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砂時計


芦原 妃名子 / 小学館
Amazonランキング:37918位
Amazonおすすめ度:


<評価>
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<ストーリー>
両親の離婚で田舎に引っ越してきた杏。
そこで母親の自殺という衝撃的な体験をします。
彼氏の大悟は杏の闇を受け止めようとするのだけど、順風満帆だった彼に彼女の闇は受け止められず、好き合いながらも別れてしまいます。
お互い違う誰かと付き合いながらも、忘れられず、時は戻らないまま、進み続ける、と言う話。

12歳から50歳までの主人公の恋愛と人生の物語。

<感想>
ちまたでものすごく評判がいいので読んでみました。

この作品、デスノートのように血眼になって読むような感じじゃないんですが、読む手は止まりませんでした。
全10巻で、登場人物たちがどんどん成長し、生活を変え、環境の変化にどう自分自身が向き合うのか、どう変わっていくのかが描かれています。
最後はじぃちゃんになったとこまで描かれているので、一人の人生をの見せてもらったかのような、読み応えがありました。

恋愛について、人生について深く深く心に響くとても素晴らしい本で、読めてよかったなぁと心から思いました。

特に大悟と藤くんについて、彼らの恋愛に対する考え方が、切なかった。

あたしは彼女に恋する藤くんって男の子がとても好きでした。
上品で、優しくて、かっこよくて。
最後の結末は、(ふせじにしておきます)
彼にとって、彼女をあきらめ違う誰かを選んだと言うことのように思えます。あくまでも彼がすきなのは主人公。
だけど、絶対に手に入らないし、入ることなどありえない。
そういう完全な諦めがあったんだと思います。
人生にはどんなに好きでも、諦めなきゃいけないことってあるんだな、と切なくなりました。あくまでも私の考えですが。
逆に

主人公たちは過去の恋愛からなかなか抜け出すことができずに引きずりますね。こちらは諦めることができないパターン。
こういう奴らに恋しちゃったら苦労します。
大悟の考え方、そして先生への彼女への思いのところ「出会わなければ、違う誰かに普通に恋愛して、普通に楽しくできた。だけどあいつとあったから苦しい気持ちを知ることができた」みたいなセリフがあって、こういう人生を狂わせたり、心を捕らえて已まない恋ってすごいなぁ、ものすごく情熱が必要で疲れそう。でもいいなぁ、と思いました。
人を好きになるって、好かれることって月並みな言葉だけど、素敵なことだなぁ、としみじみ思った。

ぼんやりいろんなことを考えさせられる名作だと思います。
ただねー、これは8巻で終わらせてよいと思いますよ。
番外編が2冊って長すぎ。
でも結末がきちんと描かれているので、安心して読める本です。

こういう、自分に何かを訴えかけてくる本に出会うと
ものすごく幸せだなーって思う。
オシャレより、名作に出会えたほうが私ははるかにうれしい。
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