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西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ西の魔女が死んだ
梨木 香歩

新潮社 2001-07
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<評価>
ふーん20060623215859.gif

<ストーリー>

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも…。


<感想>
この本はずいぶん昔に図書館で見かけた本です。
衝撃的なタイトルに

「暗そうな本だな~drop0.gif

とあまりいいイメージをもっていませんでした。
ですが、最近本屋さんのPOP書きを読んで
「泣ける、よい、オススメ
の売り文句に乗せられちゃいました。

今の自分の気分と合っていないので思い切って評価は厳しくしましたが、とてもメッセージ性の強い本で、読みやすくもあり、小・中学生の時に読んでたらバイブルになっただろうな、って思いました。
こういう、等身大の思春期を描いた本に、思春期のころ出会わなかったのでとても損をしたな~という気分になります。
できることなら思春期だったあのころに戻って、瑞々しい青春小説をわかるよぉって同感しながら読んでみたい。

はみ出してしまったまいは、おばあちゃん=魔女の元へ。
魔女といっても、知恵の先生みたいなもので魔法という魔法はちょこっとだけしか出てきません。そこがまたいい。

魔女修行は心と体の修行。

「精神力っていうのは、正しい方向をきちんとキャッチするアンテナをしっかり立てて、身体と心がそれをしっかり受け止めるっていう感じですね」


のセリフが印象に残りました。
社会人になって、自分の正義や信じるものがあったとしても周りに流されたり影響を受けて歪んだりわからなくなってしまい、まさにそれは心と体が別な状態。
顔で笑って心で泣いて20060610100518.gifってやつです。
自分というものに対して潔く正直でありたい、という姿勢を貫いてる魔女の姿は、理想。
だけどもそうできない自分も知っている。
だから、せめて自分の心の声にはじっくり向き合っていかなきゃな、っと思った。
いつか、大きな選択を迫られたときに、自分の正直な答えを出せるように。


おばあちゃんの暮らしは素敵。
シーツをラベンダー畑に干して、香りをつけて寝つきを良くしたり。
手作りジャムを作ったり。
素朴で、質素だけど、ある意味とても贅沢。
私は西の魔女=この人、のイメージ。
ね?ぴったりだと思わない???
楽しみは創り出せるものよ―ターシャ・テューダーの言葉〈2〉楽しみは創り出せるものよ―ターシャ・テューダーの言葉〈2〉
ターシャ テューダー Tasha Tudor 食野 雅子

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そんな素敵な生活に、心と体が元気になっていくまい。
だけど、戻らなきゃいけないし、戻りたいとも思う気持ちがある。
だって中学生だし余生を送るにはまだ早すぎる年頃だもの。
必要なのは、時間と、自分を肯定してくれる存在、だったんだな。
集団の中からはじかれると、まるで自分が罪人のような気持ちになる。
いろんな見方、考え方を知るってことは、自分を守るということにつながる。
そして自分を肯定できる人は、自分のモノサシで周りを見ることができる。


いろんなメッセージを伝えてくれたのに、深い本なのに読みこなせなかったのが残念。
何というか、もっとぶっ飛んだのが好きなんですよワタシ。。。
教科書に載ってそうな本、といったら想像つくかしら?
はみ出しっ子の話は、今んとこ天国はまだ遠くが私のナンバーワン

最後の番外編はよかったな。
がっかりの誤解のはなしにほっこり気持ちも和やかになり、終了~。
こういう茶目っ気がもっと欲しかったなぁ。
この記事へのコメント
こんばんわ。
この本、初めて読んだのは中学生の時でした。
まいと同じ年代だったのですが、難しかったのかな~
おばあちゃんの想いとか、理解できていなかったように思います。
2,3年前に再読して、この作品の良さを再確認しました。
梨木さんの作品って、訴えかけるものが多いですよね。
でも、私はあんまり理解できていないと思います。
それが残念ですね。
苗坊 | URL | 2006/08/03/Thu 23:55 [EDIT]
苗坊さんへ
苗坊さんは、中学生のころに読まれたんですね。
私はあまり幸せな中学時代じゃなくて、まいっぽかったから、
きっとその当時読んだら感情移入しただろうなと思いました。

梨木さんはこれが初めてです。
>訴えかけるものが多い

なるほど。もう少し読んでみます!
sonatine | URL | 2006/08/04/Fri 20:38 [EDIT]
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