スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

祝福

野中 柊
角川書店
発売日:2006-09-26


光と闇が交錯するこの世界で、かけがえのないだれかとめぐり遭えたことの喜び。甘やかで、切なくて、くるおしくて、いとおしい…。幸せな予感に満ちあふれた表題作「祝福」を含む、色鮮やかな6つの恋の物語を収録。



野中さんの意外な小説。いや、びっくり!読み応えありましたー。
ずっしりです。おかしで言うならブラウニー。ちょっぴりビターの。

隣のセカンドハウスの女の子と逢瀬とティータイムを重ねるうちに好きになっちゃった男の子の「ティータイム」と、姉妹の結婚・離婚の話の「銀の糸」がお気に入りです。
そのほかの話もとってもよかったです。
言葉とか話とかがすごく上質で、どっぷりはまってしまいました。

赤い糸なんてものはない。
代わりに、あるとしたら、銀の糸。
運命に導かれつつも、自分の責任で選んだ相手と意志的に結ぶもの



が特に印象的かな。

恋愛は片思いでも失恋でもしないよりしたほうがいい。
恋っていいなぁ~、もうずいぶん恋してないなぁとしみじみ。
スポンサーサイト

とびらをあければ魔法の時間


おちこんだり、かなしいことがあったとき、元気をくれるすてきな場所「すずめいろ堂」。すずめいろ堂の魔法の時間には、心がわくわくおどりだすような、ふしぎなことがおこります。


習い事が嫌になったこと、あったなー。
自分から「習いたい」と思って始めたことなのに、好きなことがだんだん苦手になっていく。
とってもいやになってさぼっちゃったところに素敵な本屋さんがあって・・・という話。
ストレスで追いつめられちゃったら、想像力が助けてくれる。
現実にはない書店は、きっと心の中にあるんだろう。

子供時代のやなことが、なんだか愛おしく思えてくる本です★

ビューティフルピープル・パーフェクトワールド


美容整形なんか当たり前…!?

美容整形の技術が発達し、誰もが美しさと見た目の若さを簡単に
手 に入れることが出来るようになった、近未来の日本。
あえて素の姿 で踏みとどまる者、憧れの存在と同じ姿になる者、
愛する人の望む 姿を選ぶ者、生きた証を残すため、
躊躇なくその見た目を変えてゆ く者……。
美醜が全ての基準となる世界の中で、少しだけはみ出して
しまった者たちを描いた、連作短編集。


ダヴィンチのプラチナ本。
これ、そこまでいいかな~?
万人受けするにはパンチが足りんし、無理やりセクシーショット盛り込んでるのが気に食わん。
まぁ、でも読んでておもしろかったです。発想がとっても好きです。

美の先にあるのは?
みんながキレイだったら見分けもつかんし、かんたんに思い通りになるんなら、
問われるのは・・・心意気?
それはそれでちょっと怖いですね。
なんだかんだいって、優しそうに見えたりとかそれぞれ容姿に助けられてる部分もあるだろうし。
美を極めているのに、みんな寂しい感じがしました。

ミュージシャンの話は、ちょっとそこまでするか!と思いつつも、
芸能界ならばありえるのかな?とも思ったり。過酷ですね。
そこまでしないと実力があっても維持できないって。
わたしは、実力がある人は評価される世の中であってほしいと常々思っているので、
もやもやしました。でも、読後感はいちばん好きかも。

ルックスに自信がない人とか外見を磨くのに疲れちゃった人はぜひ読んでほしいです。


それにしてもIKKIコミックスは独創的で興味深いものが多いなぁ~♪

作品集このたびは


竹宮惠子推薦! お見合い、お葬式、お祭り、成人式etc…。 冠婚葬祭にまつわる物語を端正な筆致で描き『フィール・ヤング』で好評を博した5編+描き下ろし1編を収録。胸に沁み入る傑作揃いの作品集。



ダヴィンチで紹介されていたので読んでみた。
新触感の作家さんです。
等身大の30代らへんのひとを描いた作品が好きな人はふむふむとおもうかも。
最初の「ふつつかものですが」が一番好き。
ルックス至上主義の女性がお見合いで即決で決めた男性は、ちょっと頼りないイケメン。
性格重視のひともいれば、ルックスがよけりゃ許せるっていうのも理にかなってるな~って思ったし、
意外と自分もそうかもって思いました。

それぞれの短編は、正直あんまりぱっとしないんですが、不思議と心に残る作品でした。

最初の哲学者

柳 広司
幻冬舎
発売日:2010-11


偉大な父を超えるには、狂うしかなかった(「ダイダロスの息子」)。この世でもっとも憂鬱なことは、どんなことだろうか(「神統記」)。死ぬことと生きることは、少しも違わない(「最初の哲学者」)。世界は、“語られる”ことではじめて、意味あるものになる(「ヒストリエ」)。13の掌編から解き明かされる、歴史を超えた人間哲学。ギリシアをモチーフに、吉川英治文学新人賞・日本推理作家協会賞をダブル受賞の著者が満を持して放つ、文学の原点であり極上のエンターテインメント。


大好きなギリシャ神話のお話を人気作家さんが書いたと聞いて読んでみた。
わりと普通ー。
もっと過大装飾してあるかと思ってた。期待大きすぎてちょっと残念でした。
もともと好きなテーマだけど、事実と結果だけが書いてあってドラマティックではなかったです。
ソクラテスの妻の話はわりと好き。
あと、神様ってなーんにも悪いことしてない人にものすごく残酷なことをするのね。
ぞぞっとしました。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。