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やってられない月曜日


柴田 よしき
Amazonランキング:157893位
Amazonおすすめ度:



<ストーリー>
28歳、大手出版社にコネ入社。仕事は経理。
高遠寧々は、華々しい名前とは裏腹に一見冴えないOLさんである。
彼氏はいないが、趣味の模型ハウス作りに没頭し、同僚のコネ入社仲間の弥々とまったりと暮らしている。

<感想>
はあさっこさんの記事をきっかけに読みました。
就職氷河期に、コネ入社ってやっかまれるとは知ってたけど、あたしだったらある程度たったら気にしなくなるだろうなー。実力入社組と比べて仕事に差がないのならば。
寧々は結構気にしちゃってます。真面目なんでしょうね。
料理に洗濯。やる気になれば、この方器用にこなせちゃう自立した女性というのが感じられました。

この本には寧々が事件に巻き込まれることはほとんどなくて、間接的に小事件にかかわった中で、いろいろあるけど今も悪くないなぁ~みたいに思っていく感じでしょうか。
全体的にゆる~いです。
野中柊さんっぽいけど、それよりちょっとさわやかさを抜いて若干けだるさをプラスしたような。
前半、ゆるすぎて物足りなかったんですけど後半から、「あ、好きかも」って思いました。
主人公の寧々もいい味だしてるんですが、寧々さんより社交性のある弥々さんとの対極が非常にいい味を出してたと思います。

弥々は淋しがりで、賑やかなことが好きで、誰かとワイワイやっているときはほんと楽しそうにしているけれど、基本的にはあたしと似ていて、他人の面倒をあれこれ見るのは苦手だし、頼られたり期待されたり、答えを求められたりするのが嫌いなのだ。
表面的にはまるでタイプが違うのにあたしと弥々がこんなにウマが合うのは、どちらも結局は個人主義者、おたくでひとりぼっち好きである、ということが自然とわかり合えるからだろう。
会社ではいつも二人でつるんでいると見られるあたしと弥々が、アフターファイヴはほとんど別行動で、一緒に食事したり遊んだりするのは週に一度あるかないかだ。



二人はこういう友情スタイルです。週に一回って結構多いって思うんですが苦笑い
私もどちらかというと弥々タイプですね。
職場の楽しい集まりでは嫌いではないけど、人の面倒や期待されるのも人の顔色見て自由にできないのも嫌いです。人とつるむのも苦手なのです。
でも、プライベートは逆にすごく仲のいい人なら知りたいし知っておいてもらいたい割とべったりスタイルです。

久留米さんがどうだからこうだから、そんなことは問題ではないのだ。
大切なことは、自分自身はどうするべきか、それだけだったのだ。



小事件に対する見解もふたりには少しずれがあって、寧々も弥々もしっかりと自分の考えを持っています。
流されてるままで終わらないとこが素敵。柴田さんの描く芯の強い女性が好きだわ。
同著者のワーキングガール・ウォーズの前篇っていったところかしらね。

最後はこうしめくくってます。


人は変わる。それは、人の周囲が常に変わっているからだ。
自分は変わりたくないと思い、変わらないぞ、と頑張ってみたって、やっぱり変わる。
変わらないでいたら、時の流れに溺れて沈んでしまう・・・きっと。

あたしは、再来年のその先、いったい、どうしたいんだろう。

わからない。
それってつまり・・・あたしには・・・未来に対してのイメージが、ビジョンがない、ってことだ。
今の生活は、それなりに心地よい。出来ればこのままでいたいと思う。けれど、このままではいられない。



私も最近、これよく考えます。
福祉関係の仕事って人の出入りが激しい方で、仲のいい人がどんどん辞めていってます。
で、私は環境の変化に弱いし、自分も変わりたくない。
このままでいたいのに、どうして周りは変わっていってしまうんだろうという不安があったし、
今の仕事をしていて、お金もらって、休みもきちんと確保して、仕事内容も大変ではない。
リストラはないので、ずっと勤めていけば今の生活は保障される。
退屈で、平和で、何もない毎日が。
でも、それって想像できそうでできない。
変化したくないのに、変化のない毎日なんて想像できない。

一番最後に、職場の男の子と仲良く(お友達ですが)会話するとこでしめくくってありますが、
ラブに近い要素を取り入れたことで、希望値をググっとあげてます。
働く独身女性にとって、ラブの要素は必要不可欠の希望なのでございます。
あ、結婚とかじゃなくてね。

やってられない月曜日、というタイトルと頬杖をつく女性の絵でけだるい雰囲気の表紙ですが、
読み終えてみると、人間関係の波にのまれながらもここに居座る、居続けるという姿勢にも見えてくる。
こういったしっかりと自分をもっている女性の話を読むのは気持ちいいです。
この記事へのコメント
こんばんは。

遊びに来ちゃいました。
名前まで、出していただいちゃって恐縮ですっ!

sonatineさんの感想、素晴らしいですね。
なんだか自分のが、恥ずかしくなってしまいます(笑

>あたしは、再来年のその先、いったい、どうしたいんだろう。
私も、最後の部分 よく考えます。

きっと、多くの人が抱えている気持ちであって。
でも、それって、案外 人に相談したりはしなくって。


あっ、明日 「月曜日」ですね。
やってられないなぁ~(笑
はあさっこ | URL | 2008/05/11/Sun 22:33 [EDIT]
お褒めの言葉、ありがとうございます(^v^)♪
私ははあさっこさんのブログ、大好きで本当によくのぞかせてもらってます。
ギブあっ本を載せちゃうとこも好きです。
簡潔にぎゅぎゅっと魅力を伝えてるとこも好きです。
同じ原田さんのファンなとこも好きです。
とにかく、好きです♥♥♥
sonatine | URL | 2008/05/12/Mon 20:58 [EDIT]
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