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秋の牢獄


恒川 光太郎 / 角川書店(2007/11)
Amazonランキング:1251位
Amazonおすすめ度:


十一月七日、水曜日。女子大生の藍(あい)は、秋のその一日を、何度も繰り返している。毎日同じ講義、毎日同じ会話をする友人。朝になれば全てがリセットされ、再び十一月七日が始まる。彼女は何のために十一月七日を繰り返しているのか。この繰り返しの日々に終わりは訪れるのだろうか――。 まるで童話のようなモチーフと、透明感あふれる精緻な文体。心地良さに導かれて読み進んでいくと、思いもかけない物語の激流に巻き込まれ、気付いた時には一人取り残されている――。



<評価>
20060523175411.gif

<感想>
かみさまの贈りもののゆうさんの記事をきっかけに読みました。
コンセプトだけみると、同じ日を繰り返すという意味ではこれと一緒。


北村 薫 / 新潮社(2000/06)
Amazonランキング:4050位
Amazonおすすめ度:
今この時を大切に
大人の御伽噺!
変わらないもの


私はこの本がとても好きだったので、こういった話を読めるのが嬉しいsc03
秋の牢獄もやっぱり同じような感じなんだけど、仲間がいたり、悪いことしたりとブラック要素も入ってどちらかというとこちらの方が読み応えがありました。
もし、私が同じ日を繰り返すなら映画を見に行ったり、おいしいものをたらふく食べたり、欲しいものをたくさん買う。
でも、こういったことも飽きてしまうんだろうなぁ。
その世界をだらしなく思うがままに生きてしまったら、それこそ出られない仕組みになっているのかも。
いや~厳しい。
選ばれてしまったら、意外と大変そうです汗とか

私は表題作よりも「神家没落」という話の方が好みラブリィハート
家の主に選ばれてしまったら、次の主が現れるまで家から出られないという話。
最初はちょっと入っていきにくいんだけど、だんだんと引き込まれていきました。

恒川さんは、懐かしいホラー?がうまいですね。
昔の古い言い伝えなど、そういった雰囲気を醸しつつ、人の深層にぐぐっと潜り込んでいく。
真っ暗ではないけど、なんか不気味。
装丁とぴったり合ってます。
また3冊目ということですが、ものすごく安定感があります。
んで、主人公が独り歩きしない不思議な読み心地です。
作家さんが人物に特定の愛情を注がず、ストーリー全部を含めて完成させようとする心意気が見られます。(って私は感じるんだけど)
だから、登場人物に「こいつ好き~」っていう愛情を注げないんだけど、どこにでもいるような普通の人物を登場させることで、(自分だったらどうしよう・・・)と考えさせられてしまう。
それがとってもとっても至福の時。
心を大きく揺さぶられる本を読んだ時は充実感でいっぱいになりますローズ2
出会えてよかったなぁ、
一読一会だなぁ(私の勝手な俗語です)と思いますアップロードファイル
この記事へのコメント
こんばんは。
ご無沙汰しております(^_^;)
と思ったら同日UPになりました。嬉しい(*^_^*)

不思議な世界観ですよね。

>懐かしい

怖いんだけど、なんか身近で知ってることな感じがすると思ってました。なるほど、懐かしい。
気持ちいい読書でした。
ちきちき | URL | 2007/12/14/Fri 20:47 [EDIT]
こんばんは。sonatineさん。
同じような内容の作品があるだなんて、知りませんでした!
次に図書館にいった時に探してみます。
恒川さんの作品は、同じホラーでも朱川さんが描かれる世界とは、また別の感触がありますよね。
個性的で、こういう感じの作風は大好きです!
ゆう | URL | 2007/12/14/Fri 21:55 [EDIT]
ちきちきさんへ

同時UPだったんですね!嬉しい★★
うふふ、さっそく感想聞きに来ます!

ゆうさんへ

朱川さんの小説はまだなので、チェックしてみます。
ご紹介ありがとうございました♪
私も恒川さん大好きです。
sonatine | URL | 2007/12/20/Thu 00:30 [EDIT]
はじめまして、爽と申します。
TBさせていただきました。

>登場人物に「こいつ好き~」っていう愛情を注げない
この気持ちよくわかります。
恒川さんの小説はなんとなく登場人物と距離がありますよね。
それなのに話の内容にはすごく引き込まれるという不思議な感覚です。

やっぱり「ターン」は面白いんですね。
読みたいとずっと思いつつ結局読めてないので、コレを機に早く手を出そうとおもいます~。
爽 | URL | 2008/01/11/Fri 20:17 [EDIT]
爽さん、はじめまして。
コメントありがとうございます♪&遅くなってごめんなさい。
同じ印象をもったこと、嬉しいです★
ターンもおもしろいですよ。ぜひぜひ読んでみてください。
sonatine | URL | 2008/02/02/Sat 13:19 [EDIT]
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