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Story Seller〈2〉


★★★☆☆

<1>がおもしろかったので、2も読んでみました。
うーん、イマイチ乗れなかったなぁ。

●沢木耕太郎 マリーとメアリー
エッセイなのかな?ブラディー・マリーというお酒の由来の話。
ふーん。

●伊坂幸太郎 合コンの話
3対3のごく普通の合コン。
ひねりは多少あるけれど、普通に終わっちゃった。

●近藤史恵 レミング
サクリフェイスのスピンオフ。
毎回面白いけど、別のテーマを読みたくなる。

●ヒトモドキ 有川浩
ゴミ収集癖のある、不潔なおばさんの執念。
老後のためなら身なりなんて気にしない!
ためにためたお金は、何としてでも駆け引きに使いたい。
だってそれしか武器がないのだから。
その執念にぞぞっとしました。気持ちが悪かった。
気持ちがいい話じゃないけど、いちばん面白かった。

●リカシブル・リブート 米澤穂信
転校生の女の子。親は血のつながらない母と弟。
家族の間に枠があって、その枠に入れない。
転校したから、その中にも入りにくい。
枠に馴染もうとする女の子の孤独感が伝わってくる作品でした。
最後にちょっと希望があるのがよかったです。

●444のいっぺん 佐藤友哉
このシリーズ苦手。ギブアップ

●日曜日のヤドカリ 本多孝好
再婚して親子になった主人公と、とってもよくできた娘の弥生さん。
お母さんがカケオチした!?
ふたりの真相究明はいかに!?
弥生さんがイマドキないくらいしっかりしている。
のに、頑固で口が達者なところがおもしろい。
親子のコンビが見ていてほっとする。
面白かったですねぇ~もうちょっと見ていたかったかも。
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いちにち8ミリの。

中島 さなえ
双葉社
発売日:2010-08-10


好きな彼女に会いたくて、1日8ミリずつうごく石と、石と話のできるペットの猿を描いた表題作の他、「ゴリづらの木」「手裏剣ゴーラウンド」など、どこかにありそうで、どこにもなかったお話3篇収録。懐かしくて胸の奥底をぎゅっと掴まれるようなこの短編集が小説デビュー作となる。父・中島らもを超える物語の紡ぎ手の登場!


★★★★★

今年ナンバーワンの本かも!ちょっとウルっときました。
こういうありそうでないような、童話チックな話大好きです。

ゴリづらの木・・・・
猫背な女の子とゴリづらの木にいる少年の話。あったかくてこの話が中でも一番好きです。
誰かに感謝すること。恨まないこと。澄み切った気持ちにさせらえれました。

手裏剣ゴーラウンド・・・
先祖の敵?でタイムスリップしてきた忍者から監視されるようになった廃園寸前の遊園地園長のお話。
ううう・・・これもまたよかった。
人間同士の関係って、置かれている環境が決めるんじゃなくて相性が決める。
付き合うごとに「あ、こいつ好きだな」って思えばうまくいく。
そんな単純なものであったらいいのに・・・。
男同士のさっぱりとした友情?が好きです。

いちにち8ミリの・・・
女の子に恋する石と同じく恋する猿のお話。
人間の身勝手さ。動物の一途さ。そして抑圧された野生の力。
小さなものも、力がある。
なんかうまく言えないけど、相手に好かれようと努力するのもいいけど、
相手を好きだという自分の気持ちを大切にしたいって思いました。
見返りよりもひたすらに相手を想う。
そんな風に人を愛でていきたいなぁ。

どの話も忘れられない、素敵なお話でした★オススメ!!!

結婚相手は抽選で

垣谷 美雨
双葉社
発売日:2010-07-14


少子化対策のため「抽選見合い結婚法」が施行されることになった。この強制見合いに、アキバ系青年は万々歳、田舎で母親と暮らす看護師は、チャンスとばかりにひとりで東京へ。慌てて彼氏に結婚を迫るも、あっさりかわされるOLもいて…。それぞれの見合い事情をコミカルかつ、ハートウォーミングに描いた長編小説。


★★★★☆

ふふふ。このタイトルに興味を持った方は、裏切らない内容です。
展開はベタなんですが、読んでて楽しかったです♪
結婚相手を抽選で選ぶ法律ができて、3回断ったらテロ撲滅隊に入れられるという…。
美人でモテてきたひと、地味な人、オタクな人・・・
結婚できない理由は人それぞれ。

わたしなら、、、ラッキーって思うかなぁ。
結婚相手、見つけきれないし。でも、オタクは嫌だなぁ。
うーん、迷うところです。

抽選で選ぶわけですから、容姿の格差は当然でてきます。
ラッキーと喜ぶ人もいれば、トホホなひともいるわけで。
今まで付き合ったことのない人たちが接点を持つことで、思わぬ発見があったりするのです。
この本読んで、理想とか条件とか四の五の言ってないで、付き合ってみたら意外と相性良かったりすることあるかも!って思いました。

きっと、
わたし面食いでぇ~、
高収入じゃなきゃいや~
という理想が高い人が読んだらストライクゾーンが広がって、いい出会いがあるかも★

おとぎのかけら


本当に幸せなのは誰か? 現代のおとぎ話7篇
シンデレラ、白雪姫、みにくいアヒルの子など代表的西洋童話を現代日本に置き換えた短篇集。童話の結末に疑問を抱く著者が見つけた、それぞれのハッピーエンドとは? 泉鏡花文学賞受賞後第一作。


★★★★★

すっごくよかったです!ワクワクしながら読みました。
もうほんっと、とろとろです。
千早さんの作品は、エロい。
エロい描写じゃないところも、ドキっとする。
それが下品ではない。勝手にドキドキさせられている自分がちょっと恥ずかしくなる。

西洋童話のメジャーなものを大嫌いという。
そして大嫌いな物語から、場面をがらりと変えてテーマをすくっていく。
親近感のある作家さんが多い中で、千早さんは特殊というか久々に作家さんっぽい人だなぁと思った。

ココに出てくる主人公たちは、自分の世界が確立している。
迷いとか悩みとか中途半端なものをそぎ落としている…のが多かった。
間違ってなくて、反論したり、罵倒する周りを蔑まれながらも冷ややかな目で見ている。
私の周りに、こういう優れすぎたひとがいたら怖いだろうな。
おとぎ話がそれぞれ、メッセージを投げかける。

素直になればいいのに。素直になってもいいのに。それこそが一番、美しいのに。


昔は、みんなからちやほやされる白雪姫がちょっと嫌いだった。
そこまでみんなを惹きつける魅力がわからなかったから。
でも、この本の白雪姫ならわかる。
無駄のない、失敗のない、完成されたロボット。
他人をわかろうとしない。
うまく振舞って欲しいものはちゃっかり手に入れる。
それを寂しいとも思わない、千早版の白雪姫は魅力的だった。

儚い羊たちの祝宴




厳しめで★★★☆☆

Story Seller (新潮文庫)の玉野五十鈴の誉れがすごく好きだったので、読んでみました☆
五十鈴の世界観と同じような、古風で情熱と執着をもった、どれもストライクなものばかりの短編集。
どの話もおもしろく、主人公たちの残虐さと反比例するように貫かれた生き方に怖々ながらも読み行ってしまいました。
好きなんだけど・・・贅沢を言ってしまえば、時代設定も結末もパターン化してしまってるのが残念。
デザートはちょっとでいいのです。
好きなものとそうでもないもの。違う味のものが入っていてこそより情が深くなる。
わがままな読者で、すいませ~ん。
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