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しずく


西 加奈子 / 光文社(2007/04/20)
Amazonランキング:4715位
Amazonおすすめ度:


<ストーリー>

・・・・・・・・・・・・・・
そうか、あなたがいたんだ。

迷っても、つまずいても、泣きそうでも。
人生って、そう悪くない
・・・・・・・・・・・・・・

・幼なじみ
・三十女と恋人(バツイチ)の娘
・老婦人と若い小説家
・旅行者と嘘つき女
・二匹の雌猫
・母と娘
少し笑えて、結構泣ける、「女どうし」を描く六つの物語



<評価>
20060523175411.gif

<感想>
ずーっと小説を読む気になれなくて、実用書ばかり読んでました。
気持ちが落ち着かなくて、自分と向き合うゆとりがなかった。
そんなとき、友達から本を紹介をされ、読書意欲を取り戻した!
読んでみたら、読書熱再燃焼炎
読書をしたことで、以前の自分のペースを取り戻せてきました。
他人の世界を垣間見て、共感し、学ぶという楽しさ。
そっかー、私読書好きだったよなぁとしみじみ感じました。

その小説リハビリ?の一冊目にこの本を選んだのはつくづく正解だったと思います。
日常的な話で、変わったことは何一つない。
主人公たちはかっこよくもない、普通の人。
見栄はったり、臆病になったり、人のことを羨んだり。
生き方に正解はない。
自分でその時イイと思ったことをやっていけばいいんだなぁと気づかせてくれました。
これがやたら元気のよいお話だったり、サクセスストーリーやミステリーだったら、落ち込んでたかも。
なんというか、気持ちが穏やかになるお話でした。

お気に入りは、三十路と恋人の娘の話の「木蓮」がアップロードファイルと笑えてオススメ!

でも、「影」もよかったなぁ。
決め付けれる嫌悪感と、自然体でいることの難しさ。
受け入れられたときの嬉しさと、裏切られたときの悲しさ。
どれもわかりすぎるくらいわかる。
そのどれもが私らしい私だと気づかされた。

猫が主人公の、表題作「しずく」もよかったなぁ。
私動物が主人公のものって苦手意識があったけど、
童話っぽくって簡潔で読みやすかった。
変わっていってしまう過程がリアルにイメージできる。
胸がギュと切なくなるお話でした。

シャワーキャップも・・・よかったなぁ。
のほほんとしたお嬢様育ちの母親としっかり者の恋に悩む娘の話。
親子愛を感じました。
言葉を巧みに使う人もいる。行動で示す人もいる。
言葉がほしい人も、行動がほしい人もいる。
人それぞれ。
でもどちらも深い、深い愛情があり、それを感じ取り受け取ることができれば、とても幸せなことだと思う。
考えすぎる人にとって、無邪気な人は羨ましく、歯痒くもなるときがある。
でも、同時にその無邪気さにホッとさせられるときもある。

どの話もよかったなぁ。
西さん、色々な引き出しをもってますなぁ。
この記事へのコメント
こんばんは。sonatineさん。
読書欲がなくなるときって、私もありますよ。
読んでいても楽しめずに、何のために読んでるの?と思うときも・・
そんなときは、思い切って休んでいます。
休めば、もともとは大好きな本ですもの!自然と読みたくなっちゃってきます(笑)
この作品で、リハビリですか?うんうん!丁度いい具合に心に響いて、忘れられない一冊となられたことでしょうね!
ゆう | URL | 2007/06/27/Wed 22:05 [EDIT]
こんばんは。
毎日暑いっすね。

さてさてこの本、読み終わって思い返してみると、あれも好き、これも結構好きみたいな感じのとってもいい短編集でした♪
本当多彩ですよね。
これで自分で絵も描いちゃうなんて本当にすごいなあ。
猫好きなのでちょっとたまらんかったです。
ちきちき | URL | 2007/06/28/Thu 17:52 [EDIT]
ゆうさんへ

暖かいコメントありがとうございます!
予言?通りどっぷり読書の世界を堪能しております。
楽しいです~☆

ちきちきさんへ

え!?絵も西さんのものですか!!!
知らなかった・・・表紙、私もお気に入りです。
あれもこれもいい本でしたね~♪
sonatine | URL | 2007/07/08/Sun 22:56 [EDIT]
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