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ラブ・ケミストリー

喜多 喜久
宝島社
発売日:2011-03-04


どんなに複雑な物質であっても、瞬時に合成ルートを編み出す能力を持つ大学院生・藤村桂一郎。ところが彼は研究室にやってきた新人秘書・真下美綾にひと目惚れし、能力を失ってスランプに陥ってしまう。そんなある日、カロンと名乗る黒衣の妖女が「キミの能力を取り戻してあげる」と現れ、美綾への告白を迫るが…。東大で理系草食男子が巻き起こす前代未聞のラブコメ&ミステリー。東大卒の著者が描く“日常系コメディ”登場!天才的化学センスをもつ藤村桂一郎は、初恋によってスランプに!突然現れた死神・カロンに振り回され、超オクテの草食男子はどこへ行く!?2011年第9回『このミス』大賞優秀賞受賞作。


わりと評判のいい作品ですが、わたしはイマイチ好きになれないです。
藤村の理系的な考え方と恋愛の不器用っぷリはいいんだけど、
途中から「もしかして・・・」と展開が読めてしまうところと、
どんでん返しのツメが甘いように思いました。

以下ネタバレ

↓↓

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神様のカルテ2

夏川 草介
小学館
発売日:2010-09-28


医師の話ではない。人間の話をしているのだ。

栗原一止は夏目漱石を敬愛し、信州の「24時間、365日対応」の本庄病院で働く内科医である。写真家の妻・ハルの献身的な支えや、頼りになる同僚、下宿先「御嶽荘」の愉快な住人たちに力をもらい、日々を乗り切っている。
そんな一止に、母校の医局からの誘いがかかる。医師が慢性的に不足しているこの病院で一人でも多くの患者と向き合うか、母校・信濃大学の大学病院で最先端の医療を学ぶか。一止が選択したのは、本庄病院での続投だった(『神様のカルテ』)。新年度、本庄病院の内科病棟に新任の医師・進藤辰也が東京の病院から着任してきた。彼は一止、そして外科の砂山次郎と信濃大学の同窓であった。かつて“医学部の良心"と呼ばれた進藤の加入を喜ぶ一止に対し、砂山は微妙な反応をする。赴任直後の期待とは裏腹に、進藤の医師としての行動は、かつてのその姿からは想像もできないものだった。
そんななか、本庄病院に激震が走る。



今回も素直に「読めてよかったなぁ」とジーンときました
同窓の進藤が加わったことで、迷い、病み、未熟、発展・・・と、より人間らしいお話に。
こういう病院のスタッフとして働けたら夢があっていいなぁ。
というか、もっと自分も頑張らなきゃな、と思いました。
信念を持って仕事をしたり、悩んだりする人たちは素敵です。

今回は、医者も人間。
過酷な労働と求められることの大きさ。
そして、自分だけでなくそれを支える家族も大変。
思った以上に医者というのは想像を絶する世界なんだな、と思いました。
(医者もそれぞれですが

「医者の話ではない。人間の話をしているのだ」

の名台詞が聞けたときはグッときましたね。


「無理が通れば通理引っ込む」

何かを変えたい!やり遂げたいって思ったら、今までの常識をふっ飛ばしてでもやってしまえば、
やり遂げられることがある。
そんなことを思いながら読み終えた。
しかし、調べてみると、正しくは
まちがったことが堂々と行なわれると、
正しいことが行なわれなくなること

の意味だった
栗原先生のようにすらすらと日本語を使える日は程遠い・・・

作者の夏川さんは待遇もお医者さんで地域医療をされている方。
地域医療の医師の叫びのようにも思えます。
それだけでなく、人間ドラマとして描かれているところに惹かれました。

これ、映画化かー。宮崎あおいちゃんはイメージ通りだけど、櫻井君、どうなんだろう・・・。
頑張ってほしいです!

ハルは仕事辞めちゃうのかな?辞めなさそうなけど、実際はやめた方がうまくいくかもなぁ。
すごく仲よさそうなふたりですが、時間的にはすれ違いなふたり。
信頼関係で結ばれているけど、実際ハルの立場なら寂しいだろうなぁ。
信念をもった男に惚れたなら、自分もしっかりとしていなければいけないんだなぁ。
もともと可愛らしいハルですが、しっかりしていて、理想の嫁さんだなーと思いました。

続編でるのかな?カスヤナガトさんのイラストでまた見たいです!

小さい“つ”が消えた日

ステファノ・フォン・ロー
三修社
発売日:2008-10-30


“あ”さんはいばりんぼ、“か”さんは優柔不断…舞台はいろいろな文字たちがすむ五十音村。そんな五十音村の住人たちが楽しみにしているのは、夜のおしゃべり。その日も、みんなであつまって自慢話に花を咲かせていました。ところが、小さい“つ”には音がありません。「音がないなんて、文字じゃない」とからかわれた小さい“つ”は次の朝、姿を消してしまいます。すると、どうしたことでしょう。いらないと思っていた小さい“つ” がいなくなっただけで、「うったえますよ」が「うたえますよ」になってしまうなど日本語は大混乱に…。
ドイツから届いた、日本語の五十音をめぐるファンタジー。


とっても素敵な話でした
外国人の方が書いたというのが意外ですね。
政治批判とか弱い者いじめのいばりんぼうとか今の社会の状況を表しているような気がしました。
ちいさな「っ」には音がない。
誰がえらい、誰がえらくない。
そんな優劣話の社会で、最下位の評価を受けてしまった「っ」は、惨めで情けなくて、
村を出て旅に出ます。
「っ」がいなくなったことで、言葉が成り立たなくなったことから、
ひらがなの村人たちは「っ」の大切さを知り、みんなで「っ」を探し始めるのです。

みんながいる中で、侮辱された恥ずかしさ。
そして、そんなことを平気で言い、自分よりも誰かを下に視ることで優越感を得るみっともなさ。
そこがホントに悲しかったです。
この五十音村の世界では、使われることが「優れている」とされていました。
でも、「っ」はそこをでることで、そうでない価値に気付くのです。
よく言われていることですが、すっと素直にそのことが受け入れられました。
気になった方はぜひぜひ手にとって見て下さい

カズン

カズン 1 (Feelコミックス)カズン 1 (Feelコミックス)
いくえみ 綾

カズン 2 (Feelコミックス) カズン 3 (Feelコミックス)

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いとこが人気モデル。自分は平凡なフリーター。
バイト仲間と元クラスメイト(卒業デビュー)、そして恋にダイエット。
がんばる!太っちょ女の子のお話。

この子のいいところは、他人のアドバイスを素直に受け入れて、めちゃめちゃ行動力のあるところ。
友達が多いのも、こういった素直さと人の良さからかなぁと思います。
見ていて応援したくもなるし、リバウンドしちゃうときなんて共感しまくりです。
最後は痩せてないんだけど、好意をもたれちゃったり、肌もぷりぷりで楽しそう。
この子はきっと努力している姿が魅力的なんだろうなって思います。
読んでいて楽しかった!いくえみ綾さん、いい!!!

寝ても覚めても本の虫


大好きな作家の新刊を開く、この喜び!本のためなら女房の小言も我慢、我慢。眺めてうっとり、触ってにんまり。ヒーローの怒りは我が怒り、ヒロインの涙は我が溜め息。出会った傑作は数知れず。運命の作家S・ツヴァイク、目下の“最高”N・デミル、続編が待ち遠しいT・ハリスに、永遠の恋人M・H・クラーク…。ご存じ読書の達人、児玉さんの「海外面白本追求」の日々を一気に公開。


児玉清さん、大好きでした。
図書館でたまたま見つけた本。表紙がシンプルだけど洒落てて好きです
小説にでてくる女性に恋をしたり、ぼろぼろになった本を捨てて後悔したり、欲しかった本との出会いに大喜びしたり、「ダンディ」というイメージがちょっとかわいらしさも感じられる。
魅力的な人だったんだなぁと思いました。
文章が心地よくて、あらすじの説明もわかりやすいうえに、自分の気持ちやエピソードも盛り込まれ、洋書苦手な私でも「読んでみようかな」と思えた。
わたしも本は読んでいるが、文章はうまくない。
時々、本にのめりこめなかったりする。好きさが足りないのだろうか?
本への情熱、児玉さんに比べたら足元にも及びません。
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