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るきさん

るきさんるきさん
(1996/12)
高野 文子

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読書ブロガーさんで紹介されていて、ずっと気になっていた作品。
図書館で探すもなく、すっかり諦めていたとこに文庫版で登場。
早速買って読んでみた♪

独身、キャリアなしのマイペースるきさんの生活マンガ。
1988~1992年に連載されていたもので、私の年齢がやっと二桁に突入するかしないかの時期に書かれたものです。
ネタとか笑いどころは時々「???」なところはありましたが、るきさんのマイペースっぷりに好感が持てました。
るきさんみたいになりたい!なれない羨ましさみたいなのが自分の中にあると思います。
雰囲気的にはサザエさんっぽいですね。
笑いどころがよくわからないけどほのぼのしていていいなぁ~。
これはこの世代の人に良いかも。
あたしには早すぎた~(^^;)
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檸檬のころ


豊島 ミホ / 幻冬舎(2007/02)
Amazonランキング:48608位
Amazonおすすめ度:


<評価>
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<感想>

「地味な人なりの青春」をいつか書きたいと思っていました。
女子高生なんてだいたい派手に遊んでるイメージ、でなければ逆にすっかり病んでしまってるイメージが氾濫する今ですが、地味な高校生活を送ってる子達だって相当数いるはずです。
その地味な生活に輝く一点の星にスポットを当てて書こうと決めて、この連作短編集に取りかかりました。


作者の豊島さんは底辺女子高生を読んで好きになりました。
珍しく同年代の作家さんで同じ底辺生活を送った経験のある私としては、とっても気になる&楽しみな作家さんですラブリィハート
檸檬のころは映画化されていて、あ、読んでみよっかなーと気軽に読んだんですが、思いの外よかったです。
やっぱり底辺話は懐かしい。
地味な子が目立つこに話しかけられただけで舞い上がったりとか、
自分もいつか「飛べる」と思っていて特別視してるとことか。
今ではそういうボーダーが気にならなくなったけど、あの頃はそればっかり考えてました。

頑張っている人は格好良い、なんて大嘘だ。
そりゃあ、格好良い人が頑張っている姿は大変格好良いに違いない。
普段格好悪い人でも、頑張って何かをやり遂げた時には格好良く見えるかもしれない。
でも、できないことをいつまでもジタバタ、何年も何年も続けている奴なんて、痛々しいだけだ。


これは真実だなーと思います。
頑張る=かっこいいキラキラならみんな努力を惜しまないって。

でもね。頑張るって人のためじゃないと思うんですよ。今は。
自分のために頑張る。
人の目も気になるけども、それよりも目の前のことに集中する。
それが、本当に頑張るということかなぁと今は思います。

当時は自分は特別と思ってて、頑張りを評価されなかったり頑張っても成果ができないとかっこ悪いと落ち込んだりしてました。
今もそうです。
だけど、当時と違って努力する目的は自分個人のためだったりやらなきゃいけないという義務だったりするわけだから人のせいにできないし、人の目なんて(気になるけどアップロードファイル)なるべく気にしないようにしています。

話はそれましたが、進学や友人関係、恋愛、目を背けてた自分の見にくい部分など、高校生は悩みが盛りだくさんですね。
私は恋愛とは無縁でしたから、うらやましく思いました。
そんな中、進学のために別れを決意するお話がありました。
きっと私の高校でも、進学や上京を理由に別れることになったカップルがたくさんいたでしょう。
正直、高校生のお付き合いは羨ましいですが、高3の「もし離れ離れで別れるなら・・・」と考えるとその時期だけは勘弁して!と思います。
好き同士で別れるなんてつらすぎですもん!!!
私の友達は遠距離になってしまいましたがお付き合いを続行することになりましたが・・・。
進学や就職は新しい場所や人との出会いで気持ちがすれ違いがち。
今の私なら・・・。別れることが互いにとって良いと思いつつも好きだったら別れない。
だって社会人だからお金もあるし、ケイタイやメール。映像チャット使えばタダでテレビ電話だってできる。
なんて便利な時代でしょう!
・・・まぁ遠距離体験者なんで本音を語らせてもらうと、遠くのメロンより近くのみかんは本当かもしれません。

大人になってしまうと損得勘定がどうしても入ってしまいがちですが、
高校のときってあんまり考えてなかったなぁ。
自分の気持ちにまっすぐで、不器用で失敗ばかりして(今もそうだけど)
檸檬のようなすっぱくてさっぱりとしたきれいな感情。
そんな気持ちを思い出させてくれます。

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I LOVE YOU

I LOVE YOU (祥伝社文庫 ん 1-42) I LOVE YOU (祥伝社文庫 ん 1-42)
伊坂 幸太郎、石田 衣良 他 (2007/09/01)
祥伝社

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<評価>
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<感想>
知人のAさんが伊坂さんにはまっていたのをきっかけに読んでみました。
作家さんは、
伊坂幸太郎さん、石田衣良さん、市川拓司さん、中田永一さん、中村航さん、本多孝好さんです。

伊坂さんもよかったけど、他の方もとってもよかったです。
石田衣良さん、中村航さんはずっと苦手意識があったんだけど、サラっと読めました。

そう、このアンソロジーを一言で言うならサラっと読める男性視点のラブストーリーです。
読みにくい話はありません。
山あり谷ありの展開はない、日常のワンシーンを切り取ったかのような小さなお話です。
女性が主人公のラブストーリーが多いんですが、片思いする男性のお話も好きですハート(赤)
個人的にオススメは、ノーマークだった中田さんの「百瀬、こっち向いて」と中村航さんの「突き抜けろ」です。

「百瀬、こっち向いて」は兄のように慕ってる人から、浮気をカモフラージュするために浮気相手と付き合ってるフリをしてほしいと頼まれるお話。
この男の子が底辺に位置する地味な男の子。
私も高校時代は底辺にいたから考えてることがすごく共感できる。

「突き抜けろ」は、振り回されるのが嫌だから電話やデートの回数などをきっちり計画してしよう!という臆病なタイプの彼女を持つ男の話。
電話がなかったり、つれなかったりすると「あー私何かしたかなぁ???」って不安になる気持ちすっごくわかる。
だからと言って、回数とか時間まできっちり決めようとは思わないけど・・・それを受け入れた彼氏さんはエライなぁ。
その彼氏さんの友達のお話が中心になってくるんだけど、
その友達にはすごく好きな人がいて、でも自分がふさわしい男になるまでは告白しないと思っている。
そんな友達に対して、

坂本はそういうことを、特別なドアの向こうで行う、特別なダンスだと思っている節があった。
多分坂本は、有りもしないドアの向こう側を想像している。
底では坂本と飯塚さんが華麗なダンスを踊っている。
だけど底で踊っているのは、僕らと同じクラスの飯塚さんじゃないし、ましてや坂本でもない。
坂本がそんなに軽やかなステップで踊れるわけはないし、飯塚さんだって、きっとそんなダンスを好んではいない。



何かこれ、自分にものすごく当てはまる気がします絵文字名を入力してください

仮に飯塚さんが坂本の言うような素晴らしい女性だったとして、
それに相応しい坂本とは、どれほど素敵な男なんだろうか。
お前は一体、何世紀かけてそんなものになろうというのか・・・。



これも、恋する女性に多いかも!と思いました。
もう少しきれいになったら・・・ダイエットしたら・・・。
この二つのセリフにズキューンと心を射抜かれました。
恋愛の玄人のセリフですよね。
普通にしていて、好きになってお互いをしっていく。
こういうのが長く続く恋愛なんだな、と思いました。

結構普通の恋人たちを描いてて、昼間にのんびりと読んだらいいかも。
世間ではいろいろ、モテる秘訣としてわがままを言え!とか尽くしてもらえ!とかのノウハウ本があるけど
私たちの大半が望むことは、大恋愛でもなくこういった日常にありふれたフツーの恋愛なんだろうなぁ。
のんびり読むのにいいですねにっこり

戦争のつくりかた

硫黄島からの手紙を見て、一緒に見ていた職場の同僚が“絶対戦争はしない宣言”をしてたけど、そうも言ってられないぞとこの本のことを思い出しました。

戦争のつくりかた 戦争のつくりかた
りぼん・ぷろじぇくと (2004/07/27)
マガジンハウス

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世界がもし100人の村だったら、っぽいつくりのわかりやすい本。
子ども大人も読めますし、一度は読んでみたほうがよいと思う。
戦争の大部分は国民の意思でされるものじゃない、というのがよくわかる。
戦争=悪。それは誰でも知ってること。
しかし、有無を言わさず戦争が続いているのは国家的な規制が働いているから。
国が戦争をやると決め、真っ当な理由を掲げ、それに反対する人を取り締まったら日本でも戦争は起こりうる。
その過程が本当に現実味が合って、怖かった。

何もできないかもしれない。
国と言う大きな集団の中でちっぽけな存在でしかないけど、
情報に惑わされずに正しいことを見極め、戦争はいかなる理由があろうとも人を不幸にするもの、いけないものと認識することが戦争をしない第一歩かな、と思います。
映画でもいいし、本でもいい。場所に行ってもいい。
戦争はしてはならない。
そういうのを感じることが必要だと思う。

治療島

治療島 治療島
セバスチャン・フィツェック (2007/06/21)
柏書房

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ベルリン市内に開業する有名な精神科医ヴィクトル・ラーレンツ博士の12歳の愛娘ヨゼフィーネ(愛称ヨーズィ)が、目の前から忽然と姿を消した。診療所すらも畳み、死に物狂いで捜索する父ヴィクトル、それでもなお、娘の行方は一つの手がかりすらつかめなかった。
失踪から4年後、失意の底に沈むヴィクトルは、気持ちの整理のため、北海にある小さな島、パルクム島の古い別荘に引きこもっていた。そんな彼のもとへ、アンナと名乗る美しい女性が訪ねてくる。自らを統合失調症だと言い、ヴィクトルの治療を求めて自分が悩まされている妄想について語り始めるアンナ。それは、ヨーズィによく似た少女が、家族の目の前から突然姿を消す物語だった物語の誘惑に抗しきれず、二人だけの治療を開始するヴィクトル。しかしそれは、吹き荒れる嵐の中ではじまる、不気味な≪治療≫への入口なのだった。



<評価>
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<感想>
ダ・ヴィンチの11月号にプラチナ本として紹介してあったのでよんでみました。
たしかに評判通り一気読み。一気読み以外ありえない。
この本は絶対スピード勝負。
分割読みなんてしたら、面白さ半減ですね。
私、洋書は入り込みにくくて本当に苦手なのですが最初っからスムーズに入り込めました。
読んでも読んでも、不安。
登場人物すべてが怪しく感じる。主人公の見ている世界さえも怪しい。
最後に近づくにつれて普通は抽象だったものがパっと開けるんだけど、
この本は最後に近づくにつれてどんどん不安になっていく。
いや、なんとなくねネタは予想つくんだけど・・・。

大部分の幻覚はただ単に、自分は無能で邪悪で生きる価値のない人間だという意識を患者に植え付けるためだけに出てくるのだ。



このフレーズが一番印象に残りました。
無から悪を生み出し、自分自身を傷つけるために自分自身の頭を使っていく。
想像できない地獄だろう。
自分で自分を苦しめる、と言う言葉があるけど、病的なもの以外ならば
冷静な自分がいる。
助けてくれる人や信用できるひとがいる。

精神の病、というのは本当にひとりぼっちなんだな、と思った。
同時にそのひとりぼっちの世界から救い出す精神科の医療チームは
すごいなぁと思った。

正直面白いか面白くないかと聞かれると、そこまで面白いとは思わなかったんだけど、一気に読ませる力はものすごくあります!

うちのパパが言うことには

うちのパパが言うことには うちのパパが言うことには
重松 清 (2005/04)
毎日新聞社

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「生きる」って、ただそれだけで、けっこうすごいじゃん、とぼくは思うのだ…。家族、友、街、絆をみつめ、自らの歩みを綴った、2001年夏から2004年の暮れにかけて書いた短文の中から自選したエッセイ集。



重松さんの考え方、好きだなぁ。
普段、表面的なものばかりとらわれがちだけど、
(たとえば、言葉ばかりのポジティブシンキングとか)
重松さんの場合、物の本質を見る力がすごい。
だから気づかなかったことにハっとさせられる。

小説でもかなり好きだけど、エッセイも気軽に読めるのがいい。
父親の視点が知りたくて読んだんだけど、重松さんの暖かい視点はジェネレーションギャップを感じることなく読めました。

特に、事件があるたび娘を心配して、被害者・加害者の親になったらと考える話がよかったです。
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