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ひかりをすくう


橋本 紡 / 光文社
Amazonランキング:51437位
Amazonおすすめ度:


<評価>
20060523175411.gif

<ストーリー>

突然こころが壊れてしまった。そんな私を、哲ちゃんは静かにそっと抱きしめてくれた。私にとって、ありふれた日常が最良の薬になった…。この世界に降るもうひとつのひかり。ひとの可能性を描く切実な物語。


<感想>
すごくいい話でした。一気に読ませてもらいました。
本当は評価20060517191140.gifにしようか迷ったんですが、気分が落ち込んでしまったので★4にしました。
話自体は、どちらかというと前向きな終わり方なんですがー。
この話って私がふっとした瞬間に悩むことを考えさせられるんですよ。

好きなことで多少苦労しても生きていくか。
好きじゃなくても生活していける道を選ぶか。

っていうことに。

智子は好きなことを仕事にして、働いて働いて体と心が悲鳴を上げてしまったわけですが、本人は仕事は好きだったわけ。
つまり好きなことする=楽しいわけじゃないんだなー。
じゃあ自分は将来どっちを選んだらいいのかな、って考えたら
落ち込んだわけです。
でも、この本を読んでこんなことを考えるのは私ぐらいだろうなぁ。

結局、智子もてっちゃんも定職につかず、お金がある間は今の生活を続けることにしたのですが、私はこの終わり方がもやもやが残るけど、好きです。
今を生きるってこういうことなんだろうなーと思いました。

例えば、お金がないなら困ることは目に見えてる。
先を見据えて行動する。それがずっと続くと安泰というレールに乗っかれる。
今を生きるってことはその時を懸命に生きることで、
将来とかそういうのじゃなくて、今の自分を大切にし、生きること。

仕事をするようになって、安泰に生きることを当たり前に求めてきた。
だけど、「これでいいの?」って思いが時々わーって浮き上がってくる。
子供はいいよなぁって嫉妬してみたりもする。
「人生これからだよ」って子供たちに向かって言う大人になって、
同時にまるで自分の人生の可能性がないようにいっている気もしてた。

無限の可能性をもっているのは子供だけではない。私たちにだってまだまだたくさんの可能性がある。



この言葉に、とても救われた。

この本って今、読書ブロガーさんの間で結構読まれているなぁと思って読んでみたのですが、みなさんやっぱり目がこえていらっしゃる!
こういった自分では気づかない名作に出会える点が、ブログって楽しいな~と思える瞬間です。
この記事へのコメント
「好きなことで多少苦労しても生きていくか。
好きじゃなくても生活していける道を選ぶか。 」
なるほど…悩みますね。
私は今は好きなことで多少苦労して生きてるかな…と思います。でも若いうちは(もうそんな若くないですが)いいけど、年をとったらなぁ…とかいろいろ考えてしまいます。難しいですね~…。
chiekoa | URL | 2006/12/04/Mon 11:55 [EDIT]
ワタクシも最近読んだんですよっ。
パワフルでイケイケ(死語?)な人生を問題なく送れている時は
この物語を読んでも分かりづらいかもなぁ、などと考えてました。
もちろん自分は そんなまっしぐらな生活は送っていないんですけど。
このような物語を出版したり 読んだり出来る今の世間が
ちょっと好きになっちゃいましたよーっ。
できるだけ今の自分でいたいですよね。
MOW | URL | 2006/12/04/Mon 20:07 [EDIT]
sonatineさん、こんばんは。
雰囲気のいいお話でしたね。
なんかゆっくりした気分になった記憶があります。
sonatineさんが救われた、と言ってはった言葉には私も勇気づけられました。

ちきちき | URL | 2006/12/04/Mon 21:45 [EDIT]
chiekoa さんへ

好きなことをして仕事をしていらっしゃるんですね。
うらやましいなぁ~。
どちらを選んでも迷ってしまいそうですね。
好きなことをして、生活していけるのが理想ですが、そうなるためには相当な努力が必要だし・・・。
うーん、難しい。

MOWさんへ
お久しぶりです♪
この話は弱った時、または弱った経験がある人にじわ~っと効きますよね。
そういう経験がないときはピンとこないかも。
私も中学生のときに読んだら多分「?」だったと思います。
この話は世の中にはみ出したり、流れについていけない人にとって救いの作品だと思います。
こういう本が受け入れられるってことはみんな悩んでるってことだし、読者の気持ちに沿った本と出合えるって幸せなことですね☆

ちきちきさんへ
この言葉、いい言葉ですよね。
読み終わったあとも、ずっと響いてきます。
sonatine | URL | 2006/12/05/Tue 22:42 [EDIT]
こんばんは~。こちらのTBも飛んでないようですね。今一度試してみました。うちのブログでは直リンクを貼りましたので確認してみてくださいね。
あり?今気づいたんですけど、この本読んだのが一日違いですね!ビックリ。同じタイミングで同じ本読むのってなんだか気分良いです。

sonatineさんに別件でお願いがありますので、続けて別コメント(非公開)で書かせていただきますね!
よろしくお願いします。
やぎっちょ | URL | 2006/12/06/Wed 01:39 [EDIT]
こんばんは!
生きるって通り一遍でなく、いろんな方法があり可能性があるのですよね。
ハッとさせられました。どこまでも優しい文章にじんわり温かくなりました。
リサ | URL | 2006/12/06/Wed 22:35 [EDIT]
やぎっちょさんへ

TB届きました。ライブドア調子悪いとのことで、リンクはっていただきありがとうございました!
私も記事を読んだときにやぎっちょさんも読んだんだ~って記事を見たときにうれしくなりました。

それと、別件の方、しかと送っておきました。
また何かあれば報告ください。
面白そうな企画にお誘いいただきありがとうございます♪

リサさんへ
>生きるって通り一遍でなく、いろんな方法があり可能性があるのですよね。
私もこの本を読んで、自分自身が生き方を決め付けていただけで、大人になってからも可能性を秘めてるんだぞって教えてもらい嬉しくなりました。
最近、本を読むたびにいろんなことを考えさせられて、時間の許す限りは本を読んでいたい、と思っています。
sonatine | URL | 2006/12/06/Wed 22:46 [EDIT]
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