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夜市

夜市夜市
恒川 光太郎

角川書店 2005-10-26
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<評価>
20060523175411.gif

<ストーリー>

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。野球部のエースとして成長した祐司だったが、常に罪悪感にさいなまれていた。


<感想>
「私、欽ちゃんの仮装大賞の同情点数が嫌いです」
子供だろうと、大人だろうと、結果は結果として平等にしないといけない。
勝負の世界なら、それがルール。
その厳しさから、何か得るものがあるはずだから。

夜市は、シビアなルールがある。
買い物をしなければ、出られない。
買い物は現金、もしくは誰かを生贄に出るか、自分の何かを差し出すか。
それぞれの登場人物たちの動きと、夜市のカラクリ、そしてラスト。
どれもパーフェクトで、面白かった!

まさに表紙のデザインのような不思議で不気味なお話。
ホラーだけど、怖くない。
ホラーだけど奥深いお話でした。

じゃあなんで評価を満点にしなかったか、というと
もうひとつの作品「風の古道」を読んだから。
古道に迷い込んだら違う世界で、出口を探して旅をするという話なんだけど(何か千と千尋みたいですね)、
これも面白いんですけど、夜市の方が好みだったので。

この話を読んでてふと思ったのが
今の世界では、仕事をしたり子育てしながら人は成長していくことが当たり前になっている。
スピチリチュアルの世界で考えれば、「成長するために仕事がある」ですよね?
でも、もしかしたら単にこの世界が成長に仕事をくっつけてるだけで
違う世界では、旅をすることだったり、漂うだけでも修行なり成長なりできるんじゃないかなーと思いました。
そんな世界があれば、行ってみたい気もしますが
この世よりはシビアそうで躊躇してしまいそう。

どちらの作品も
情に翻弄されない、凛とした作品でした。
この記事へのコメント
こんばんは。
初めまして、モンガです。
TB・コメントありがとうございます。
この本は、二つとも良かったです。
夜市を覗いて見たくなります。
ブログリストに登録しますので
今後ともよろしくお願いします。
モンガ | URL | 2006/10/24/Tue 22:27 [EDIT]
こんにちは。sonatineさん。
どちらの作品もとても素敵でした。
作品に流れる雰囲気がたまりませんよね。
本当にどこかにあるんじゃないか、という錯覚までおこりました!

ゆう | URL | 2006/10/25/Wed 18:10 [EDIT]
モンガさんへ

はじめまして。
TBありがとうございました。
私もリンクさせてもらいました。
夜市、覗いてみたいですね~♪

ゆうさんへ
こんにちは!
私も夜市がどこかにあるような気がしました。
あったら怖い。けど見たい。けど怖い。
sonatine | URL | 2006/10/25/Wed 20:31 [EDIT]
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