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幸福な遊戯

幸福な遊戯幸福な遊戯
角田 光代

角川書店 2003-11
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<評価>
孤独感が絶妙20060706121726.gif

<ストーリー>

ハルオと立人と私。恋人でもなく家族でもない三人が始めた共同生活。この生活の唯一の禁止事項は「同居人同士の不純異性行為」―本当の家族が壊れてしまった私にとって、ここでの生活は奇妙に温かくて幸せなものだった。いつまでも、この居心地いい空間に浸っていたかったのに…。表題作「幸福な遊戯」(「海燕」新人文学賞受賞作)の他、2編を収録。今もっとも注目を集める作家、角田光代の原点がここにある。記念碑的デビュー作、待望の文庫化。


<感想>
落ち着いた安心できるぬるま湯な状態にずっと浸かっていたい。
一人なら怖くても誰かと一緒なら安心できる。
怖いのは、寂しいのは一人じゃない。
そして一緒なら寂しくない。
その状態から旅立つ人が現れたときに、「何で?私を置いてかないで」と思う。
旅立つ人は、そこにいたら前に進めないことを知っている。
愛着がある人を簡単には捨てれないから、間接的に手を差し伸べる。

「そこにいたらダメだよ。君も前に進もうよ」

だけど、その声は届かない。
だから皆、去るしかないのだ。
3人って難しいけど、いい数字だ。
1人が去ってもまだもうスペアがいる。
その二人の存在がなくなった今、
とてつもない孤独を感じているだろう。

人が離れていく恐怖。

感情移入が著しくて、とても他人に思えない。
私はこの感情を知っている。
違う形でだけど、周りの人からおいていかれる恐怖。
成長する人を見て、捨てられたと感じる心。
まだ2作しか読んだことがないですが、角田さんはそういうのを描くのがすごく巧みな作家さんだな、と思いました。

た だ し

私は完読することができませんでした。
3編収録されていたのですが、幸福な遊戯は巧い!と思い、
次の無愁天使はわかるようなわからないような・・・で何とか読めて
最後の先頭は読む気がなくなってしまいました59.gif
話が淡々とした平凡なものばかりだし、中途半端な気分にさせられて放り出されることがわかってるから、気力がどんどん吸い取られて。
幸福な遊戯の話のみにしぼってたら絶対読み終えられたのになー。
やっぱ角田さんは苦手です
sonatineの評価は★★☆☆☆です20060605131725.gif
この記事へのコメント
あの、実は私も角田さんは苦手なのです。どこが、どう、とはっきりとは言えないのですが、なにか受け入れられないというより、拒否したい感じもときにあります。
(大道珠貴ほどじゃないけれど)
私の感受性が乏しいからしら、と心配だったのですけれど、そういう方がいて安心しました。
ハッチのライブラリーⅡ | URL | 2006/09/27/Wed 08:22 [EDIT]
お仲間ですねi-265
私も声を大にして言えない苦手意識があったんですが、
同じように感じている方がいて安心しました。
山本文緒さんも結構後味が悪いのがありますが、
あれは大丈夫なんですけどねー。
大道珠貴さんは読んだことないんですけど、
ハッチさんと好みが似てそうなので
私もだめかもしれません。
sonatine | URL | 2006/09/29/Fri 20:30 [EDIT]
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