スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

月魚

月魚月魚
三浦 しをん

角川書店 2004-05
売り上げランキング : 26945
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

<評価>
面白かった20060517191140.gif

<ストーリー>

古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた―。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。


<感想>
長野まゆみさんの白昼堂々を読んだときに、苗坊さんから月魚も面白い、と教えてもらって早速読んでみました。
ボーイズラブ(以下BL)か否か、と意見は分かれるようですが
立派なBLでしょう!とはっきり思いました。
だって、相手への見方がいやらしいというか官能的というか…
そういう目で見てるんですもん。
てか、前半二人のその微妙さで話を引っ張ってるんで、
これはBL小説のベタな展開やな、と思って読んでました。

ら、

後半はいろんなことが絡んできて、
罪が二人を結びつけること。それを手放すことへの不安。独占欲。
何より本への愛情に心打たれるお話になってとても面白かったですpp_05.gif
かなり、好きな部類に入ります。
上品さ古めかしさでいったら断然長野さんなんですけど、
こっちはもうちょっと身近な感じ。
キスシーンとかは一切出てこないので、あんまりBLばっかりいってるとクレームが来そうですが、
しをんさんもダ・ヴィンチを見た限りはお好きなようなので、多分狙ってるんだと思うんだけどな~。

こういう微妙な友情なときって
片方は男らしくて、
片方は色素の薄い、髪の毛サラサラで、まつげが長くて、華奢な設定が多いですよね~
前編のお話だけ読むと、瀬名垣がかっこよくて、真志貴がヘタレに見えたんですけど、後編は真志貴がとても素敵な男の子に描かれています。
読書が好きで、上品で、物静かで美しい。
地味だけど、何となく周りを惹きつけるオーラをもった少年。
こんな少年、クラスにいませんでした。
もしいたら、きっと今でも恋をしてしまいそうです。

* * * * * * * * * *

月魚は、好き嫌いの分かれる作品だと思います。
その一番の理由はBLの雰囲気です。
長野まゆみさんが好きな人には文句なしにオススメできるのですが、
そういうのがダメって人は読まないほうがいいと思います。
私はこういう、上品で、微妙に官能を感じさせつつ、境界線ギリギリのお話が好きなので、読めてよかったなぁとつくづく思いました。
この記事へのコメント
こんばんわ^^
TBとコメントありがとうございました。
読んでくださったんですね~^^嬉しいです。
2人のじれったさがまた好きだったりします。純愛と言うにはいろいろな障害があるし、惹かれましたね~^^
BLというジャンルではないから、キスシーンはなかったんでしょうね^^
しをんさんはエッセイでBL小説がすきだって言ってるし、かきたいともいっていたので、集大成の作品なんでしょうかね^m^
苗坊 | URL | 2006/09/19/Tue 22:36 [EDIT]
 こんばんは。
TB&コメントありがとうございました。
そのものずばりを書いていないほうが、よりエロティックですよね。
濃密な空気が漂うというか。
こんなふたりがもし高校時代にいたら、私は瀬名垣のほうに惚れてしまいそうです(笑)
たかとう | URL | 2006/09/19/Tue 23:39 [EDIT]
こんばんは!
ふふふ、実は私も読む前はBLものだと決めつけていました。
その雰囲気を醸し出しつつBLらしい描写はしていなかった
わけですが…やはり官能的ですよね。悶えましたものー。
長野まゆみさんは大好きなので、きっと同じ香りがしたのかな。
この月魚もかなり好きです♪
リサ | URL | 2006/09/20/Wed 01:18 [EDIT]
苗坊さんへ

ご紹介ありがとうございました!!!
三浦さん実は苦手意識があったのですが、一新されました。

たかとうさんへ
瀬名垣派ですか。瀬名垣もいいですよね~v-10
高校時代にこんな濃厚な友情築いてる男、いたっけ?
(BL抜きで)
いたとしたら、本当尊敬しちゃう。
男の友情ってまだ、sonatineは目のあたりにしたことない。

リサさんへ
TBありがとうございます。
やっぱり官能的ですね。
みなさんBLっぽいけどやっぱり違う派だったので、
こんな記事を書いたらクレームが来るのでは?と心配してましたが暖かいコメントでホットしました。
私もかなり好きです~。
sonatine | URL | 2006/09/20/Wed 18:44 [EDIT]
コメントを書く
管理人にのみ表示
この記事へのトラックバック
http://neteoki.blog7.fc2.com/tb.php/263-b41b6038
『月魚』三浦しをん
月魚三浦 しをん角川書店2004-05by G-Tools夢を見ることも、野心もすべてあの夏の日に生まれた。『無窮堂』は古書業界では名の知れた老舗。その三代目に当たる真志喜と「せどり屋」と呼ばれるやくざ者の父を持つ太一は幼い頃から兄弟のように育つ。ある夏の午後に起きた事件
ひなたでゆるり 2006/09/20/Wed 01:15
『月魚』三浦しをん
月魚三浦 しをん 角川書店 2004-05売り上げランキング : 16612おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた―。瀬名垣の父親は「せどり
今夜、地球の裏側で 2006/09/22/Fri 00:00
月魚 三浦しをん
月魚月魚オススメ!秘密を抱え、彼は彼に会いに行く。あの雑木林の向こう、古書店「無窮堂」まで。瀬名垣太一は古書店「無窮堂」で向かっていた。都心から遠くもないその場所は、珍しく雑木林がある。その古書店には、幼馴染の本田真志貴がいる。2人は友人だ....
苗坊の読書日記 2006/10/09/Mon 11:08
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。