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コイノカオリ

誰かの家に行ったときや、洋服を借りたときにその人の匂いを感じる。
香水も好きだけど、その人らしい香りがふわっとする。
そんなのも素敵だなぁと思う。
人のにおいはどうやってできるのだろう?
体臭?それともせっけん?
タバコのにおいもあるよね。
私はタバコはぜんぜん吸わないので
タバコのにおいは苦手です。
でも、ヤニくさいにおいがする人と、香ばしいいい香りがする人がいるのはなんでだろ?

最近は、感覚や、においに敏感。
人の温かい感触や、ひやりとした冷たい手。
さらさらと頭をなでる大きな手や、
優しくてあたたかな声。
合わないぶかぶかな服からほんのり香るその人のにおい。

私はどんなにおいをしているのだろう?
いいにおいがしているといいな。
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4048735772コイノカオリ
角田 光代 島本 理生 栗田 有起 生田 紗代

角川書店 2004-12
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『水曜日の恋人 角田光代』
母親の恋人にまつわる話。
sonatineの家はマイホームパパとマイホームママの家庭なので浮気とかには縁がないです。
そして自分も浮気とか不倫とかはしないと思います。
大抵の場合、不倫はうまくいきません。
悲しい結果が残るだけのことが多い気がします。
愛がさめた場合、もう切り捨てられる存在なのです。
どんなに愛しても、恋愛は一人ではできません。
過去にその人と恋愛関係にあったなら余計つらいでしょう。
そんなことをヒシヒシと感じる話でした。

『最後の教室 島本理生』
ずっと読みたかった作家さん。
レモンの話が出てきて、それにあった甘酸っぱい感じ。
最後の一文が好きです。
好きだ好きだと想いながらも、そこまでは深く愛せない自分を冷静に見ていて、すべてが最後の文にぎゅっぎゅっって詰まってる感じです。

『泣きっつらにハニー 栗田有起』
この話好きですね~。タイトルもかわいいheart.gif
発想も面白いんですよ。
男性オーナーなのに気さくな性格からママと呼ばれている男性に恋をする話。
そこは昔SMのお店からマッサージのお店になったのですが、店の名前が「蜜の味」なんです。
ハチミツを使ってマッサージするからなんですが、セクシーさも残しててセンスあるなぁと思わせてしまう。
あと、主人公の女の子の家は倒産して、狭いアパートに住んでるんですが、

みんなで「下」の字になって寝ています。お兄ちゃんがいたころは「不」の字でした。

のところではクスリと笑えました。
笑いだけじゃなくて、考えないようにしても考えてしまうところとか、何か相手の心を動かすような言葉を言いたいのにいえない。ドキドキしすぎて食べ物の味がわからなくなってしまう。
あーあるある!って共感できました。
友達との会話も自然でよかったです。
短編ではもったいない!もっと読みたいぞ!って思った作品です。

『海の中には夜 生田紗代』
こういう微妙なずれ好きですね。
好きなのにうまく表現できなかったり。
仲良くしたいのに仲良くできない。

居場所がなくても、居心地が悪くても、私は高橋さんと一緒にいたかったし、本当にちゃんと高橋さんのことを、ちゃんと好きだったと言いたかった。でも、やっぱり口に出すことはできなかった。いつもどうでもいいことばかり話しているのに、肝心なことは何一つ相手に伝えられない。私の口はまるで意味がない


私は知り合いに結構感じますね。
あぁこの人と友達になりたいって思って、向こうも興味持ってくれる場合があるんですが、会話が続かなかったり。
何話したらいいんだろう?好きなのに逃げ出したい!って思ったり。そういう場合は縁がないんだろうなーって思いますが、仲良くなりたいことを伝えたほうがよいのでしょうか?
そしたらうまくいくものなのでしょうか?
この作品も、短編では物足りないなぁって思った作品。

『日をつなぐ 宮下奈都』
とても文章が気持ちよくて、音とにおいと感触と五感が刺激される。
好きですね~。大好きですheart.gif
こういう男の人は理想ですね。シャイで優しくて。
でもそれが理想のダンナかは別なんですね。
豆と音楽に励まされて前向きに進もうとする彼女に
彼はなんていうのでしょうか。
気になるけど、聞くのが怖い。

『犬と舞茸 井上荒野』
微妙なあ・うんの呼吸というか、空気感の漂う作品。
自分も結婚して、倦怠期とかになったらこんな感じになるのかなぁーやだなぁと思ってしまった。
でも、それでも人は生きていくんだな。
たくましいなーと思った作品。
きちんと終わり方に納得できた唯一の作品でした。

いじめの時間を読んだときは設定が懲りすぎとか、暗すぎとか思ったのですが、この本はよかったです。
ハッピーエンドではないし、設定も凝ってるけどそれぞれの作品から確かにコイノカオリ感じました。
どの作家さんもすごくよかったです。
この記事へのコメント
sonatineさん、こんちは!
僕も匂いにすごく敏感というか、
神経質なんですね。
学生の頃に人からどう思われてるかとか、臭くないかとか、心配しすぎて、
ちょっと病んでました。
で、一日2回お風呂入ったり、
香水つけまくったりしてましたね。
今は、落ち着きました。
部屋のアロマとか、ボディーソープとか、
香水とか全て一つの匂いに統一して、
安らいでいます♪
junnow | URL | 2005/05/03/Tue 14:08 [EDIT]
香ばしいタバコの匂いの人いますよね(笑)
甘い香りのがあるようです。葉巻も甘い匂いらしいし、高いものなのでしょうかね。
私は今日はラムジンギスカンの匂い…さいあく^^;
ヒワ | URL | 2005/05/04/Wed 01:58 [EDIT]
junnowさん、はじめまして!
匂いの統一ですか!グッドアイデア♪
確かに好きな匂いって癒されますもんね☆
ちなみにsonatineはユージンフロアという香水を愛用中です。
人からどう思われるのか気になりますよね。でも、そんなんも自分さー!と開き直れるようになってきました。なんてったって「弱気なマイペース」ですから!!

ヒワさん、お久です☆
ラムジンギスですか。
私は夜勤明けなので、汗と老人臭…あああ最悪です(>_<)
早くシャワー浴びてせっけんの香りにならなくちゃあ!
sonatine | URL | 2005/05/04/Wed 10:07 [EDIT]
TBありがとうございます。
柊も最近アンソロジー集、好きになってきました♪
知らない作家さんとの出会いが特に面白いです。
掘り出し物に出会えた気がします(笑)
柊 | URL | 2005/05/08/Sun 17:36 [EDIT]
わぁー!柊さんありがとうございます。
ホント、アンソロジー集は面白いですよね♪いろんな作家さんのを楽しめるから、読書の幅も広がるし(^^)
お得感がいっぱいですね☆
前は実はだめだったんですよ~。中途半端に終わりそうな気がして。
でも柊さんの記事を読んで、読みたいって思って、食わず嫌いだったことが判明。
また、色々な本を紹介してくださいね☆
sonatine | URL | 2005/05/08/Sun 21:38 [EDIT]
こういうアンソロジー集って、いままで読んだことのない人を見つけることができていいですよね。
わたしは「泣きっつらにハニー」が一番気に入りました。
Roko | URL | 2005/05/28/Sat 11:11 [EDIT]
 こんばんは。
カスタマイズ、すごいですねー!
音までします♪
(感動~!!)

さて、私も自分の香り(匂いじゃ嫌だ)気になります。
「落ち着く」とか「☆すぅ☆だとすぐわかる(いい意味で)」とか言われたいなぁ。(*^。^*)
☆すぅ☆ | URL | 2005/10/17/Mon 23:09 [EDIT]
こんにちは。sonatineさん。

>みんなで「下」の字になって寝ています。お兄ちゃんがいたころは「不」の字でした。

この部分、私も、笑ってしまいました。
字とその状態が頭に浮かんできましたよね。

どれも読み応えがあって、粒ぞろいのアンソロジーでしたよね。
この本が読めてよかったです。
ゆう | URL | 2008/08/02/Sat 18:23 [EDIT]
ゆうさんの記事を読んで、当時のことを思い出しました。
恋愛真っ盛りの時に読んだので、とても思い出に残ってる本で、五感に残るような恋をしようと思ったのを覚えています。
sonatine | URL | 2008/08/03/Sun 20:34 [EDIT]
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6人の作家による、6つのラブストーリー。 タイトルの響きと、装丁がとても美しい本です。 恋愛小説はあまり読まないため、知っている作家が一人もおらず、新鮮でした。 一番印象に残ったのは、生田紗代の「海のなかには夜」。 だれに知られることなく、ひっそりと進行するサ
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コイノカオリ
コイノカオリ角川書店このアイテムの詳細を見る 水曜日の恋人(角田光代)、最後の教室(島本理生)、泣きっつらにハニー(栗田有起)、海のなかには夜(生田紗代)、日をつなぐ(宮下奈都)、犬と椎茸(井上荒野)という、6人の女性作家による恋をテーマにした短編集です
ついてる日記 2005/05/28/Sat 11:06
コイノカオリ/角田光代etc
収録作品「水曜日の恋人」角田光代「最後の教室」島本理生「泣きっ面にハニー」栗田有起「海のなかには夜」生田紗代「日をつなぐ」宮下奈都「犬と椎茸」井上荒野「最後の教室」以外は書き下ろし作品です
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コイノカオリ / 角田光代 他
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『コイノカオリ』
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