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ハピネス /嶽本 野ばら

ハピネスハピネス
嶽本 野ばら

小学館 2006-07-14
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本屋さんで、野ばらさんの新刊を見つけました。
絵も写真も模様もないシンプルな表紙だけど、
ブルーとピンクの綺麗なグラデーションにものすごく心惹かれるものがあって、早速読んでみましたpp_05.gif

<評価>
静かな感動。よかった20060523175411.gif

<ストーリー>

「私ね、後、一週間で死んじゃうの」
彼女は唐突に、まるでアルバイトが決まったかのようにさり気なく、話のついでといったふうに、何時もの口調で、何時もの笑顔で、僕にそう告げたのでした。彼女が履いていた靴下の話をしたことがきっかけで付き合うようになった高校2年生の僕達。平凡な毎日を送っていたある日、僕は彼女から唐突に告白される。余命一週間。動揺する僕に、残されたわずかな時間を自分らしく生きたいと、全てを受け容れた口調で彼女は言った。


<感想>
ちょっとワガママな彼女と、常識的で彼女を受け入れる優しい彼氏。
そんな凸凹カップリングが大好きです
テーマそのものは悲しいんだけど、ロリイタと彼女のキャラがいい感じにそれを緩和しています。
彼女の死に方って、短いけどとても理想の死。
愛する人に見守られて、やりたいことやって、家族に理解してもらって、普通に死ぬ。
それって実はものすごーく難しいことなんですよねぇ。
多くの人が望むけど、たしか6割の人が病院で亡くなるそうです。

彼女に就いてまだまだ知らないことが僕には沢山あるし、これから彼女に語ろうとしていた僕の失敗談や自慢話も数え切れないくらい残ってる。
彼女の笑顔をもっと観たい。彼女の愚痴ももっと聞きたい。
足りない。足りない。全然足りない。



話したいこと、わかってもらいたいことはたくさんあると思うのですが、相手を知りたい、見ていたい。
そう思う恋をしてきただろうか?
ギブアンドテイク。
そんな二人の関係、愛情を痛いほど感じた文章でした。

死について、こんな恋愛っていいな~と考えた本でした。
セカチューと似た要素を持つ作品ですが
私はこっちのほうが好きです。
過剰な演出がないから。(別にセカチュー嫌いってわけじゃないけど)
ちょっとラストは急激に物分りよくなっててあれれ?と思ったのも嘘じゃないけど、恋がしたいとかラブストーリーが好きって方に特にオススメしたいです
もちろん、そうでない人にもオススメ
この記事へのコメント
お久しぶりです!
sonatineさん、コンニチハ。
この今回の作品で野ばらワールドにやっと戻れたわたしです。
前作には挫折してしまったので、図書館本で読んだものの、
わたしにとっての特別な日にふさわしい1冊になりました。

今回の作品。まさに、理想的な恋愛のカタチですよね。
わたしもセカチューよりコチラをオススメしたいです★
嗚呼、わたしもこんなにディープな恋愛がしてみたいものです。
でもまだ、死ぬのはイヤ…ですけれども。
ましろ | URL | 2006/09/21/Thu 16:57 [EDIT]
ましろさんTBありがとうございました!!!
前作はすごい話みたいですね。
ましろさんのリンクから飛んで見ましたが。。。
見たいようで見たくないようで・・・

私は野ばらさんの残酷な世界を生きるロリイタよりも
楽しく誰がなんと言おうと私の世界を生きるのよ!という
パワフルなロリータが好きです。
この作品は後者ですね。

私もディープは恋愛してみたい。
こんなにピッタリな相手にめぐり合いたい。
sonatine | URL | 2006/09/21/Thu 19:10 [EDIT]
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ハピネス
 今日という日は、わたしにとって切実な存在だ。長い遠回りをして、やっと見つけた救いとの出会いの、きっかけとなった日であるから。そこには、今なお疼かせる苦しさや悲しみ、いつまでも癒えることなく抱えなければならない深く根ざす絶望がある。それでも、今日という日
まっしろな気持ち 2006/09/21/Thu 16:58
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