スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

マボロシの鳥

太田 光
新潮社
発売日:2010-10-29


かつて読んだことのない感動の形がここにある。爆笑問題・太田光、待望の処女小説!

「どこかの誰かが、この鳥を必要としている」――誰よりも小説を愛し、誰よりも小説に愛される芸人、太田光がついに作家デビュー!
 
舞台芸人の一瞬の輝きを一羽の鳥に託した表題作ほか、
父との不和に悩む娘やイジメにあう男子高校生の葛藤から、
人類の行く末、そして神の意志までを、
持てる芸のすべてを注いで描き尽くした《希望の書》。


この本、賛否両論みたいですね。
もともと太田さん単独のエッセイのファンで全部もってます。
それを読んだ上で読むと、太田光の思想が全部反映していて、小説なんだけども太田ワールドなんです。

エッセイが切り口が鋭いので、それにしてはあっさりしているなーという感じ。
さらっと読めちゃいます。
時事ネタや星の王子さまなどをモチーフにした話があったりと、おもしろかったです。

「笑い声っていうのは、たった今、この瞬間、その人が幸福だってことの証拠なんじゃないかなあ?」


ってことばがすごく好きです。
笑うってことは、幸せなことなんですね。
笑うから幸せなのか、幸せだから笑うのかって話が出ますけど、
どちらにせよ、【笑うことは幸せ】っていう法則が私たちの体の中には組み込まれているんだなって思いました。
幸せになりた~いってよく言うけど、笑うだけで幸せ。
幸せってそばにあるんだなぁ。
笑ったら「あ、今わたし幸せ」って思うことにしよう。

太田さんは、進化を否定しない。
そしてそれが過ちだったとしても、進化なくして発展はないってひと。
そして、過去は今、そして未来へとつながっていく。
人から人へと受け継がれていく。
文章とか話とかおいといて、太田さんの主張はビンビン伝わってきました。

とくに好きなのが、イジメられている卑屈な少年に悪魔が宿る「カラス」
魔女狩りの対象になってしまった母子を描いた「魔女」
9.11をモチーフにしたと思われる「奇跡の雪」

ダークな話の中でも特にダークなものの方が好きでした。
スポンサーサイト

脳内ポイズンベリー


櫻井いちこ(29)は、飲み会で会って以来気になっていた男子・早乙女(23)に、偶然遭遇。『話しかける? 話しかけない?』『押してみる? 引いてみる?』いちこの脳内ではめくるめく会議が繰り広げられ――? 怒涛の新感覚ラブ・パニック、開幕!


大好きな水城さんのコミックです。
あるある!っていう恋愛の脳内会議をワイワイやっている新感覚のマンガです。
おもしろーい
いちこの豹変ぶりと早乙女くんの振り回してるようで振り回されているところにキュン
水城さんのマンガって、恋愛は一筋縄ではいかない。
見栄張ったり、臆病になったりで恋愛すると意地悪くなっちゃうけど、
台本通りじゃないぶっとんだ本音こそが人を動かす。
そういうことを教えてくれるマンガ家さん。
性善説の反対、みたいなね。
話も「そんな展開に!?」といい意味で予想を裏切られ、絵もとってもきれい。
この人のマンガって欠点がひとっつも見当たらない。
そんな大好きな作家さんです

これとこれとかも相当好きでおもしろかった。
窮鼠はチーズの夢を見る (フラワーコミックスアルファ)  俎上の鯉は二度跳ねる (フラワーコミックスアルファ)

これも目が離せないっ!!!
失恋ショコラティエ 3 (フラワーコミックスアルファ)
失恋ショコラティエ 3 (フラワーコミックスアルファ)水城 せとな

小学館 2010-12-10
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
失恋ショコラティエ 2 (フラワーコミックスアルファ)
失恋ショコラティエ 1 (フラワーコミックスアルファ)

繕い裁つ人


祖母の志を受け継いで、その人だけの服、一生添い遂げられる洋服を作り続ける。そんな南洋裁店の店主・市江と、彼女の服を愛してやまない百貨店企画部の藤井。微妙な距離感を保ちながら関わる二人と、服にまつわる人々の思いを描き出す、優しい優しい物語です。


洋服のお直しやオーダーメイド。
買えば激安なのに、その人のためだけに存在する尊い洋服とモデルみたいに特殊じゃないひとりのために。
そういう設定にノックアウトして、ずーっとコミックになるのをまっておりました。
この作家さんの絵は、かわいくないしうまくもないんですけど、読んでると世界観にマッチしていて病みつきになります。
むしろこういう絵じゃなくちゃ!みたいな。

ワーワー禁止で(笑)おっきな事件とか悪い人がでてこないのがいい。
街にもこういうお店がいくつかあるので、すごく行きたくなりました。
仕事への気持ちもひたむきで気持ちがいいのですが、主人公とその服に惚れ込み通うデパートの男性との恋もとっても好きです。
こういう地味な恋愛もいいな。振り向いたらそばにいてくれる関係。
かなり好きな本です

人質の朗読会

小川 洋子
中央公論新社
発売日:2011-02


遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた。紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは人質たちと見張り役の犯人、そして…しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。


8人の人質は全員殺されちゃうんです。そこは冒頭からはっきりと書かれています。
でも、全く悲壮感がない。
それは、いかに拉致されたか、その間人々がどう過ごしたのかが書かれていないから。
人質たちの朗読は、これまでの人生、思い出深いエピソードが丁寧に語られ、それはその人の心の様をよくあらわしているように思う。
好奇心旺盛な人もいれば、地味だけど思い切った行動を起こす人もいるし、不思議な体験をした人もいる。
みなに共通している点は、品性があること。
落ち着いていて、バカ騒ぎをしない、肝が据わった人たちな感じ。
だからこの場に選ばれてしまったような印象を受けた。
小川さん、長編のほうが好きだけど、こういう短編もとってもおもしろかったです

あの世に聞いた、この世の仕組み

あの世に聞いた、この世の仕組みあの世に聞いた、この世の仕組み
(2010/03/19)
雲 黒斎

商品詳細を見る

ごくフツーのサラリーマンの「僕」はうつ病による記憶障害に陥ってしまいました。
その病気を治そうとお医者さんにもらったキツーイ薬を飲んだところ、突然、守護霊と話ができるようになってしまいました。
そして、黄色いシャツを着た関西のノリの守護霊は、絶妙なたとえを使ってこの世のからくりを教えてくれるではありませんか!
苦しみが生まれる仕組み、その苦しみから自分を解き放つ方法などさまざまなことを教えてくれます。
そして、その内容はみんなが知れば必ず平和な世界が訪れると思えるほどの内容だったのです!
そんな秘密、あなたも知りたくありませんか?


守護霊さん(雲)+ぼく(黒斎さん)
あわせて雲黒斎(うんこくさい)さんの質問キャッチボールで進められていきます。
黒斎さんは元々スピリチュアルの人ではないので、質問が素朴でわかりやすい♪

とくに、望みは「追い求める」のではなく「引き寄せる」の話が抜群によかった。
この法則がわかっただけでも元が取れたと思います。
他にも不思議な世界の仕組みが書いてあって、この世はつながってるのかな~
自分も他人も、自我も、肉体も、自分でコントロールすることができない。
不思議な仕組み。不思議な生きるという名の修行。

死んだら死後の世界のことが一気にわかる日がいつか来る。
ときどき、あの世のことをどんな世界かなって想像することがあります。
まだまだうんと先であってほしい。
だって、まだまだ全然やりつくした感がないんだもの!
過去も未来もない。あるのは今。
本の内容を少しずつ、心と体に染み込ませながら、修行してまいります。

とってもわかりやすくて面白かった♪オススメです

不思議な力を持つ私


お父さんにも、あれが見えるの!? 教えてください、この力を捨てる方法を…。望まぬ力を手にした少女が味わった深い孤独と恐怖の日々、そして波乱の半生を告白したノンフィクション。


タイトル、そのまんまやーん、と突っ込みを入れたくなる、ホントまんまの霊能力を持ってしまった女性の半生。
昔から、霊的なものに興味はあったものの、霊能力は全くありません。
体験できないのなら、せめて覗くだけでも・・・と手に取ってみました。
まったく未知の世界なので興味深く、あっという間に読み終えました。

表紙の雰囲気からわかりように、霊体験は悲惨なものが多く、
霊感なんて持たないほうがいいと心底思いました。

霊的なものに、足を引っ張られて人生が狂っちゃうのは嫌だなぁ。
まるでヒーロー物の悪役みたいで、凡人には叶わない。
第六感があるひと。ないひと。
その違いって、どこなんだろう。

未来を見れる人って、切り開く力も持っている気がする。
私は、未来が見れたら決めつけて努力しなくなると思うから、見れないんだろうなぁ。

武田双雲にダマされろ


超人気書道家・武田双雲の「毎日が楽しくなるヒント集」。仕事や家庭が楽しくなる方法、傷つかない心の作り方、究極の生き方等、すぐに使えるメソッドがたっぷり詰まった魔法の一冊。


ポジティブシンキングの本でもあり、ネガティブでもOK。
ようは楽しくてハッピーに過ごすことが大事。
自由で完璧ではなく、人間らしさがありつつもやっぱり魅力的な武田双雲さんの本。
熊本弁が読みやすいのか読みにくいのかわかりませんが、実践しやすく考え方も面白いので、
行き詰った時や、もっと自分を向上させたいって時(つまりalways?)に読み返したいですね。

それでも花は咲いていく


神様―。僕は病気ですか?僕はゴミのように燃えてなくなればいいですか?たとえ人は変態と言おうが、それでも花は咲いていくのだ。九つの花に託された九人の人間、それぞれの衝撃的な性的魂の行方とは。タレント前田健による処女小説。


すっごくよかったです。
ロリコン、マザコン、ホモ、ドM・・・でてくるのは変わったの性癖の方々ばかり。
正直、ロリコンやマザコンの話の場面では、ぞっとさせられることもあった。

そうして「うわーすごい人がでてきたなぁ」と冒頭で引いてしまっても、同情なのか共感なのかよくわからないけど愛着がでてきて、自分も少数派だなぁ、そういう部分があるなぁとドキリとしてしまう。
重く、決して光はささないのだけども、自分から枯れるようなことはしない。
もがいて、もがいて、明日を待つ。
個性ではなく与えられてしまった苦悩、として描いているところがこの人の味なのかもしれない。
荒削りだけどビンビン心に伝わってくる作品でした。
とってもオススメな本です!

個人的には性欲がまったくない(アセクシャルというらしい)、女性の話がなんとなくわかる気がしました。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。