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天使のナイフ

天使のナイフ天使のナイフ
薬丸 岳

講談社 2005-08
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生後五ヶ月の娘の目の前で惨殺された妻・祥子。夫・桧山貴志は耳を疑った。犯人は、十三歳の少年三人。四年後、犯人の少年の一人が殺され、桧山は疑惑の人となる。少年たちの事件後を追う桧山に付き付けられた、信じがたい真実、恐るべき過去――。

更生とは何か。本当の贖罪とは何なのか。少年法をめぐる論争の死角に迫るとともに、”読み出したら止まらない”ミステリーの醍醐味を両立させた、選考委員も絶賛の話題作、ついに刊行!! 第51回江戸川乱歩賞受賞作。


・・・
・・・・・
さすが・・・絶賛されるだけあるなぁ。
図書館27人待ちした甲斐があった
ミステリーだけあって、謎もひっくるめて読み応えがありました。
少年法。
もめましたね。
子供の更生ってなんだ?と考えさせられました。
それは家族も同じなのかもしれません。
しっかりと罪を償ってほしい。
だけど絶対に忘れてほしくない。
家族が望んでいるのは、家族と同等の、あるいはそれ以上のものを抱えて生きて欲しい、ということなのかもしれません。

罪を犯した少年たちに教育を施すのは絶対に必要なことです。
少年院でもさまざまな方法で矯正教育に取り組んでいます。
でも、自分が被害を負わせたり、命を奪ってしまった被害者やその家族に対する贖罪教育と、それをきちん被害者の人たちに伝えていくシステムが欠けているんです。


これが、この小説のテーマであり、一番伝えたかったことなのかな?と思いました。
この小説は、いくつかの事件と絡めてあって、多少無理があるかな?という感じもします。
だけど、それほどまでしたのはいろんな視点を持って主人公や脇役たちと一緒に「更生」とは何かを考えて欲しかったからだと思います。
この小説では、被害者・加害者の双方から少年法について考えていっています。
加害者を守るだけがすべてじゃないし、重い刑期を着せればそれでいいわけじゃない。(もちろん刑期は必要だけど)
深く考えさせられたのは、14歳未満でも、重罪は重罪だ!罪の意識も自覚できているはずだ、という意見だったのですが、すごく考えさせられました。
犯罪を自覚することはできるかもしれないけど、目先の安全と先の結果。これを照らし合わせたときに、正しい判断ができるか、ということです。
これは、大人でも難しいことだと思います。
小・中・高校生の多感で、かつ狭い世界の中なら尚更。

少年法のシステムって、加害者も被害者も双方にとっていいシステムとなるようにするべきだと思いました。
生かされた者として罪を背負って生きていく姿こそ、更生だと思うから。


天国からのラブレター
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stars感動しました。離れていても3人家族です。
starsどうして3人の幸福を奪った犯人が実質懲役7年なのか
starsどうして
stars弥生さんの愛があふれています

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もうひとつ。私のお勧めの本です。これは実話です。
この記事へのコメント
こんばんは。先ほどは拙い私のブログへ来ていただきありがとうございました。本の感想とか今までごちゃ混ぜにしていたので、これから少しずつまとめていきたいと思います。

たくさん紹介されてますね~すごいです。
是非参考にさせていただきます。小池真理子さんとか好きな作品もあったのにどれだったかわかんなくなってたりして…。

私のブログリストにも入れさせてくださいね。
それでは失礼します。
てまり | URL | 2006/03/02/Thu 01:03 [EDIT]
てまりさん、こんにちは。
イラストがあるとサイトが華やかでいいですね☆
うらやましい限りです(^^)
これからもよろしくお願いします
sonatine | URL | 2006/03/02/Thu 13:57 [EDIT]
こんにちは~。コメント&リンク、ありがとうございます。
この本、私も読みたい本リストに入っています。だけど、なんせすぐに手に入らない環境なもので~(T_T)ウルウル
 sonatineさんの感想を読み、ますます読みたくなりました。
 私もリンク、させてくださいね。これからもよろしくお願いしますm( __ __ )m
mana | URL | 2006/03/03/Fri 00:32 [EDIT]
manaさん、こんにちは。
天使のナイフはぜひぜひ必見ですよ。
色々考えさせられるし。でも読みやすく、かつミステリー要素もあるから読み応えたっぷりです♪
読まれたらぜひ、感想聞かせてくださいね。
これからもよろしくお願いします
sonatine | URL | 2006/03/03/Fri 01:17 [EDIT]
sonatineさん、こんにちは~。

この「天国からのラブレター」、さっそく読んでみようと
思います。
すごくこの事件自体、悲惨で風化させてはいけない
事件だと思います。遺族の気持ちを考慮してのことも
あるかと思いますが、あれだけ熱心に事件を取り上げていた
マスコミも段々、その後のことを書かなくなるのは
なんかな~っていつも思っちゃいます。




チエゾウ | URL | 2006/03/05/Sun 18:03 [EDIT]
チエゾウさん、お久しぶりです。
この、天国からのラブレターはものすごく好きな本で、事件の被害者としてだけじゃなくて、素敵な恋愛の話です。
ぜひ読んでみてくださいね。
新たな事件が起こるたびに、さまざまな問題点を熱心に挙げられるのですが、時間とともに風化してしまいますよね。
批判だけじゃなくて、実際に形にしてほしいです。
本を読むと、いろんな事件が取り上げられてあるから勉強になりますね。
sonatine | URL | 2006/03/05/Sun 18:13 [EDIT]
こんにちは^^カキコありがとうございました。
sonatineさんのブログを見たあと、すぐに本を発見して読むと思っていなかったので、どなたのブログか覚えていなかったんです。
教えてくださってありがとうございます^^
TBさせていただきますね。
日本の少年法は見直さなければならないですよね。
アメリカだったら未成年だろうが何だろうが重罪には死刑や終身刑を与えるのに。
未成年は更生の可能性があるから。と言うのが理屈らしいですが、亡くなった人に未来はないじゃないか。と突っ込みたくなります。
映画化されることを通して、この日本の問題をたくさんの人が考えていってほしいですね。
苗坊 | URL | 2006/09/12/Tue 16:35 [EDIT]
TBありがとうございます。
映画化の情報も苗坊さんから教えていただいたので
うれしく思いました。
少年法ってなんだか変!と思います。
最近増えていますが、全国指名手配犯が未成年というだけで名前も顔も公開しないなんて矛盾してる。
かといって、法律で公開しないと決まっているのに勝手に公開した出版社もどうかと思いますが。。。
日本の少年法、おかしいです!
本当にたくさんの人に考えてほしい。
映画化で少年法の改正のきっかけになれば、と願ってます。
sonatine | URL | 2006/09/15/Fri 20:19 [EDIT]
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