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ふがいない僕は空を見た


これって性欲?でも、それだけじゃないはず。高校一年、斉藤卓巳。ずっと好きだったクラスメートに告白されても、頭の中はコミケで出会った主婦、あんずのことでいっぱい。団地で暮らす同級生、助産院をいとなむお母さん…16歳のやりきれない思いは周りの人たちに波紋を広げ、彼らの生きかたまでも変えていく。第8回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞受賞、嫉妬、感傷、愛着、僕らをゆさぶる衝動をまばゆくさらけだすデビュー作。


あらすじだけ見ると全然興味がもてないのですが、あちこちで評判がよいので読んでみました。
すっごく面白かった!
性と生をうまくリンクしてあって、どちらもあやういのに、弱くないの!
本能が揺さぶられることって最近ないから、みんな表面は普通なのに、内面は情熱がしっかりとあって、
生きている感じがしました。

不倫相手のあんずさんの話は、同情の余地は多々あるけれども、けれども!!!
卓巳君のことを思うと、ごめんなさいの気持ちが少なくて自分勝手な気がする。
嫌いだわ

さらにあんずさんの夫も姑もやなやつで、姿を消して、卓巳君が立ち直ってくれたらなって思います。
彼の周りにはいい人なのか悪い人なのか、よくわからないけど彼をほっとけない人たちがたくさんいるし、
女性の体のことに自然に気を配る彼のことを他の女性が放っておくはずがない!と思う。
七菜ちゃんみたいに、事件のことをこだわらずに寄ってくる人がいると思う。
卓巳君はピュアで若くて、いらないものはいらない、欲しい物は欲しいって言えちゃう魅力的なひとで、
温かく見守ってあげたくなった。
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チヨ子

宮部 みゆき
光文社
発売日:2011-07-12


五年前に使われたきりであちこち古びてしまったピンクのウサギの着ぐるみ。大学生の「わたし」がアルバイトでそれをかぶって中から外を覗くと、周囲の人はぬいぐるみやロボットに変わり―(「チヨ子」)。表題作を含め、超常現象を題材にした珠玉のホラー&ファンタジー五編を収録。個人短編集に未収録の傑作ばかりを選りすぐり、いきなり文庫化した贅沢な一冊。


解説の人が絶賛していたけれども、面白い小説とは思わなかった。
あっさりしていて、ホラーの要素はいずこに?
しいていえば、最後の長編が読みごたえはあった。

あの世に聞いた、この世の仕組み


ごくフツーのサラリーマンの「僕」はうつ病による記憶障害に陥ってしまいました。
その病気を治そうとお医者さんにもらったキツーイ薬を飲んだところ、突然、守護霊と話ができるようになってしまいました。
そして、黄色いシャツを着た関西のノリの守護霊は、絶妙なたとえを使ってこの世のからくりを教えてくれるではありませんか!
苦しみが生まれる仕組み、その苦しみから自分を解き放つ方法などさまざまなことを教えてくれます。
そして、その内容はみんなが知れば必ず平和な世界が訪れると思えるほどの内容だったのです!
そんな秘密、あなたも知りたくありませんか?


読みやすくて、ハッピーになれる本です。
ボケと突っ込みが入っていて、新感覚でサクサク読めます。
条件付きじゃなくたって幸せになっていいんだってことにジーンときました。
アマゾンのレビューが多いので、興味がある人は見てみては?
かなりオススメです!!!

恋する世界文学


奔放な女性はなぜモテるのか。男の嘘と女の嘘は、種類が違う?『ティファニーで朝食を』『赤と黒』『アンナ・カレーニナ』など世界の名作15編の恋模様を、現代の恋愛エピソードにからめてリアルに軽やかに紹介。ときめき、切なさ、情熱、嫉妬…場所や時代は違っても、恋する気持ちは変わらない。恋愛短歌の名手が複雑な女心と悩める男心に迫る、甘くてスパイシーな文学案内。文庫オリジナル。


なーんとなく手に取ったものの、とても面白い本でした
挿絵もいいし、文章がセンスがあって飽きないし、世界文学が一気に身近に感じられました。
日本の小説はわりとその時に焦点が当てられているのに対し、
海外の小説は心変りが激しいので、人の気持ちの変わり様から学ぶものがありそうです。

最後に、若いうちに海外小説を読め、と佐藤先生は言っています。
海外小説は日本の現代小説に比べると読みにくい。
そして、年をとったら読みにくい物は読まなくなりますます遠ざかってしまうから、と。

私も海外小説は苦手
でも、チャレンジしてみようかなぁ。
さしあたり、本書で紹介されたぶっとんでて、思わず笑ってしまったサザンの「ブラームスはお好き」でも。

空気の発見

三宅 泰雄
角川グループパブリッシング
発売日:1962-07


科学教育は記憶を重ずるつめ込み主義ではなく、科学の発展してきた論理を理解させることに重点を置かねばならない、と説く著者が、空気についての疑問に対してわかり易く、多角的に説き明かす。


ガリレオとか偉大なる科学者たちの発見と、そして権力や努力、そして生きざまを紹介し、
科学の発達の歴史を紹介する本。
本屋さんの帯が「これはまるで○○だ」(⇒覚えてない)に惹かれて購入。
賢くても虐げられたり受け入れられなかったりする。
でも、負けないで貫いたからこそ今がある。
とても、ていねいに書いた愛情あふれる本でした。
科学の本なのに、人間臭い本というのがイイです!!!

サウダーデ


“望郷”“郷愁”の名を持つ喫茶店、「サウダーデ」。客のマナーにうるさい店主のいるこの店には、心からのくつろぎを求めて、今日も数少ない人々が訪れる。待ちわびた誰かが現れる店。大切な誰かを待つ店。そして一途な店主・芳乃もまた、あの人を……。


繕い裁つ人(1) (KCデラックス)がとても好きなので、こちらも購入。
縫い裁つ人の方が恋愛の要素が入っているので読みやすいのですが、
こちらは何度も読み返すうちにじわっとよさに気付く作品です。
登場人物の名前がタツエだったり、ちょっとレトロでクセのあるイラストと、
凛とした主人公が新鮮で、読んでいてほっとします。

私たちが星座を盗んだ理由


恋のおまじないに囚われた女子高生の物語『恋煩い』、絶海の孤島にある子供たちの楽園の物語『妖精の学校』、孤独な詐欺師と女性をつなぐケータイの物語『嘘つき紳士』、怪物に石にされた幼なじみを愛し続ける少年の物語『終の童話』、七夕の夜空から星座を一つ消した男の子女の子の物語『私たちが星座を盗んだ理由』。これぞミステリの醍醐味全てはラストで覆る。


苗坊さんのところで紹介されていて、面白そうだったので読んでみた。
いやーやられました。どの話も面白くて一気に読みました。
ハッピーエンドはないんだけど、先が見えない尻切れトンボの余韻がたまらなくいいです!
かなり好きな作品です

恋煩い
恋する相手を振り向かせるため、おまじないに囚われた女子高生が主人公。
黒魔術的な話かな~と思っていたら・・・騙されたっ!!!
最後のふた文字で大どんでん返しがあります。背中がゾクっとしました。
読書での、こういう騙しは大歓迎です

妖精の学校
今までの記憶をほとんどなくして妖精の学校に入った子供たち。
欲しい物は与えられ、友達は優しくて、何不自由ない生活だが、
立ち入り禁止の場所と、影の謎。そして失われた記憶。
それが明暗をくっきりとしていて不気味。
最後の最後まで謎だったけど、余韻が好きでした。
私なら・・・楽しんじゃいそうです♪
禁止区域なんか立ち入らずに、妖精になるため無難に生活を送ると思います。
でも、その先にはいったい何が・・・
終わった後もぐるぐる想像力をかきたてられちゃいます♪

嘘つき紳士
生活に困った男が、携帯を拾い、詐欺を思いつく。
それは恋人になりすまし、お金を振り込ませるというもの。しかし・・・

この話多分どこかで読んだことがあります。どこだったっけなぁ???

終の童話
石にされた幼馴染を愛し続ける少年の物語。
村に怪物が来て、半数が石にされてしまった。復活を信じ続ける人々。
そして、救世主が・・・。

切ない話です。
先生の話はもっともなのですが、勝手にすんな!気もするし・・・
いちばん印象に残ったのは英雄のジャックネッタさん。
祭り上げられるも表舞台に立たずにひっそりと隠居。
「人間という生き物を恐ろしいと感じない日はない」
最後に少年はきっと、壊すのだろうなぁと私は思うのだけども・・・。

私たちが星座を盗んだ理由
幼馴染の男の子。入院中の姉。そしてわたし。
姉の優しさも、彼の機転のきくプレゼントも、妹の嫉妬する気持ちも
空回りしてしまった残念さ。
なんとなく、できすぎてしまうと罪だなぁって思いました。
完璧なお姉ちゃんを持つと、自分の悪いところ、ないものがあって、
苦しかっただろうなぁ。
誰も悪くないような気がするけど、男の子がちょっとタイミングが悪くて、
女性のほうが複雑にできているんだろうなーって思いました。

原発はいらない


12万部を突破したベストセラー『原発のウソ』の著者が放つ、3.11事故後の第2弾! 福島第一原発は今、どんな状況なのか。放射能汚染は、今や首都圏にも広がってきている。このままでは、日本は「汚染列島」と化してしまう。40年にわたり「原子力研究者として、原発をやめるための研究」に励んできた著者の反原発運動の経緯をたどりながら、原発事故が最悪の場合、日本列島に壊滅的な打撃を与えることを客観的に論証する。では、すべての原発を廃炉にしたあとは、どうすればいいのか? 「化石燃料を使う火力発電は地球温暖化を促す」とか、「原子力発電の経済的効率性を重視する」といった原発推進論者の主張に鉄槌を下しつつ、「電力を好き勝手に使う強欲文化」から、「人と地球にやさしいスローライフ文化」への大転換を提案する。今、最も信頼できる原子力研究者が、渾身の力を振り絞って原発廃絶の思いを綴った覚悟の書。40年の反原発研究人生の集大成ともいえる「小出メッセージ」の決定版!


勉強のために買ってみた。
小出さんはこれからは原発の時代だーと意気込んで原子力の進路に進みますが、
これはやばいぞ、ということで辞めるための研究に転換した方です。
ニュースで保安院の方やえらーい教授さんたちのいうことに今一つ納得ができなかったのが、
すっと納得できる、わかりやすい本です。
筋が通っているから。

そんなに安全ならなぜ都市部に作らない?

ということにすべてが凝縮されているような気がしますし、
データーを見ても、どうして安全なはずの原子炉が全部稼働できていないのか?
全国的に見ても点検中や故障中の多いことに驚きました。

子供たちに安全な食品を。。。のくだりは「うーん」と思うところですが、
電気がなくなると困る、節電キャンペーンのくだりにはハッとしました。
電気が足りなくなったって原発は止めるべきなんです。
って今まで誰も言ってくれなかったなぁ。

反原発を表に出した題名ですが、言っていることは至極正論。
タレントさんが反対を口に出したとたんに解雇になったり、えらーい原発の方のもごもご会見だったりと、
この国にはまだ知られざる裏の顔があるのかもしれません。

よめてよかった!!!お勧めです!!!

向日葵の咲かない夏


夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。


気持ち悪い小説でした。私はダメ~
前半は推理物で、ドキドキできるのですが、後半は輪廻転生とかもう何でもアリになってしまっていて、
最後はもう物語が破たんしているように思いました・・・。
事実が二転三転しすぎると、信憑性が薄れて、主人公の言うことが信用できない(笑)
同じテーマでも乙一さんのお話はよかったのになぁ。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫)夏と花火と私の死体 (集英社文庫)
(2000/05/19)
乙一

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