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檸檬のころ


豊島 ミホ / 幻冬舎(2007/02)
Amazonランキング:48608位
Amazonおすすめ度:


<評価>
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<感想>

「地味な人なりの青春」をいつか書きたいと思っていました。
女子高生なんてだいたい派手に遊んでるイメージ、でなければ逆にすっかり病んでしまってるイメージが氾濫する今ですが、地味な高校生活を送ってる子達だって相当数いるはずです。
その地味な生活に輝く一点の星にスポットを当てて書こうと決めて、この連作短編集に取りかかりました。


作者の豊島さんは底辺女子高生を読んで好きになりました。
珍しく同年代の作家さんで同じ底辺生活を送った経験のある私としては、とっても気になる&楽しみな作家さんですラブリィハート
檸檬のころは映画化されていて、あ、読んでみよっかなーと気軽に読んだんですが、思いの外よかったです。
やっぱり底辺話は懐かしい。
地味な子が目立つこに話しかけられただけで舞い上がったりとか、
自分もいつか「飛べる」と思っていて特別視してるとことか。
今ではそういうボーダーが気にならなくなったけど、あの頃はそればっかり考えてました。

頑張っている人は格好良い、なんて大嘘だ。
そりゃあ、格好良い人が頑張っている姿は大変格好良いに違いない。
普段格好悪い人でも、頑張って何かをやり遂げた時には格好良く見えるかもしれない。
でも、できないことをいつまでもジタバタ、何年も何年も続けている奴なんて、痛々しいだけだ。


これは真実だなーと思います。
頑張る=かっこいいキラキラならみんな努力を惜しまないって。

でもね。頑張るって人のためじゃないと思うんですよ。今は。
自分のために頑張る。
人の目も気になるけども、それよりも目の前のことに集中する。
それが、本当に頑張るということかなぁと今は思います。

当時は自分は特別と思ってて、頑張りを評価されなかったり頑張っても成果ができないとかっこ悪いと落ち込んだりしてました。
今もそうです。
だけど、当時と違って努力する目的は自分個人のためだったりやらなきゃいけないという義務だったりするわけだから人のせいにできないし、人の目なんて(気になるけどアップロードファイル)なるべく気にしないようにしています。

話はそれましたが、進学や友人関係、恋愛、目を背けてた自分の見にくい部分など、高校生は悩みが盛りだくさんですね。
私は恋愛とは無縁でしたから、うらやましく思いました。
そんな中、進学のために別れを決意するお話がありました。
きっと私の高校でも、進学や上京を理由に別れることになったカップルがたくさんいたでしょう。
正直、高校生のお付き合いは羨ましいですが、高3の「もし離れ離れで別れるなら・・・」と考えるとその時期だけは勘弁して!と思います。
好き同士で別れるなんてつらすぎですもん!!!
私の友達は遠距離になってしまいましたがお付き合いを続行することになりましたが・・・。
進学や就職は新しい場所や人との出会いで気持ちがすれ違いがち。
今の私なら・・・。別れることが互いにとって良いと思いつつも好きだったら別れない。
だって社会人だからお金もあるし、ケイタイやメール。映像チャット使えばタダでテレビ電話だってできる。
なんて便利な時代でしょう!
・・・まぁ遠距離体験者なんで本音を語らせてもらうと、遠くのメロンより近くのみかんは本当かもしれません。

大人になってしまうと損得勘定がどうしても入ってしまいがちですが、
高校のときってあんまり考えてなかったなぁ。
自分の気持ちにまっすぐで、不器用で失敗ばかりして(今もそうだけど)
檸檬のようなすっぱくてさっぱりとしたきれいな感情。
そんな気持ちを思い出させてくれます。

檸檬のころ檸檬のころ
(2007/09/27)
榮倉奈々、谷村美月 他

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榮倉奈々が地味な女子高生役ってピンとこないなぁ。
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