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あなたが私を好きだった頃

あなたが私を好きだった頃あなたが私を好きだった頃
井形 慶子

ポプラ社 2005-08
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<評価>
切ない。。。めっちゃよかったです20060517191140.gif

<ストーリー>

「あの日に連れ戻してあげよう」 今でも私は、神様が近づいてきて、そっと肩に手をかけてくれやしないかと、時々後ろを振り返っているのです。著者が、かつての自分の恋を振り返り、検証しながら書き上げたエッセイ。



<感想>
めちゃくちゃよかったです!
ギュム~っと心つかまれちゃった感じ。

あなたが私を好きだった頃
ってとても意味深なタイトルですよね。
普通は、私があなたを好きだった頃じゃないですか!
あなたが私を・・・って言われることで、相手の気持ちも含めてこのエッセイは完成してるんだなぁと思いました。
わたしが、という一人称のタイトルより、よりその時期がどんなに素晴らしくて、そしてもう手に入らないという歯がゆさも感じる。

「あなた」は意思表示がわかりにくいけど、いつでも「わたし」の力になり支えてくれた。
恋の出会いから別れまで、葛藤と不安を描きながら彼女が感じてきたことをそのまま書いてあり、いくつも当てはまりました。


幸せになるのになれてなくて、形にするのにばかりとらわれてしまう人
相手のことばや態度でしか、愛情を確認できない人

いろんな不安があって、時を重ねるだけ二人の関係も変化していって
それを最初のようなときめきをずっと求めるのは無理があって
相手をわかるたび、いやなところ、いいところが見えてきて
それでも一緒にいられるという関係を築くのは、相性や愛情がなければ難しいことだ。

どうして、彼女は彼に会いに行かなかったのか。
不思議でならない。
同じ気持ちをもってながら、そばにいつづけることを願わなかったの?
わたしなら絶対、会いに行くと思うのだけど。。。

彼女に「正しいアドバイス」を送り続けていた精神科医の話も印象的でした。
成長は許すけど、衰退は許さない。
だから彼の話ができなかった。という話があってさ。
私も心理学を学んだから、よく恋愛相談を受けるんですけど、
正しくアドバイスしたいっていうのはあるんです。どうしても。
だけど、当の本人からすれば、正しく生きるより、自分の納得できる答えを出したいんですね。
正しい情報が、正しい結果をもたらすとは限らない。
特に、人間に関しては。
というのをヒシヒシと感じた話でもありました。

最後に、自分へ、恋をする人に向けて本文で好きな言葉を贈ります。

彼が消えて、心に「空き」ができると、これまで別段気に留めなかった周りの人の存在が、前よりクローズアップされる。
誰かが去れば、誰かが現れるーーー。


* * * * * * * * * * * * * *

あなたが私を好きだった頃

わたしは、わたしの限界を受け入れ、
抱きしめます。
わたしは、あなたの限界を受け入れ、
抱きしめます。
いま、わたしたちは自由に変化し、
成長していけるのです。
ついにその日が訪れたら、
歓迎しましょう。
このままでいたいという
欲求の方が、
変化し、成長することより
苦しくなるその日を。

----『人間関係 -心の羅針盤』より

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