スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

底辺女子高生

底辺女子高生底辺女子高生
豊島 ミホ

幻冬舎 2006-08
売り上げランキング : 85746
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

<評価>
20060523175411.gif

<内容>

「本当の私」なんて探してもいません。みっともなくもがいてる日々こそが、振り返れば青春なんです―。「底辺」な生活から脱出するため家出した高校二年の春。盛り下がりまくりの地味な学祭。「下宿内恋愛禁止」の厳粛なる掟。保健室の常連たち。出席時数が足りなくて、皆から遅れた一人きりの卒業式。最注目の作家によるホロ苦青春エッセイ。


<感想>
かみさまの贈りもののゆうさんの記事をきっかけに読みました。
豊島さんの作品は初めてで、エバーグリーンを狙ってるんですが
なかなか回ってきません
表紙とペンネームから推測して、爽やかで女らしいごく普通の人かと勝手に想像してました。
意外にヘビーな体験をしてて、起伏が激しくて、意外にかなりイラストの上手な方でした!

底辺、つまり下の階級に属し、それを自覚していたミホさん。
振舞い方を心得ていたはずなのに、それさえもうまくいかない状況になって、人の冷たい態度が余計にしみる。
どうしようもない自分を認める強さもなくて、うまく交わせるほど器用でもなくて、自分はこんなはずじゃないんだ!って叫び続ける。
逃げ出したところで、都合よく答えは見つからないし、うまくいかない。
実際に家出をした話には驚いたけど、私も底辺組に属する女でしたからよくわかります。

女子の団体をカテゴリーに分けたり。
自分はこんなんじゃない!って弱さや情けなさを認められなかったり。

今はその時期に比べるとうんと楽になりました。
というのも社会人になると、カテゴリーを越えて友達や知り合いになることが多い!
「この人、活発で人気者系に属するんだろうな~」など想像することはあっても、気があったら友達になるし。
あと女子高生のときって限られた環境の中で、適応していかなきゃいけないのに対して、社会人には選択肢がある(プライベートは、ね)
だから、合わない人とは無理して付き合う必要がないんです。

もうひとつの理由は、自分の弱さを認められるようになったこと。
昔はず~っと惨めな体験をすると、こんなんじゃない!と何度も自分に言い聞かせてました。
自分らしさもわかってないのに、自分らしく生きたいと思ってたり。
今はですね、自分らしく生きてると思います。
昔は自分らしく生きる=堂々と恥じずに生きる
と思ってたんですよ。
それが違うじゃん、って気づいたのも社会人になってからで、
ダメな自分をそのまま受け入れてくれる友達ができたのがきっかけ。
過去の自分に言いたいね。
自分らしさはかっこよく生きることじゃないよ。って。

くゆらさんの記事で、多発する自殺問題について考えるようになって
ちょうどその後にこの本を読みました。
そして、自殺問題の大半はこういうことではない、と思う。
が少なからず、思春期はこうしたアイデンティティの不一致に苦しみ、
現状から逃出、という意味で考えている子は多いかもしれないと思った。
まー思春期にそんなこといってもちっともわかんないと思うけどねぇ。
「あるがままの自分を受け入れなさい」
って言われても「ハァ?」って理解不能。(私も多分わかんない)
だから経験値つむしかないんですよ。
青春の苦味だと思って我慢するしかない。

読んでいて、懐かしくなる青春の苦味。
それが今となってはとても懐かしい。
苦しかったから戻りたいとは思わないけど
今の自分だったら、あのときよりも楽しめる、という自信がひそかにある。
この記事へのコメント
コメント&TBありがとうございました。あとリンクも♪
私は「『自分らしく生きる』=『個性的に生きる』」だと思ってました。若い頃。(笑)いやー、もがいたもがいた!

今は当時より自分への過大評価がなくなり、とても楽になりました。その分、真面目に努力するようにもなったし。「あるがままの自分を受け入れる」って、こういうことなのかな、と思います。
ゆら | URL | 2006/11/11/Sat 04:08 [EDIT]
こんにちは。sonatineさん。
tbとコメントありがとうございました。

>社会人になると、カテゴリーを越えて友達や知り合いになることが多い!

これっていえてますよね!高校生くらいの時って、どうしてその壁を破れないんでしょうね・・・
きっちりとカテゴリー分けされていて・・・

私も、大人になってからのほうが、とても気楽になりました。
豊島さんも、だんだんと気楽になられているのでは?と思います!
ゆう | URL | 2006/11/11/Sat 15:26 [EDIT]
先日はブログに遊びに来て頂き、ありがとうございます☆
駄目駄目なブログですが、よろしくお願いします(笑)

さてさて、豊島ミホさんのこの本。
本屋で見かけて以来気になっております。
シュウ | URL | 2006/11/11/Sat 22:47 [EDIT]
コメントありがとうございます
思春期のころって、輪の中の自分がどの位置に属するかすごく考えますよね。
それをみんなが不安に思ったり、見極めたりしているのに、
自分だけ・・・と孤独に感じてしまったり。

大人になるとわかる、楽になる。
当時苦しんだからこそわかるのかもしれない。
群れて、楽しいだけで苦しまなかった人は
今頃寂しさを感じているのかも。
ミホさんの今はどうなのかな、って気になります。
sonatine | URL | 2006/11/12/Sun 09:32 [EDIT]
sonatineさん、こんにちはー。
イラスト上手でしたよね。画才の全くない私は軽くジェラシー(笑)

私も学校のころはいろいろ苦しくて、大人になってから楽になった口ですので、最近多発している(あ、でもちょっと終息したかな?)子供たちの自殺はなんというか、うーん、言葉があれかもしれませんが、ひどくもったいなく感じます。

豊島さんの今、気になりますね。
ちきちき | URL | 2006/12/06/Wed 11:44 [EDIT]
ちきちきさんへ

私ももったいないと思います。
オーラの泉で江原さんが「大人は社会を映す鏡」見たいな事を言っていて、結局は子供は大人を見てるんだよって話があってました。
ものすごく説得力がありました。
そうだよなー。大人社会にもいじめはあるもんな。

死ぬのはもったいない。
死ぬくらいの覚悟があるのなら、大抵の事はできちゃうと私は思うんですがね。
sonatine | URL | 2006/12/06/Wed 23:00 [EDIT]
コメントを書く
管理人にのみ表示
この記事へのトラックバック
http://neteoki.blog7.fc2.com/tb.php/298-73d7e684
底辺女子高生 豊島ミホ
「底辺」にいた高校時代のホロ苦い思い出を綴った青春エッセイ。こういう経験や思いがあったからこそ、あんな小説が書けるんだろうなぁ、としみじみと納得させられるエピソードが綴られ、とにかく大笑いしながら読み、最後には涙を誘うエピソードで閉められていた。今...
かみさまの贈りもの~読書日記~ 2006/11/11/Sat 15:21
底辺女子高生
『底辺女子高生』豊島ミホ(幻冬舎文庫)高校生時代のことを書き綴ったエッセイ。文庫書き下ろし。エッセイはあんまり読まないです。のでちょっと新鮮。高校生…ちょっともう大昔の話やな。著者の豊島さんは、1982年生まれということなので今年24歳?若いのは知ってた
ぼちぼち。 2006/12/06/Wed 11:38
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。