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運命をかえる言葉の力

運命をかえる言葉の力運命をかえる言葉の力
井形 慶子

集英社 2003-09
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<評価>
勉強になります20060620204131.gif

<ストーリー>

メール、手紙、カード、日記、遺書。文字には話す以上に人の心を動かす不思議な力がある。イギリスの豊かな価値観に出会った著者が、書き言葉の持つ魔法のような魅力を紹介する一冊。



<感想>
大雑把に言うと、手紙はいい!ということです。
んで作者のあなたが私を好きだったころを読んでとてもよかったので、読んでみた。
前半、中盤は結構フツーでちょっと飽き始めたころに、最後の遺書の話でドーンときました。

家族の話、恋人に言ってはならない言葉、文章を通して見えてくる人柄、イギリス人のクレームの処理のすばらしさ。
アメリカ人、日本人との比較など、とても勉強になりました。
うまく取り繕うことも大事だけど、気持ちを伝える、伝えようとすると心に響くものが生まれるんだなーと思った。

ここで、ちょっと気に入ったフレーズを紹介。

受け身の人間はしつこくなる。相手の言うことを信じたいが信じられない。だから確認を繰り返す。

ーーーーワタシデス。

**************

クレーム処理のプロの言葉

絶対に相手の目を見るな、うなずくな、笑うな、この三つを守って一言もしゃべらないように。


相手が怒り狂っているときに謝っても一緒。だから一通り相手にしゃべらせて、疲れたときにこちらの意見を伝えるといいらしい。

**************

イギリスのビジネスシーンにて

決して自分が悪いとは書かないが、きちんと詫びて、相手をハッピーにさせる何かを添えて返答する習慣が定着している。



具体的な解決策、クレームも当然の権利として受け止めてくれる文化があるそうです。
この、作者さんはイギリスが大好きらしい。



***************
最後に最終章。遺書にて。

同時多発テロ、飛行機墜落事故、特攻隊の人の最後の言葉。
どれもよかったです。
でも、どれも悲しかったです。

特攻隊の人が国のためではなく、大切な人のために戦うことを選んだ話は、どうして!こんな時代に・・・と歯がゆさを感じた。

特攻の前日になると毛布をかぶってなき続けたり、半狂乱になったという。しかし、突撃の朝は笑顔で出発した。
とてもきれいで、悲しい詩を紹介します。

あんまり緑が美しい
今日これから
死にに行く事すら
忘れてしまいそうだ。
真青な空
ぽかんと浮かぶ白い雲
六月の知覧は
もうセミの声がして
夏を思わせる。
  作戦命令を待っている間に

小鳥の声がたのしそう
「俺もこんどは
小鳥になるよ」
日のあたる草の上に
ねころんで
杉本がこんなことを云っている
  笑わせるな
本日十三時三十五分
いよいよ知ランを離陸する
なつかしの
祖国よ
  さらば
使いなれた
万年筆を“かたみ”に
  おくります



22歳の男性の書いた文章。
時代が違うならば、きれいな世界で暮らすことなど
当たり前なのに。
どうしてこんなきれいな日に
どうしてこんなのどかな日に
まるで自分が死ぬことなんて世界は知らないように
ひっそりと
自分の命を閉じなければならなかった青年たち。
きっと、その壮絶な人生は
私がどんな苦労を背負おうとも
かなうことはないだろう。
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