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さよなら、スナフキン

さよなら、スナフキンさよなら、スナフキン
山崎 マキコ

新潮社 2003-07
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<評価>
普通。楽しめた20060523175411.gif

<ストーリー>
社交性もなければ、頭がいいわけでも容姿がいいわけでもない。
夢も希望もなく、自分を殺してしまおうかと思いつめた女子大生の大瀬崎。
ふとしたきっかけではじめた編集プロダクションのバイト。
仕事もできず、常識も知らず、シャチョーに怒られてばかりの日々だったが、「君には才能がある
小さなときから誰かに必要とされることを求めていた彼女は、期待にこたえようと努力を重ねるがーーー。

<感想>
チクチクっと痛みを感じる。
イライラっとする。
この主人公は、私が一番嫌いな私だったときだ。
できないことで自分を責めて、小さなことでも失敗すると地獄に落とされたように落ち込んで。
それでも、何か自分にぴったりとくる居場所があるはずだという希望は捨てれない。
もうそんな時期は終わったけれど、この主人公には共感を通り越して不快感を覚えた。リアル過ぎる。

一方、そんなダメ子にアメとムチをうち、成長させてくれるシャチョー。
どんな目的があるのかドキドキしながらよんでたけど。。。

(以下、ネタバレのため、伏字にしてます)

人は「才能がある、と言い聞かせているとと実際そうなることもある」


彼の持論は間違っていない。
そして、彼の育て方は間違っちゃいない、と思う。
だけど、それが正社員で、正当な手当てを支払ってたらの話。
彼は、部下を道具としか見ていない。
だから、誰もついてこない。
彼の闇。それは人を信用できないということ。
彼女の闇。利用されてしまっても居場所欲しさに頑張ってしまうこと。

仕事だけがすべてじゃない。
仕事だけに囚われるのは、うまくいかないときに壊れてしまいそうで私にはできない。
仕事というカテゴリーだけじゃなく、友達、趣味、家族。
いろんなカテゴリーを持っていたい。
そして、自分を感じていたい。
たくさんの失敗も、経験のなさも受け止めてくれるシャチョーはかなり魅力的。
だけど、お金や成功という目に見える結果だけを求めすぎても、人はついてこない。小さいところなら、尚更。
これは、恋愛小説じゃないと思う。
だから、彼女がシャチョーを好きだったことには違和感を覚えた。
ラスト、ふらふらな彼女が、どうなるのかドキドキしながら読んだ。
いつまでたってもダメで、シャチョーの甘い言葉に使命感に燃える彼女に嫌悪感を抱きながら目が話せなくて、一気に読んだ。
ラストはハッピーエンドだったけど、気持ちがどこかすっきりしない。

わたし、彼女が嫌いだ。
この記事へのコメント
こんばんは。
僕がこの物語の社長が気に入らなかったことをちゃんと言葉にしてくれてありがとうございます。
それが彼の「闇」なのかもしれないけど、大瀬崎亜紀につけいるように見えるのが気に入らなかったな。

僕も彼女は嫌いだなぁって思いながら読んでいました。あまりにもリアル過ぎますよね。
kbb | URL | 2009/03/26/Thu 03:18 [EDIT]
主人公が好きになれない小説は、後味が悪い・・・。
妙にリアルで、イラッとくる主人公でした。
共感できるのに好きになれない。
同じくシャチョーもそういった人を目ざとく見つけてくるのも好きになれなかったですね。
sonatine | URL | 2009/03/26/Thu 18:41 [EDIT]
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