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はなうた日和

はなうた日和はなうた日和
山本 幸久

集英社 2005-07
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かみさまの贈りものさんの記事がきっかけで読み始めました。
この作家さんは凸凹デイズも読んでいたのですが、断然sonatineはこっちがすき!
決して幸せでもないけれど、哀れまれるほど不幸じゃない。
ふとした出会いが重なり合い、前向きに歩いていこうと思える本です54.gif

『閣下のお出まし』
タイトルからしてかわいい
母親と喧嘩した小学生「一番くん」が離婚した父親の元へ行くと、そこには父の恋人の、ちょうど自分と同い年くらいの子供がいて。。。
という話。
エ○ァンゲリオンを思わせる会話があって面白かった!
なるほど。そういう風に見る人もいるのか~。
この二人、微妙な関係だよなぁ。気は合いそうだなぁ。

『犬が笑う』
この話が一番好き
オトナの女の魅力っすよ
文章もね、しっとりめ。
ソラヲの古風なとこ、変わったとこ、こだわり、かわいいとこ。
全部ひっくるめて好きだったし、好かれてた。
ソラヲ、という人はそれほど魅力のある人だったんだろうなー。
ストーリーは職場で上司と不倫をしていた陸子さんだが、上司の病死により恋に終わりを告げる。
それから銀座のホステスとして働きながらソラヲを想う日々。
終わり方がめちゃめちゃ好き。
終わった恋の経験から、もっと素敵な恋をして欲しい

『ハッピーバースディ』
これといって目立たない上司に、かわいいしたたかな部下が接近。
ドキドキするも「おはなし」は意外な方向に。
人生経験が豊富なオヤジも、まだまだ世の中語れない。

『普通の名字』
この話もめちゃめちゃ好きです
離婚して、二人の子育てに頑張るお母さんの、職場の変わった人たちとのお話。料理の描写にジュルリ
この話を読んで、
「将来的には、変わった場所で、変わった仕事をしてみたい」
ふと想った。
今はまだ勉強しなきゃいけないけど、もう少し年をとったら楽しくてまじめに働けるところにいたいなぁ。
「普通の名字」の持ち主さんとのお見合い話もよかった!
ドタキャン話もナイス
こういうずれてる人が、好きですね~。

『コーヒーブレイク』
やる気な~い社会人の男の子。イチニサンポのおじさん(散歩代行)が逃がした犬を追いかけ人助け。
しっかり者の彼女との回想を交えて、男の目覚めを聞いてください。

『五歳と十ヶ月』
年ごまかしレースクイーンの30歳。
キモい男どもと思いつつ、媚を売る生活に慣れきっている。
そんな時、元彼とその子供に会って。。。
どこで間違ったのかなぁ?
華やかよりも、密やかな幸せを望んでたのになぁ。

『意外な兄弟』
デブでヲタクの4人の仲良し男組。
居心地はいいけど、ステップアップもいいんじゃない?
須永課長、上司に欲しい!

『うぐいす』

私は死ぬのは恐くありません。しかし私の死と同時に、愛したひとの思い出がこの世から消えてしまうのが悲しくてならないのです


お見合いでであったあの人だったが、仕事している姿を見て恋に落ちた。
幸せな結婚。亡くなった後、想い出が少しずつなくなっていく。
好きだったからこそ、せめて想い出とともに生きていたいんだろうな。
それは「わがまま」なことかもしれないけど。
どうかサトヲさんを見守っていてね。


全体的に老若男女問わない主人公たちに楽しく読めました。
茶目っ気もちょっと入って、笑いあり、そしてほんのりジーンとくる、はなうた日和。タンポポみたいに暖かい本です

この記事へのコメント
おはようございます。
私の記事がきっかけで読まれたなんて、本当にブログをやっててよかったな、と心から思えました。
とても嬉しいです!

この作品、もう少し温かくなったら再読してみようかなと思っています。
春の暖かい日差しに、ぴったりの本ですよね。
心まで穏やかになれそうです。
ゆう | URL | 2006/03/03/Fri 08:39 [EDIT]
ゆうさん、TBありがとうございました!
本当にいい本でした。
どの話もそれぞれ印象的でしたが、「犬が笑う」「普通の名字」はかなり好きです。
sonatine | URL | 2006/03/04/Sat 22:16 [EDIT]
こんばんは。
sonatineさん。
TB・コメントありがとうございました。
心なごむ話ばかり良かったです。
「ハッピー・バースディ」、このオチには参りました。
モンガ | URL | 2006/10/26/Thu 23:40 [EDIT]
モンガさん、こんばんは。
ハッピーバースディのオチ、おもしろかったですね!
私はガッツポーズとりそうになりました。
sonatine | URL | 2006/11/02/Thu 19:10 [EDIT]
こんばんわ。TBさせていただきました。
山本作品はアンソロジー以外では初だったのですが、面白かったですね~
どの作品もあったかくて、優しい気持ちになれます。
これからもどんどん読んでいきたいなぁと思いました。
苗坊 | URL | 2008/08/29/Fri 20:33 [EDIT]
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