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鱗姫

鱗姫―uloco hime鱗姫―uloco hime
嶽本 野ばら

小学館 2001-03
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<評価>
気持ち悪い20060610100419.gif

<ストーリー>

京都の名門、龍烏家の長女・楼子は、奇跡的に美しい肌と美貌を誇っていた。一年中日傘を手放さず、人一倍美肌に固執していた楼子には、しかし重大な秘密があった。初潮をむかえた十一の歳、性器の周囲に生えはじめた鱗が、歳月とともに範囲を拡げていたのである。楼子の様子に不審を抱いた叔母の黎子は、ある日、自分にも同じ鱗があること、それが龍烏家の女子に伝わる奇病であることを明かす。忌まわしき「鱗病」を伝える龍烏家の秘密とは? 全身へと拡がる鱗の恐怖と、美貌を失い、最愛の兄が離れてゆく絶望に脅える楼子は鱗病を抑える唯一の治療法を見つけるが、それはあまりにも凄惨な方法だった!


<感想>
夏と花火と私の死体設定そのものは乙一の夏と花火と私の死体に似ている。
が、こちらのほうが登場人物に対して怖さはなかった。
この鱗姫はめちゃくちゃ怖い
ホラー要素はほとんどないのに、主人公の女の子の非情さに背中がゾクリ。
精神的に恐怖心を植えつけられる。

全く理解できない部類・・・
だけど、この感じどこかで見たことが・・・




あっ、昼ドラに出てくる、恋人の意地悪な姉妹だっ

やたら美意識が高くって、ブラコンで、皮肉っぽい丁寧な敬語と非常識な振る舞い。
まさにぴったりなのです。

気位の高い女の子は親しい異性の兄や父親がいる場合、その兄や父親に擬似恋愛の感情を有することが多い。


と、本文中に説明があるように
昼ドラの展開は心理学にのっとったものなのですね(グッドジョブ

当然のごとく、読んでいて気持ち悪くて、主人公に嫌気が差し、
その周りの人も大嫌いなのですが、鱗病に関する説明が妙に信憑性があって(現実にはそんな病はありません)、どうなるんだろう?と読むのを止められなかったです。
本を読んで、こんなにも怖く、気持ち悪くなったのは初めてです。
このジャンルは、ミステリー?ホラー?まさかラブストーリー?
いったい何なのだろう・・・???
野ばらさんの、丁寧で美しい文章が、逆に読者の怒りを逆なでします。
気持ち悪いけど、面白いです。
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