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ハッピーライフ


廣瀬 裕子
Amazonランキング:17757位
Amazonおすすめ度:


今年を締めくくる一冊は大好きな廣瀬さんのハッピーライフ、という本。
古本屋をふらふら~っとしてたら100円で発見。
即買いでした。

廣瀬さんの本は、自分に素直になったら毎日が心地よく過ごせるよって教えてくれる。
ふっと肩の力が抜ける。
廣瀬さんの本を読むようになって、自分の声がわかるようになってきた。

素晴らしい本はたくさんあったけど、2008年のベスト本は、最後の最後に読んだこの本。
題名も内容も、年末に読むのにちょうどいい本でした。
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ヘヴンリー・ヘヴン


恋人と別れてから妊娠に気づいた董子は、その子をどうするかも定まらないまま、四十にして片思い中の従兄の恋を見守るが―『なまけものの恋』。料理人に転身した繭のもとに、試食と称してやってくる元・先輩社員の男ふたり。三人とも、うまくいかない恋を抱えていて―『ヘヴンリー・ヘヴン』。「会ってほしいひとがいるんだ」そう言って弟が連れてきたのは男性。一瞬自分の恋人候補かと思った聡子だが、彼はやっぱり弟の恋人で―『彼女の或る日』。“いい大人”と呼ばれる年齢だけれど、なかなか恋はうまくならない女性たちの姿を、あたたかく描く短編9作。


沢木さんのこの本がとてもよかったので、購入してみた。
こちらは短編集です。
ずっと、読書する気も、遊ぶ気もでてこなくて、ちびちび少しずつ読んでいきました。
そうして、ゆっくりゆっくり自分の中に入れていって、
こうやって読みたい時に好きなように読めば良かったんだなって思いました。
短編はちびちび読むに限ります。そう、気づきました。

沢木さんはこれから大いに期待できる作家さんだと思います。
このヘヴンリー・ヘヴンを読んで、安定、じゃなくて勝手ながら進化している印象を持ちました。
なんというのかな・・・短編集のできがアンバランスな気がする。
ものすごく「お~!」と思うのもあれば、ぱっとしないのもあって。
差が激しい感じがしました。
それがいいのかわるいのかわかりません。
ぱっとしないインパクトのない話も、読んでいてとても穏やかになりました。
沢木さんの文章を読んでいると、切なさともどかしさと安らぎが胸にわーって広がって、
とても落ち着きます。

個人的には最初のファルファッラが一番好きです。
妻を亡くした夫と、その妻の妹のぎこちない関係。再生の物語。

変わりたいあなたへの33のものがたり


別に変りたいと思ってるわけではないですが、立ち読みしていたら思いの外面白かったので購入してみました。
おとぎ話と私たちの身近な話をひっくるめた物語が載ってます。
哲学本は小林正観さんにはまっているので他のものには興味がなくて、
またこういう本は押しつけがましくてなんだかなぁ・・・と思ってたのですが、
意外にホロリと泣いてしまいました。
これを読んだ時に、本当に本当に精神的に弱っていて、話がとても心にしみました。
読むべくして読む本。
そんな気がしました。

めったに風邪をひかなかったのに風邪をひいていた私。
目的がなくて、どうやって毎日を過ごしたらいいかわからない私。
失敗をしたくなくて、運命に逃げていた私。

そんな私にたくさんのメッセージを与えてくれました。
おかげで元気です。

この本のいいところは、おとぎ話と現代の話をまぜてものがたりとしていることで、
ぐっと親近感がわくところ。
読者がどう感じ、どう変化したか、そして自分と同じように弱っている状態から力を取り戻す経緯がとても勇気づけられました。
ちょっと、押し付けじゃない?って思うところもあるけど、私はこの本が読めて良かったなぁと心から思います。

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