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風待ちのひと

伊吹 有喜
ポプラ社
発売日:2009-06-19


“心の風邪”で休職中の39歳のエリートサラリーマン・哲司は、亡くなった母が最後に住んでいた美しい港町、美鷲を訪れる。哲司はそこで偶然知り合った喜美子に、母親の遺品の整理を手伝ってもらうことに。疲れ果てていた哲司は、彼女の優しさや町の人たちの温かさに触れるにつれ、徐々に心を癒していく。
喜美子は哲司と同い年で、かつて息子と夫を相次いで亡くしていた。癒えぬ悲しみを抱えたまま明るく振舞う喜美子だったが、哲司と接することで、次第に自分の思いや諦めていたことに気づいていく。少しずつ距離を縮め、次第にふたりはひかれ合うが、哲司には東京に残してきた妻子がいた――。



★★★★☆

お友達に「おもしろいよ」と紹介されて読んだ本。
前半、なかなか盛り上がらなくて辛かったけど、だんだん面白くなってきて、
やめられなくなった!
後半はとくに、どうなるかドキドキ・・・。
いやぁ、面白かった!!!伊吹さんすごいっす!別のも読んでみたい!!!

この本を読んで、わたしは喜美ちゃんみたいなおばさんになりたいと思った。
若いね~きれいだね~と称賛される人よりも、頼りがいがあって、みんなに慕われて、
でも自分のとっておきの女の部分をひとりだけわかってくれる人がいる。
若い子と張り合って、美に執着してる人よりもずっと美しい感じがする。
もちろん、キレイに越したことはないんだけど。

恋っていいなぁとしみじみ思った。
そして、年齢とともに、恋に求めるものも変わっていくのだと。
哲司の奥さんは、ヒステリーに描かれているけど、私は彼女に共感してしまった。
彼女の立場だったら、旦那が病んでしまったのなら自分が頑張るしかないし、
関係が冷え切ってしまったのなら、他の手をつかんでしまうことだってあるかもしれない。
何が、誰がわるかったのか。どうしてこうなっちゃったのか。
それは時間とともに、求めるものが変わっていったからで誰が悪いとかほとんどないんだろうなぁ。
喜美ちゃんも今だから哲司と求めるものが同じだけど、若い時だったらくっつかなかったと思うし。

私も風待ちの人です。早く追い風来ないかなぁ。。。
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白いひつじ

長野まゆみ
筑摩書房
発売日:2009-11-27


進学のために上京した鳥貝は、大学で出会った学生に、ある男子寮を紹介される。二階建ての洋館に住まう〈おとな〉な男たちに、17歳の鳥貝は翻弄されるばかり。揺さぶられる気持ち、蘇ってくる微かな記憶……。生意気で才気溢れる青年たちと、素直で愛らしい少年が紡ぎ出す、春のような物語。



★★☆☆☆

長野作品の耽美で、ファンタジーっぽい世界観が好きです。
今回もそれっぽい話なのですが、なんか読んでて、
「なんかこいつら気持ち悪いぞ」
と思ってしまった(^^;)

初対面からやたらとちやほやされる主人公とか、
男子寮なのに、部屋が潔癖すぎるほど整理整頓されてるとことか、
寮の規則がややこしいのに「かったりーよ」と誰も言わないとことか・・・。
不自然!
大学生ならもっと遊ぶだろ?女好きだろ?ってか男子寮で世話人がいないなら、もっともわ~っとした汗臭さがあるだろ?
なんなんだ、この潔癖感!!!

寮生活未経験なので、ちょっと憧れてたんだけど
私なら絶対入りたくないですね。

話自体は普通なんだけど、好みじゃなかったわ。

インディペンデンス・デイ

楽しみじゃない?いちから始められるなんて。すごいじゃない?誰にもたよらないなんて。ひとりの女性に、ひとつの独立を!さまざまに悩み、しがらみに揺れる女性たちに贈る連作短篇集。


★★★☆☆

本屋さんで帯に惹かれて読んでみました。初・マハさんです

「自由になる」っていうことは、結局「いかに自立するか」ってことになるんです。
ややこしい、いろんな悩みや苦しみから


の一言に凝縮される、女性の葛藤からの旅立ちを描いた一冊です。
すごく読みやすくて、読み心地よく、さわやかな短編集。ちょっとウルウルしてしまった。
とくに「お宮かみわら」がいい。すごくいい。
独身女性、一度読んでみて欲しいお話です。

どの話もいい話なんだけど、もう一歩物足りない感じがした。
携帯小説っぽい感じ。
雰囲気は好きなので、他のも読んでみます。

少年少女漂流記

少年少女漂流記 (集英社文庫)
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僕はみんなと同じようにうまくやれているだろうか?このままちゃんと大人になれるのだろうか?友情、恋愛、容姿、不登校、家族…抱えきれない不安と過剰な自意識にさいなまれて、少年少女たちは非日常の別世界に迷い込む。妄想か、現実か。漂う彼らが行き着くのはどこなのか。古屋兎丸と乙一、二人の鬼才が鮮烈に描き出す揺らぐ10代の心模様。ひたむきでちょっぴり痛い青春物語の傑作。


★★★☆☆

面白かったです!それよりも悔しいっ。
これ、10代のころに出合いたかった~!!!
乙一の文庫を見かけ、久しぶり~と喜んで手に取ってみました。
マンガなので、読みやすい。
乙一はやっぱりおもしろい。早く新作が読みたい。
個人的に、お菓子と戦うダイエッターの女の子の話が好き。

「愛」という言葉を口にできなかった二人のために

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誰もが回顧する、「あのとき言えていれば」という甘美な思い。だが、愛を口にできなかった者たちの物語とは、愛が成就しなかった者たちの物語でもある―。『ブロークバック・マウンテン』『フィールド・オブ・ドリームス』『プリティ・ウーマン』…。スクリーンに映し出される一瞬の歓喜と哀切を鮮やかに手腕で浮き彫りにする珠玉の三十二編。


★★★★☆

おぉお~、ジェントルマン!!!
映画の評論を読んでるうちに、沢木さんの渋みや鋭さ、カレセンならではの色気に魅了されました。
(お顔は知らないけど)
有名なあの映画や、知らない映画も、ストーリーをわかりやすくそして、イマイチな点、面白い点を説明してあるので、映画って深いなぁと着眼点にためいき。
素敵な本でした。

枯骨の恋

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まもなく40になる独身の真千子が独りで住まうアパートの部屋の何もない壁には、捨てた恋人、博也の骸骨が立っている。かつて共に暮らした博也は、真千子と別れて間もなく病死。捨てたといううしろめたさが骸骨という幻影を生み続けているのだ。ある日、知り合ったばかりの男を初めて部屋に入れた夜、暗闇の中で男の愛撫に博也の癖を見つける。今、自分を陵辱しているのは何者なのか、明かりがついたとき、真千子が見たものは…。受賞作「枯骨の恋」ほか、30代から40代の女性たちの情念を描いた7つの物語。『ダ・ヴィンチ』『幽』主催第3回『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞作。


★★★☆☆

お友達に勧められて読んでみた本。
ホラーです。グロテスクさはないけど、胃がひゅーひゅーする寒さでした。
怖がらせようとするのではなく、気持ちの動きを丁寧に書いてあるので、
どこか美しさも感じられる。

ひとと、人の埋められない溝からわき出てしまった物語で、
他人の考えてることはわからない。
繋がれない。信じられない孤独さ。
人間って寂しいな、と思いました。

「アブレバチ」という話が一番ぞっとした。
会社にいじめ抜かれ自殺した同僚が、その母へ裁判を起こそうとすすめる。
裁判には否定的な母。閉鎖された村の、生き様。
そして、ラストは・・・

面白かったです!ぜひ読んでみて。

悪戯王子と猫の物語

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森博嗣&ささき すばる

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一度しか読むことができない物語を旅する悪戯王子と猫。彼らが出逢う20の物語は、ときには優しくときには残酷、ロマンティックでしかもリアリスティック。無垢と頽廃を同時に内在する、ささきすばるのイラストと、詩的な森博嗣の文章とが呼応し、次々と展開するイメージ。観念の世界を揺蕩(たゆた)う大人のための絵本。


★★★★☆

この本、好きです!!
文章もとっても素敵ですが、絵がすっごく神秘的。
それだけでも必見です。
お話は不思議な話ばかりそろえてある。
中には、私の頭では「何がいいたいんだろう?」ってわからないものもあった。
でも、わからないのも気持ちいい。
読んでいて、常識、しがらみ、私を縛っているものから解放され、
自由に感じる楽しさを存分に味わった。

クク氏の結婚、キキ夫人の幸福

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朝日新聞出版 2009-10-07
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★★★☆☆
角田さんがずいぶんお好きなようなので、真似して読んでみた。
なるほど、さばさばしている。
くどくど回りくどい表現で心情を伝えようとはしない。
事実を、現実を描いているのに、ときどきそれが余計に気持ちとして伝わってくる。
この話は、ドロドロしている光景なのに、何も伝わってこない。
さめざめ泣いたってどこか冷めている。
物語を物語として楽しむ本だった。嫌いじゃない。

私たちには物語がある


まるごと物語にのみこまれることの至福。すべての本とすべての本を必要とする人へのラブレター。


★★★☆☆

角田さんの好きな本のレビューを集めた本です。
前半は本と角田光代がいかに深く関わってきたかを垣間見ることができます。
後半はちょっと抽象的すぎて魅力が伝わりにくく、ぶっ飛ばして読む個所も。
でも所々にドキっとすることを書いてあり、読みごたえがありました。
なかでも、今日もやっぱり処女でしたのレビュー。
だから私たちは排除されないようにふつうぶるのではなくて、自分自身の居場所を自力で作らなければならない。
のところにドキっとした。

ダイエット。好感度を上げるように努力すること。
その目的がフツーになること。嫌われないことだとしたら、その先は自分らしさなんかない。
ずっと偽ったり、努力し続けなければならない。
ダイエットはともかくとして、違いこそが個性としたら、自分のことを好きになれそうな気がした。

読書は本の力量だけじゃなくて、私たちの歩んできた人生によっても左右される。
「この本がすき・きらい」「感動した」「つまらない」
今の自分や周りと照らし合わせて感じることはそれぞれ異なる。
そして本も、自分の成長とともに、変化していくものなのかもしれない。
読書レビュ-の本なのに、これから本とともに歩む自分の人生について考えさせられる本だった。

僕のとてもわがままな奥さん


きれいな奥さん。なんでも上手にこなす素敵な奥さん。幸せなご主人。こんなパッとしないご主人にどうしてあんなに美人の奥さんが?…でも違います。誰にも言えませんが、僕の毎日は、ちょっと地獄なのです。とてもきれいでわがままな奥さんナオミと結婚したジュン。二人が繰り広げる愛と涙の日々を綴る、笑えてほんのり温かい長篇小説。


★★☆☆☆

ラビット病 (新潮文庫)がとても好きなので、こういう設定はむしろ大好きなのですが、この奥さんが受け付けなかったです。
もうちょっと優しさとか、旦那さんに対しての愛情をしめしてほしかった。
読みながら、イラっとしました。
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