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終末のフール

終末のフール終末のフール
伊坂 幸太郎

集英社 2006-03
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<評価>
普通ぐらい。楽しめた20060523175411.gif

あと3年で世界が終わるなら、何をしますか。
2xxx年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。犯罪がはびこり、秩序は崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は、いかにそれぞれの人生を送るのか? 傑作連作短編集。



<感想>
やっと5月病が治ってきました。
読書熱も復活し、読みたい衝動がムクムクhappa.gif
フレッシュな気分と同様に、本の好みも明るくて元気になるお話。

伊坂さんのイメージは、ちょっと突飛で面白くて大胆。
そんな期待を持ちつつ読み始めてみました。
いい意味で、割と普通で、
終末=アルマゲドンみたいな派手なイメージがあったから裏切られました。
そういえば、知りたいのは週末の庶民の日常だわ。
特殊部隊のほうがワクワクはするけどもね。
割とのんびり~とした感じだから帯のイメージとは違う気がします。
でも、読んで損はないと思いますよniko2.gif
読み終わったら、公式サイトも行ってみては?→終末のフール公式HP

もしも、地球が滅亡するとしたら?
きっとsonatineは平凡にすごしたいな。
最後の晩餐をして、普通にベットの横たわり。
おやすみなさいーーー。
そこに好きな人がいたら、文句なし!
きっと生きることへの執着がそこまでないからだろう。

暴徒化した人々も、大半は平凡な人々だと思う。
食料不安、治安不安、社会不安
そして自分の周りの人々の変化にといった環境の変化に耐え切れなくなっただけ。
環境が大きく変われば、きっと多からず自分自身への影響はしかたない。

『終末のフール』
*ストーリー*
会社のストレスを家族に当たり「馬鹿」が口癖のお父さん。
自分の弱さを息子に見て、成績のよい娘と比較しては罵倒してしまう。
息子は自殺。娘は出て行った。
そして終末を迎える夫婦。
ある日、娘が会いに来る、ということになったのだがーーー。
*感想*
やたらいばってる父ちゃんだなーと不快に思ってたら、それに関するエピソードが盛り込まれていて、ほっとしました。
それにしても伊坂さんって、
終末を週末みたいに使っちゃう言葉遊びはうまいなぁ!
こういうの大好きheart.gif

『太陽のシール』
*ストーリー*
とっても優柔不断な旦那と、判断力のある妻の凸凹コンビのお話。
終末がわかっても、ふたりでのんびり過ごしている二人に妊娠が発覚。
判断はいかに!?
*感想*
sonatineもとっても優柔不断。
どっちにしても大差はないのに、どちらがいかに効率がよいかと考え込んでしまう。
そんな自分を馬鹿にせずに、かつどっちでもいいじゃんって言ってくれるパートナーって本当にありがたい存在なんですよね。
この旦那さんに激しく同感してしまいましたuna.gif
二人の関係が楽しくって、読んでいて心地よい。
不妊治療をするかどうかで迷ってたときに彼女が言った一言。

「どっちでもいいじゃない。よし決めた。じゃあさ、とりあえずは、このままでいようよ。もし、治療したいってことになったらそうすればいいし、そうじゃなければ今のままでいいしさ」


って言葉に、
「そっかぁ。気分が乗らないときは現状維持って言う選択もあるんだぁ」
と旦那同様、背中を押された気がしたよ。

『籠城のビール』
*ストーリー*
事件の被害者をしつこく追うマスコミに母と妹を殺された兄弟。
復讐をしに、アナウンサー宅を訪れるのだがーーー。
*感想*
実際ありそうな話ですね。
最初は憎いと思っていたんですけど、読んでみて印象が変わりました。
世の中って必ずしも為になることだけが仕事じゃない。
例えば、サラ金とか、通販とか、マルチ商法。
好き好んで、子供のときから夢見てなる人っていないでしょ。
だけど、生きていくために自分を偽ったり変えてしなきゃいけない。
でも最後は、協力プレイが滑稽で、かわいらしいお話でした。

『冬眠のガール』
*ストーリー*
両親が自殺し、父親の本を全部読むことを日課にしている女の子の話。
*感想*
この話が今の気分にあって、ヘンテコな女の子の話は最初から最後まで楽しく読めました。この話が一番好き
両親の自殺理由について、自分が壊れていくことを受け入れられなかったんだなぁと思った。
生きていくために仕方ないとはいえ、醜い自分を見るのに耐えられなかったんだな。
それだけ、きちんとした人だったんだなーと思った。
でも、子供残して死ぬなよーとも思った。
彼女は、目標ができると短冊に書く。
そして達成したらそれをはがす。
このテクは頂かせていただきます♪
友達に「彼氏いないなんてかわいそー」と言われて彼氏を作ることに決めた彼女(それを厭味だと気づかないところがかわいい!)
早速実行に移します。

「ビジネス書だったと思うんですけど、新しいことを始めるには、三人の人に意見を聞きなさいって。
まずは、尊敬している人。
次が自分には理解できない人。
三人目は、これから新しく出会う人」


このテクも頂きっ!!!
きっともともとは彼女、本を読まないタイプだと思う。
だから、素直に本のいうことを信じて実行できる。
そして、願いを叶えていくんだろうなぁ。
sonatineは、幸せになる本とか読みすぎて、読むだけで満足したり、
「またその話かよ」と突っ込みをいれたりするもん。
んでね、彼女きっと素敵な女性だと思います。
素直で、のんびりしてて、好奇心旺盛。
マイペースで、結構誰とでもうまくやっていけるタイプ。
んで、ちょっとズレてて、高嶺の花って表現を“ナイアガラの滝”っていう表現に変えちゃうところも一緒にいて飽きないだろうなーと思う。
太田君もカテキョの先生も、彼女のそんなところが好きだったり好感を持ってたんじゃないかな。

『鋼鉄のウール』
*ストーリー*
幼いころに憧れて入団したジム。終末で世間がおかしくなっても、あの人たちは変わらずにトレーニングに励んでいた。
*感想*
実際にモデルがいるだけあって、力はいってるなーという感じがしました。

「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」


のところにドキリ。
んーsonaitineは終末宣言があったら即効仕事はやめる!
んでダラリダラリと暮らすと思うんだけど、
アスリートの人たちって、自分を追い詰めてたえず自問自答していて自分のやりたいことや生き方をシンプルにわかっていそうなイメージ。
だから、変わらない人が多いんじゃないかな。
自分との戦いを嫌というほどやってきている人たちだから。



前半は明るい感じで進んでいったのですが、
後半は少しづつ暗い話ができていました。
今の気分では楽しく読めなかったけど、終末=暗いのがなきゃ嘘だと思うし、それがなきゃ物足りないと思う。
この作品って、たくさんの死がでてくる。
それもとても身近な人の自殺や他殺。
なのに、ズドーンと気持ちが沈むことがないのは、
登場人物たちの世界にワープして、
非現実な日常のなかで麻痺しちゃった部分があるのかなぁと思いました。
この記事へのコメント
はじめまして。
ゆうさんのブログから参りました苗坊と申します。
TBしたのですが、反映されなかったみたいですね^^;
最近読んだので、カキコさせていただきます。
伊坂作品、とてもすきなんです。
面白かったですね。
世界の終末を知っても、苗場やニノ宮、渡部ジーちゃんのような考えて生きることが出来たら、幸せだろうなぁと思いながら読んでいました。
苗坊 | URL | 2006/05/28/Sun 12:23 [EDIT]
苗坊さん、はじめまして&ようこそ!
TBしてもらったのに申し訳ないです~。
でも、カキコありがとうございました。
終末を知っても、壊れることなく自分らしく生きていけたらいいですね。
伊坂作品はこれからもっと、読まなきゃだわ~。
sonatine | URL | 2006/05/29/Mon 13:22 [EDIT]
はじめまして
リサさんのブログから遊びにきました"(´▽`)ノ"

伊坂さんは大ファンで読破してまーす
早く新作出ないかな~ってまだ新作でたばかりですけど(^^;

この話には強烈なキャラは出てきませんでしたね
しいていえば櫓を立てるじいさんかな( ´艸`)ムププ

最後はどっちつかずで終わっているけれど
読んでよかったです

TBさせてくださいね~
でもできるかしら(^▽^;)↑の方のコメントでTBできないって
書いてあるので
まめころりん | URL | 2006/05/29/Mon 23:07 [EDIT]
 Σ(・ω・ノ)ノ ごめんなさいです!!
fc2にお料理ブログをもっているので自然にURLが
そちらになってしまったみたいです(^▽^;)

こちらが本のブログですのでよろしくお願いします
まめころりん | URL | 2006/05/29/Mon 23:09 [EDIT]
TBできませんでした・゚・(つД`)・゚・ 
まめころりん | URL | 2006/05/29/Mon 23:11 [EDIT]
まめころりんさん、はじめまして~。
せっかくTBしてくださったのにごめんなさい。
苗坊さんのようにもしかしたら、次の機会はうまくいくかも。
めげないでチャレンジしてくださいね。
でも、コメントだけでもうれしかったです。

伊坂さんはファンが多いですよね~。
私は、作品も好きだけど伊坂さんの顔が好きっ(笑)!
sonatine | URL | 2006/05/30/Tue 20:44 [EDIT]
こんばんは。
TB・コメントありがとうございます。
こんなことが起こったら、やっぱりシェルターなんか、買っちゃうのかなー、平凡だなー、臆病だからなー。
静かに待つ、それは平凡であっても超人・超自然人だと思いますよ。
こんなに落ち着いているなるのかが不思議ですが、人間ってやはり偉大なんて思ったりしています。
モンガ | URL | 2006/11/04/Sat 22:36 [EDIT]
モンガさん、TBありがとうございます。
静かに待つ、というのが一番多いパターンなのかもしれませんね。
sonatine | URL | 2006/11/07/Tue 12:33 [EDIT]
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