スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

できればムカつかずに生きたい

できればムカつかずに生きたい
できればムカつかずに生きたい田口 ランディ

晶文社 2000-10
売り上げランキング : 283967
おすすめ平均star


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


<評価>
なるほど20060620204131.gif

<ストーリー>

どうしたら傷ついたりめげたりしないで強く生きられるんだろう。多発する十七歳の少年たちの犯罪のこと、ひきこもりの末亡くなった兄のこと、プチ家出をする少女たちの心情、「いじめ」の本質について考えたこと…生きにくいこの時代で悩み考えぬいて得た、ヘヴィでリアルな心の処方箋。



<目次>

十七歳の頃、なにしてました?
ひきこもりの心象風景
断層の向こうのお父さんたち
私はいかに父と和解したか
恨みつらみの晴らし方
春の陽をあびて蘇る
お母さんを守る子供たち
いじめってなんだろう?
プチ家出をする少女たち
できればムカつかずに生きたい〔ほか〕



<感想>
初、ランディです!
兄の引きこもり、父親のアル中、母親のノイローゼ。
家庭崩壊、いじめという環境で育ったランディさんの
社会問題への見方が独特で興味深い。
いじめ問題をシーツに例えてみたり
母性文化で父性が足りないと言ってみたり。
あーこんな考え方や見方があったんだな、と新発見できました。
太田光のエッセイを読んでいるときと同じ気分になりました。

私は気に入った言葉に付箋をするんですけど、
この本は付箋だらけになってしまいました。
表紙の女性のように、世の中や自分自身をじっと見つめている本です。

特に表題の『できればムカつかずに生きたい』がよかった。
嫌なことに対して、嫌だといえなかったり、攻撃的だったり、受け入れたふりをしたり。
最終的には嫌なんだけど、とさらりと言える様になったまでの経緯にあるある!と同感してしまいました。

とはいえ、違うなぁ~と思った部分もあって
あぁ、私ってこういう考えなんだ、という事にも気づかされました。
ランディさんは深く深く自分自身について考えてるんですけど
私はそこまで考えなくていい。
というか考えたくないんですよ。
できるだけ、単純でありたいと思っている。
楽しいことは楽しい。嫌なことは嫌。
嬉しいときに笑って、悲しいときに泣いて。
そうやって、できるだけ自分に正直でありたいと思っています。
そのほうが絶対楽しい。
考えてもわからないことはあるし、解決しないこともたくさんある。
だから考えるよりも今を楽しむことのほうが大事。

というのは半分本音で、半分嘘。

見たくない自分の姿を見て
それでも解決しないとき
気丈に振舞う不利をして
自分に嫌悪感を抱きながら生きていくのは嫌でしょう?
深く考えることは私にとって
頭でっかちになるそうで怖くもあるのです。

矛盾するようですが、その代わり
自分自身を深く見つめなおす本が好きなんです。
人の意見を深く知りたい、ドロドロとした感情の中に何があるのか
興味はあります。
ただ、今は自分を通してはまだ知りたくない。
本はそのためのクッションなのかもしれません。

またまた、特に好きな言葉を紹介します。

やって来るものを受け止めながら手放していけばいいんだよ。
どんなものでも自分にやってくるものはプレゼントだ。
受け止めて手放せばいい。
そうしていくと、受け止めた衝撃で流れが起こって自然にあるべきほうに流れていく。
自分でありながら、でも流されろ。




* * * * * * 
オウム内部から撮影した知り合いの話について

視点を変えると、常識だと思ってきたものがひっくり返る。
正義だと思って来たものが豹変する。
いったい何が嘘なのかわからなくなってくる。



* * * * * *
相性が合わない産婦人科の看護婦さんに気持ちを伝え、彼女が不妊症で悩んでいたことが発覚したときのこと

相手を呪わない言葉を話す、そのためにはまず、自分が呪いから解かれる必要がある。



* * * * * * 
私は父性を持ちたい、より

私はずっと、いい社会、自由な社会は優しい社会だと思ってきた。
だけどあっちにもこっちにもいい顔をしようとすれば、国家財政は破綻する。
バランスが取れた社会というのは、父性が適度に働いている社会ではないのか。
母性はイメージできるが父性へのイメージがとても貧困だ。

この記事へのコメント
コメントを書く
管理人にのみ表示
この記事へのトラックバック
http://neteoki.blog7.fc2.com/tb.php/214-56e7ae66
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。