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星がひとつほしいとの祈り

星がひとつほしいとの祈り星がひとつほしいとの祈り
原田 マハ

実業之日本社 2010-04-15
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三十代半ばの文香は、著名コピーライターとして知られた存在だったが、恋愛だけは不器用。上司との不倫旅行に嫌気がさし、松山へやってきた文香は、ホテルでマッサージを頼んだ。マッサージの老婆は文香の体に触れながら、戦時中の話を始める。裕福な貴族院議員の家に生まれた彼女は、目が不自由だったため、いつも女中のヨネに支えられていた。彼女が恋をした家庭教師が出征することになり、ヨネが彼女と家庭教師を結びつけようと…(表題作より)。二十代から五十代後半まで、それぞれの世代の女性が遭遇した試練や人々のあたたかさ。娘として母として、女性が誰でもむかえる旅立ちのとき。人生の旅程を指し示す七つの物語。


★★★★☆

書店で見たときに、すごくきれいな本だなぁと思いました。
読み終わった後も、きれいな本だなぁとしみじみ思いました。

ずばぬけて好きなのは表題作。
これが真ん中にあることで、本の中のメッセージ性をうんと意識して読むことができる。
登場人物たちと同じように、暗いトンネルにあっても、終わりのないトンネルはない。
暗くて不安なトンネルの中も、幸せへの希望への通過点として人は歩んでいける。
たったひとつでも、星のような希望のような、何か一つを手にできたなら。

ずっと、なにかきっかけがほしいと思っていました。
自分だったり、特技だったり、信じられる何かだったり。
何か一つでもあれば、いいのに。
私の中に、キラキラと輝いている人の少しでもそれがいつか目覚めないかなぁ?
ポロロロンって音が急になりだして、人生が鮮やかにならないかなぁっていつも思ってた。
それはそばにあるのかもしれないし、これから見つかっていくのかもしれない。
切実に、ささやかな幸せを守ろうとする。
それを見つけようとする。
その中に、きっと私もいるんだと思える幸せ。
ひとりじゃないんだと思える幸せ。
この本に出会えた幸せが嬉しい。
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損料屋喜八郎始末控え

損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)
山本 一力

文藝春秋 2003-06
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上司の不始末の責めを負って同心の職を辞し、刀を捨てた喜八郎。庶民相手に鍋釜や小銭を貸す損料屋に身をやつし、与力の秋山や深川のいなせな仲間たちと力を合わせ、巨利を貪る札差たちと渡り合う。田沼バブルのはじけた江戸で繰り広げられる息詰まる頭脳戦。時代小説に新風を吹き込んだデビュー作。


時代小説にチャレンジ!
はあさっこさんの記事がとっても魅力的だったので、お願いして読みやすい本を教えてもらいました。
ありがとうございました(^^)

時代小説なので表現が難しかったりするのですが、義理と人情、そして知恵を巡らせ、ピンチを潜り抜ける喜八郎がかっこよかったです。結婚話の助太刀をするとこが好きでした。
「不景気だ、賄賂だ」は、いつの時代もあるんだなー。
でも、江戸時代のほうは生命力にあふれていて貧しくてもパワフルな感じがしました。

ひとりたび1年生

ひとりたび1年生ひとりたび1年生
たかぎ なおこ

メディアファクトリー 2006-11
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★★★★☆

お友達に、「この本、やばいっ!ひとり旅に行きたくなるよ~」
とプッシュされたので読んでみた。

かわいいたかぎさんのイラストにほっこりしつつも、ひとりたびビギナーの私としては、
ひとりでいることの手持ちぶたさやちょっとのさみしさなんかも共感しまくり。
変にこなれてないところがほほえましくてよかったです。
京都、いきたーい!

カスタム・チャイルド

カスタム・チャイルド (電撃文庫)カスタム・チャイルド (電撃文庫)
壁井 ユカコ 鈴木 次郎

メディアワークス 2005-04
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「あー…そっか、もしかして俺しばらく音信不通だった?」『一周間。さすがに死んだかと思うだろ』そんなにたってたっけ。どうりで六月も終わるはずだ。―三嶋は友人の電話に起こされ、寝ぼけたままバスルームへと向かった。ふと、戸口に人の気配がし振り返ろうとした時、首筋にあてられた刃物の感触に全身が凍りついた。「動かないで。動いたら切れるよ」三嶋の前に突然現れた少女マドカ。三嶋の夏はこうして始まった―。


★★☆☆☆

好みじゃなかった・・・

シアター!

シアター! (メディアワークス文庫)シアター! (メディアワークス文庫)
有川 浩

アスキー・メディアワークス 2009-12-16
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小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。


★★★★☆

面白かった!さすがは有川さん。
今回はラブ度は低めだけど、ところどころにちらほら。
兄弟は、すごく仲良くて、しかもモテエッセンスを撒き散らしてる素敵男子でした
あたしは断然、お兄ちゃん派です!!!
でも牧子さんもカッコイイし、巧くんの甘え上手さにちょっとニヤけて困った。
これ、続編出そうな気がする・・・。
もっと、でっかいピンチがちらほらあるかな~と思ったけど、意外とすんなりいったのが、物足りないというよりほっとした。
お金が中心になってたのがちょっと残念。チョコレートコスモスみたいに演技のことにも触れてほしかったなぁ。
ともあれ、とっても楽しい読書になりました。

中にメディアワークス文庫のキャッチコピーが入っていました。

ずっと面白い小説を読み続けたい大人たちへ

「不幸せではないけれど、幸せと言うほどでもない」
「からだは動いているけれど、心が動いていなかった」
そんなひとりひとりのあなたが、
ドキドキして、ワクワクして、
無我夢中な自分と、もう一度出会うために。
今までにないエンタメノベル、できました。


すげぇ。最高のライターがいたもんだ。
心を鷲掴みにされたわ。
メディアワークスの文庫、話も面白そうだし、買ってみようかな。

告白

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

双葉社 2010-04-08
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★★★★☆

職場のひとに貸してもらいまいた。
後味が悪いと評判の作品で、確かに救いのかけらもなかったですが、気分を害することなく読めました。
むしろ生っちょろい結末じゃないことに、スッキリ。
そんな自分がおかしいのかな・・・と少し不安にも思えました。

根本的に優しさや愛情、素朴さをもっていながらも、通じない、耳に入らない、空回り。
みんな自分のことばかり正統化して大人ぶって、自分だけはさもわかってるふりをする。
追いつめられた人間は、どこまでも自分勝手で、残酷で、他人のことなど考えもしない。
けど、その核にある願望はあまりに幼くて、そのギャップに驚く。

特別な子たちとは思えない。
追いつめられて、いっぱいいっぱいになって他人のことを考える余裕がなくなったんだ。
もともとは自分を認めて、居場所が欲しかっただけなのに・・・。
こうなると、この負の連鎖を引き起こした犯人を引き出したくなる。=母親か?
懲らしめて、懺悔させて・・・これも連鎖のひとつか。
復讐心って醜いなぁ。
「他人とはわかりあえない」と突き放した作品ではなくて、伝わらなかった故に起きてしまった。
そこが悲劇でもあるけど、救いでもある。

すごく面白くて一気に読めました。
そして、深く考えさせられました。
届かない人に、どうやって伝えられるのか。
最終手段として、彼女のとった方法しかないような気もしてくる。
うーん。

ウォーリーをさがせ!きえた名画だいそうさく!


久しぶりに見つけたので借りてきました。
続編の方はかなり難しくなってて、ウォーリー顔だけしか見えてなかったり、彼女さんや犬(のしっぽ)、悪そうな人や仙人、アイテムなどレベルアップ!
軽くイライラするけど、見つけた時の達成感は爽快!
昔はまってたなぁ。懐かしさでいっぱいになりました。

炎上する君

西 加奈子
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2010-04-29



恋に戦う君を、誰が笑うことができようか?何かにとらわれ動けなくなってしまった私たちに訪れる、小さいけれど大きな変化、奔放な想像力がつむぎだす不穏で愛らしい物語たち。



★★★★☆

西さんが自由に楽しく書いたという短編集。
何が言いたいのかさっぱりわからない不思議な話もあるのだが、西さんに限っては嫌じゃない。
話は話を楽しめばいい。

「ある風船の落下」が特にいい。
ファンタジーなのに、叫びたくなるような癒しがあった。
西さんの本を読むと、美しさを考える。
外見上の美しさが何?美しいというのは、自分が好きでいられたら。一つでも自分を持てたらいいんじゃない?
そういう漠然とした倫理観が心地よくて、何が言いたいかなんて正直どうでもいい。
心を解き放て。
この人の本を読むとすべてが許されている気がするのだ。

Story Seller


これぞ「物語」のドリームチーム。日本のエンターテインメント界を代表する7人が、読み切り小説で競演!短編並の長さで読み応えは長編並、という作品がズラリと並びました。まさに永久保存版アンソロジー。どこから読んでも、極上の読書体験が待つことをお約束します。お気に入りの作家から読むも良し、新しい出会いを探すも良し。著作リストも完備して、新規開拓の入門書としても最適。


★★★★☆

濃かった~。まさに短編並みの長さで長編なみに読み応えがある!
一つ一つのお話がしっかりしてるので、なかなか次の話にトリップ出来ずにもやもや。
じっくり読む、読書ファンにはたまらない一冊。

有川さん、さすがでした。本のタイトルを名乗ってるだけあって、一番読み応えがありました。
目を背けたくなる恐ろしい描写の中で、希望の光が浮き彫りになって気持ちを弄ばれました。
どうしてくれる・・・うぅ~。

でも一番好きだったのが、米澤穂信さん玉野五十鈴の誉れ
これ、すごくよかったです!
抑圧されたお嬢様と、使用人五十鈴の物語。
古風で重苦しい伝統に縛られながらも自分を生きようとする主人公と、過酷な未来。
そして五十鈴のきもちがわからない。・・・はずなのに、二人の絆は確かにあると信じられる。
五十鈴というキャラクターがとても魅力的だし、主人公の女の子の純粋さが好き。
そして、最期の終わり方・・・やられました!
米澤さんは春の魔法のおすそ分けを一回読んで、合わないと思ったのですが、もったいないことしてたわ。

「面白いお話、売ります」
この売り文句は嘘じゃない!
アンソロ、いいなぁ~。いろんな作家さんに触れて、いろんな世界を知れて大満足♪
読書好きにますます火がつきました

体育座りで、空を見上げて


大人の階段を昇るのってすごくしんどい。五分だって同じ気持ちでいられなかった、あの頃。今もっとも注目の著者が、読者を瞬時に思春期へと引き戻す、おかしくも美しい感動作!野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞受賞第一作。


★★☆☆☆

>大人の階段を昇るのってすごくしんどい。
のひとことに凝縮されてる。
あのころに戻れたら、って考えるときあるけど、これを読んだらもう絶対に戻りたくなーいって思った。
そのぐらい、再現されてる。
とはいえ、親への八つ当たりのシーンはちょっと引いてしまい、主人公が好きになれなかったので★は少なめで。
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