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ピンクの神様


魚住 直子
Amazonランキング:132721位
Amazonおすすめ度:


嬉しい時、辛い時、女友達がそばにいた。 人から見たらささいなこと、でも自分には大切なこと。人生はそんなトラブルに満ちている。あらゆる世代の女性たちの気持ちを細やかに描き、元気をくれる短編集。


リサさんの記事をきっかけに読みました。
ピンクという言葉に最初ドキっ。
全然関係ないですよ(笑)

女友達との人間関係をモチーフにした短編集。
後味の良さは保証しますKIRA KIRA
希望、ということばが似合うなー。



卒業桜
女消防士さんと進学した友達との話。
忙しく慣れない仕事の中で、心の拠り所としているのは高校の時の友達。
中学まで「ごっつぁん」と呼ばれ、いじめられていたわけではないが浮いた存在であった寿々が高校でいい友達ができた。
なのに、社会人と学生。環境の変化は少しずつ今までの形を変えていって・・・という話。
私は進学したので周りより社会に出たのは遅め。
だから寿々の気持ちもわかるし、友達の気持ちもわかる。

新しい生活が始まれば、つきあいかたもかわる。あたらしいともだちだってそれぞれにできる。
寂しいけれど、当たり前のことだ。
私にとってえりと友香は大事な友達。
それでいい。
そしてそのうち、私にも新しい友達ができるかもしれない。


これは寿々が頑張った分だけ新しい居場所を神様が用意してくれた気がする。
社会人1年目の、すがすがしいお話でした。

首なしリカちゃんリボン
仲良くなるなら自分と似たような服の人がいい。そういうポリシーをもったお母さんの話。
ママ友もそうしようと思っていたのに、ファッションセンスがイマイチで図々しい人と友達になってしまう。
この話はちょっとじめじめ絵文字名を入力してくださいしてました。
大人になってからも子どもとおんなじような人間関係に悩まされるのかぁ~と憂鬱になったアップロードファイル
自分と雰囲気が似ている人は確かに仲良くなりやすいけど、そうじゃない場合も社会人になってたくさんあった。
社会に出てから友達になったのは、ファッションよりも根本的な性格が近い子が多い。
いまだに自信家で威圧感のある人は苦手。

二人とも自信人間だった。だから、嫌いなのだ。
そう思ってから、可奈子ははっとした。どうして私は自信のある人が嫌いなんだろう。
もしかして自分に自信がないから?
きっとそうだ。
となると、服のことは彼女たちの問題じゃなく、自分の問題だったということになる。


可奈子の気づきに私もハッΣ(゚∇゚*)!! とした。
最後の踊りのラストは見事だったなぁ~。
つまり、人間関係とかファッションってそういうことなんだよねアップロードファイル

ピンクの神様ネイル
この話が一番苦手だった。いい話なんだけど、不快な話。
小学生のグループ内のいじめの話。
そのリーダー的存在の主人公葵。
どんな子かというと・・・

堂々としていれば人はついてくる。
その前に必要な条件は
・そこそこに整っている顔
・センスの良さ
・流行にも精通していること
・スポーツも勉強も得意
・男子の前では絶対に態度を変えない


この条件をすべてクリアしている子です。
これだけそろってりゃ人も付いてくるわなアップロードファイル
ちょっとラストの展開は意外でした。あれがなかったら葵ちゃん嫌いキャラでした。
嫌い→潔いに昇格です。

みどりの部屋双葉
転職先の人間関係に悩まされるOLの文子。
植物を買うことでストレス発散させているので部屋はすごいことになっている。
この話が一番自分の置かれてる環境に似てて主人公に共感できた。
自分が巻き込まれたくなくても、人間関係ってかかわってる以上影響を受けてしまう。
自分でも気付かないうちにストレスになって、明確な理由もないのにストレスがたまってく。
文子タイプの女の子がたくさん社会にいたらいいのにな。

囚われ人えんぴつ
文房具屋の典子の元には、お客さんが文具だけでなく、話をきいてもらいにやってくる。

典子は客のどんな話でも聞く。中でも友達や人間関係についての話は真剣に聞いた。
じっと耳を傾け、わかるなぁと思うから相槌をうつ。
すると話す方も少しすっきりした表情になる。
それは典子も嬉しい。
でもだからといって、いい人とだとは絶対に思われたくなかった。


小さな世界で生きている人の悩みを、軽蔑する人がいる。
もっと大きな世界で体を張って生きていると自負している者たちだ。
その者たちは、閉じられた小さな世界に住む者の悩みなんて、とるにたりないことだと信じている。
そういう人たちだって永遠に大きな世界にいるわけじゃないだろう。
お願いだから、馬鹿にしないで聞いてほしい。
それだけで、どんなに楽になるだろう。


うーん、いいなぁ。そこそこにセンスのよい文房具と優しい店長さん。
こんな文房具屋あったらぜひ私も通いたいうふ
典子さんがそんなポリシーをもってるのも、とあることがきっかけでして・・・。

魔法の時間魔女
天然ボケを装う小学生のひな。
これも小学生の女友達の話。
でも、ピンクの神様よりはかわいらしい話です。
地味で同級生にも敬語を使う浮いた女の子のとあるおまじないに関わって・・・というはなし。
かわいい~うふ
雛菊のようなかわいらしさを兼ねた子供らしいお話。

ベランダからキスKISS
見事に内容とタイトルがあってないわ(笑)
こんなにスイートな話じゃございません。
同棲中の恋人のヒモ状態の左紀。
恋人が帰ってこない。うまくいかない。
彼女も人間関係がうまくいかなかった人の一人。
大人になって今、かかわる人間をセーブして身を守ってる人間だ。
このまますべてを彼にゆだねられていたらそれはそれで無難な毎日を選べたのだろう。
だけど、そんな守りに入った我儘な女が魅力的にうつるわけがなく・・・。
年の離れた友達は、大切です。
距離の取り方が絶妙。
共感できるところと、経験から得た少し上からのアドバイス。
1つで2つおいしい存在です。



女友達ってやっかいですね。めんどくさーいっ。
男の人から見たら、女にはなりたくないって思うかもしれませんね。
リアルな女友達の形があります。これぞ、「ザ・女友達」です。
でも、女は腹が据わるとかっこいいんです。強いんです。
そんな女性になりたいと思いました。
女友達のことばかりでなく、
年齢や性格、見かけが違ってたって、
自分は友達なんてできないと思ってたって、
合う人はいるんです。必ず。
そういう人間関係に悩む人への救いも感じました。
オススメな一冊ですグッド
この記事へのコメント
こんにちは♪
ご紹介くださってありがとうです~(*^-^*)
とっても丁寧なレビューで、作品内容を鮮やかに思い出しました。
女っていろいろ面倒ですよね。でも悩んだって、立ち止まったって、必ず道はあるんだってことを教えてくれる作品でした。読んで良かったです~♪
リサ | URL | 2008/08/28/Thu 12:10 [EDIT]
こちらこそ、いい本に出会わせてもらってありがとうございます♪
しかも褒められてうれしい☆★

女ってめんどうですね。
それを乗り越えて潔い女になりたいものです。
sonatine | URL | 2008/08/30/Sat 21:35 [EDIT]
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『ピンクの神様』魚住直子
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ひなたでゆるり 2008/08/28/Thu 12:07
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