走ったり、長続きしないんじゃないかな、と感じた。

人を愛することが、何よりもその人の幸福を願うことであるなら、自分は、自分の幸せにしか頭になかった。創介というより、創介を失うことで、手に入らなくなる自分の幸福ばかりを考えていた。
私はどこで間違えてしまったのだろう。
人生をどこまで引き返せば、愛し方を思い出すことができるのだろう。



恋愛っていいなぁ、って思ったフレーズ。
恋愛してるといろんなことを考えさせられる。
自分のいい面も悪い面も、いいようのない幸福感と自分に対する幻滅とか。
恋愛でしか得られない自分との向き合い方がある。
きっとこのフレーズも恋愛してなかったらでてこないですもん。

私は愛し合ってる二人が、タイミングがずれたり、環境から別れたり、うまくいかない話が嫌い。
好きならどこかでつながってほしい。
諦めないでほしい。

そう思っても、時間の流れとともに、人の心って変化するんだなぁ。
折り合いをつけることができるようになるんだなー。
そう思うと切ない。
やっぱり、これがベスト!と思えるものを選んで生きたい。

登場人物たちは、過去に縛られながらも今を懸命に生きる。
先のことは考えられずに。
それでも人生に結末はある。

400ページを超える長編でしたがホントに一気読みでした。
男性にも女性にもオススメの一冊です。

正直な娘

正直な娘 正直な娘
唯野 未歩子 (2007/06/21)
マガジンハウス

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<評価>
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<ストーリー>

女優にして映画監督・脚本家、そして小説家。ジャンルを超えて活躍する新鋭が、処女長編『三年身籠る』につづいて書き下ろした恋愛小説の傑作。主人公は16歳の女子高校生。こんな一行で物語は始まる。「世界は変えられないと知ったから、わたしは自分のほうをかえることにした」。見事な開幕。5人の女友達---タレント志望の栞、ロックファンでイギリスへの留学を夢見るサチ、仕切り屋で優等生の裕子、ヤンキーで妊娠してしまう矢野、そして精神を病む萌絵---と恋人の岸田くん。岸田くんは優しい。でも「岸田くんと手をつないで眠りながら、十六歳をむかえた夜。わたしは、世界の終わりの夢をみた」。岸田くんは放浪の旅に出、「わたし」は心をむきだしにしたまま


<感想>
この本は新聞で紹介されてて、興味を持ったので図書館で借りてきました。

「世界は変えられないと知ったから、わたしは自分のほうをかえることにした」


というキャッチフレーズが印象に残って、自分から世界を開拓していく話なのかなぁ?と思ったら、変わらないことで自分を守る話なんだなぁとちょっとがっかりガッカリ2
今時の女子高生ってこんなに軽いのかしら?
軽さと繊細さを持ち合わせてる、という感じもするけど、イマイチ共感できなかったなぁ。
たぶん、こういう主人公と相性が悪いんだろう。
私はあんまり好きじゃなかったです。

でも、妙な正義感があるところと、ちょっとした事でケンカ別れしてしまうとこはあるよな~と思いました。
思春期って、戦争ですよね。自分や他人との。
女子高生もなかなか大変そうだな、と思いました。

家日和

家日和 家日和
奥田 英朗 (2007/04)
集英社

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<ストーリー>

ネットオークションにはまる専業主婦。会社が倒産し、主夫となる営業マン。夫と妻。ちょっとずれていて、でも愛情がないわけでなく…。ずっと外にいた夫の王国か。ずっと家にいた妻の城か。ビター&スウィートな「在宅」小説。



<評価>
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<感想>
キターキラ目
待ってました。ガールに続く、ほっこりした奥田さんのお話。
元気になれる~あ
日常の小さなことでも楽しく暮らすための方法はある。
オークション、自分の城、料理・・・。
どれもすごく身近な人に感じるのに、それぞれの登場人物はみな異なる性格をきちんと持っている。
そこが、奥田さんのすごいところ。
やっぱり好きだよ、奥田さん。
家日和を読めて、あったかい気持ちになれた。

変身

変身 変身
嶽本 野ばら (2007/03/30)
小学館

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ある朝、星沢皇児が妙に気掛かりな夢から眼を醒ますと、自分が寝床の中で見知らぬハンサムな男に変わっているのを発見した…。



<評価>
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<感想>
有名なカフカの「変身」のパロディです。
いつものロリイタチックな感じが減少していてちょっぴり残念だけど、そういう癖のあるのが嫌って人には返って読みやすいかも。
美意識の強い乙女のような皇児だけど、彼の中では筋が通っているのかもしれないけど、

ごめんなさい。

とってもとっても見ていて
ぞわぞわ~っと鳥肌が立ちました。
私もこの人は無理です。

時々、そこまで顔がよくなくてももてる人とか
顔はいいのにもてない人っているじゃないですか。
あれって、女性の扱いが適度にいいとかバランスいい人がもてると思う。
私も今、恋愛期の真っ只中にいますが、本当にそう思う。
性格がすべて!とは言わないけど、性格って大事だよなぁとしんみり思った。

世の中、顔がいいもんばっかり徳をしてー!!!

ってぶつぶつ文句言ってる人におすすめ。
ほんとに顔だけかい?って反省するよ。

さてさて内容ですが。
トントン読めるんだけど、楽しいんだけど、ガツンと心に響かない。
最後のはハッピーエンド?だよね?

もし、あたしがすっごい美女になれたら彼よりはうんと上手にモテる自信がある!
でも現実の私は美女ではないので、やっぱり「顔が好き!」って言う人より「性格が好き」って言ってくれる人のほうが安心して自分を見せられるから、このままでいいや。

彼は顔より性格が大事って最後に気づくけど、それもブ男→美男になった経験があったから。
やっぱりブ男は嫌だ。
・・・とsonatineは思います。
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