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Bランクの恋人

Bランクの恋人Bランクの恋人
平 安寿子

実業之日本社 2005-10-16
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<評価>
あっさりしてるけど、内容は深い。面白かった20060523175411.gif

<ストーリー>
篠原澄香は、デブ、ハゲ、アニメおたく、根暗など全くもてない男たちを心底かわいいと思っている女性(―――はずれっ子コレクターより)

<感想>
とある雑誌にオススメされていたのを見て、興味がわいてきました。
平さんてタイトルのつけ方がうまいなぁ~と思います。
「もっと、わたしを」とか「愛の保存法」とか。
この「Bランクの恋人」も読書意欲をそそられちゃった
さてさて、内容のほうですが。
この作家さんはあんまりねっとりと書くタイプではない、ということが判明しました。
内容は結構突飛だったり、過酷だったりするんだけど
あまりじめ~っとした感じのない。
例えて言うなら、グルグル迷ってても「ま、いっか」という感じの
さっぱり系の女性が多い気がします。

んで主人公が変わっていたとしても
なぜか普通に見える、そんな書き方をされる作家さんです。

テーマは深いので、後は読者の受け止め方しだいなんですけど
読書にわかりやすさを求めるわたしとしては
もっと、ぐわ~っと大きな感動を求めたいなぁ。。。

って人には向かないのかなぁ?


↓以下、気に入った作品を紹介~

『Bランクの恋人』
もてることに重点を置いている男性の話。
結構痛かったです、自分がね
ドキっとしました。
容姿がイケてるわけじゃないことを主人公は知ってる。
だから、ターゲットを絞る。
あんまり男に縁のなさそうな女。
ブスじゃないから、プライドがある。
そこを傷つけないように、仕事がらみの付き合いから謙遜しながら口説いていく。
それがテクニック。

虚しい努力するなよ。へんにいじらず、自分のそこそこ度をよく認識して謙虚になってりゃ、同じくらいそこそこの男と結ばれるってのにさ。


ごーめーんーなさーいっ
紛れもなく、私のことだわ。
容姿は美人じゃないけど、平均くらいはある。。。ハズ。
なのによってくるのは不細工、性格難アリ、定職なし。
なーぜーと思ってるときに読んだので
謎が解けてすっきりしました。
そうか、そうか。

きっと、こんな男いたら、わたし一発で転がされますわ。

* * * * * * * *

『サイドバイサイド』
女性がたくましいなぁ~って感じさせる作品。
アネゴ肌な女性はキャリアウーマン。
本当は甘えたいと思いつつそんな男性からは頼りにされるばかり。
惚れるが負けで、彼の必死の頼みから
赤の他人の女の子を預かることになった。
その子は彼氏のDVから逃げてきたのだが
彼女とは違う、だらしない女性。
だけど。。。

この二人の相性がとってもよさそう。
きっとミナちゃんはしつけされて素敵な女性になりそう
読んでいて、と~っても気分が爽快でした。

* * * * * * *

『はずれっ子コレクター』
先ほど紹介しました作品。
これが一番、おもしろかった。
これこそBランクの恋人、ってタイトルが似合うと思うのだけど???
相手の短所をいじらしい。と思う感情。
私の例えで言えば
ブレイクする前のアイドルが好きです。
んで、売れ始めたら興味がなくなるの。
そんな感じの心理かしらー?
このコレクターさんの気持ち、ちょっとわかる。
イケメンはかなわないけど、別フィールドならモテるっていうのを知ってるんだよねぇ。
モテないけど、恋の遊びのテクはある。
使ってみたいが常人には相手にされず。
素人に使ってみたら、マニュアル通りの、もしくはそれ以上の素敵な反応
てなうちにはまっちゃったんでしょうね~。

* * * * * * *

『利息つきの愛』
これ、タイトルはイマイチだけど、内容はピカイチでした
ゲイの友達がいる主人公。
彼に恋愛観、人生観、洋服をインスパイアされるうちに、彼女が常識とかムダなもんがバッサリバッサリ切られていって、さっぱりしていく様子が気持ちよかった。
私もゲイの友達欲しいなぁ~。

* * * * * * *

『サンクスフォーザメモリー』
義父の介護の介護をしていた新妻。
義父の急死により、市会議員の義姉が帰ってきた!
ドラマのような派手な演出に、彼女は義父との介護を思い出し
感謝の意を告げ、最後に自分を選んでくれたことへ喜びを感じ、
素直に悲しめない夫、義姉への不満を募らせていく。
この話もよかったです。
私は結構冷静で、この姉弟がわかりたくてもできなかった気持ちを告げてもどこかうそ臭いな~と思ってました。(特に姉のほう!)
時間があったら・・・とか環境が許したら・・・
とか~たらばっかりいってても、物事って進まないんですよね。
お姉さんのほうは、多分歩み寄る気もなかったと思いますよ。
お父さんの幸せは祈ってたと思うけどね。
この記事へのコメント
おはようございます。sonatineさん。いつもTBありがとうございます。
この作品、sonatineさんが書かれている・・・、主人公が変わっても、なぜか普通に見える・・・うんうん!と思っちゃいました。
そうなんですよね・・・特徴がないわけでもないのに、なんかこういインパクトに欠けるというか。
それはそれで、この作家さんの持ち味なんでしょうが。
最後の編にはホロリとさせられましたが、私ももっと大きな感動を求めます!
読んでいての安心感よりも、ぐわっとくる感動を!(笑)
ゆう | URL | 2006/08/11/Fri 08:49 [EDIT]
ですよねぇ。ほんわかしつつもぐわっときたいですよねぇ!!!
読者はわがままですが、リクエストに答えてほしいですね。
平さんはそれができる作家さんだと信じております。
sonatine | URL | 2006/08/11/Fri 20:28 [EDIT]
こんばんは、sonatineさん。
TB・コメントありがとうございます。
短篇でも、いろいろな愛情が出ていて
良かったです。
平さんは、上手いですね。
モンガ | URL | 2007/01/14/Sun 22:57 [EDIT]
モンガさん、こんばんは。
短編でもバラエティに富んでいて、読んでいて楽しかったです☆
sonatine | URL | 2007/01/17/Wed 01:06 [EDIT]
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Bランクの恋人 平安寿子
様々な愛の形をテーマに、日常の一コマを瑞々しく描く短編7編。どの編も、登場人物の男性が少しだけ情けなく描かれ、まさに男性の「Bランク」を具体化したようなストーリーばかりだった。対照的に、女性は皆、強くたくましく描かれていて、読んでいて思わず納得してし...
かみさまの贈りもの~読書日記~ 2006/08/11/Fri 08:46
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