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なぜ君は絶望と闘えたのか


門田 隆将
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判決、死刑-。妻子を殺された哀しみの中、司法に敢然と挑んだ青年と彼を支えた人たち。光市母子殺害事件遺族の苦闘を、圧倒的な事実と秘話で綴る感動の記録。


天国からのラブレターでの、事件とそしてその後の本村洋さんの戦いが克明に記されています。
押入れに押し込まれた妻の姿を発見したのは、夫である本村さん。
弥生さんは美しい女性でしたが、目は半開きで全裸だったそうです。
その変わり果てた姿から、目をそらすことができなかった。抱きしめてあげれなかった、とつづられてます。

本村さんの苦悩と、戦いの日々が始まります。
事情聴取で、事実確認のためとはいえ、容疑者であるような質問を浴びせられたこと。
日本の司法の矛盾点、何のための司法なのか、そして生きがいであったあった二人を失ったことで、生きる意味を見失ってしまったこと。
そして、支えてくれた多くの人との出会い。

会社の上司の方の話がすごくよかった。
会社にいれば、君を守ることができる。でも辞めてどうする?
仕事をしてなくてやみくもに叫ぶのでなく、
君は社会人として社会に叫びなさい。


文章違うけどこんな感じのことが書いてありました。
本村さんの言葉は、いつも率直で、簡潔で、そして当たり前の視点。
私たちとおんなじ普通の視点。
なのに、当たり前のことがどうしてこんなにも高いハードルになってしまっているのだろう。
読んでいて、とても悲しかったです。
本村さんだけでなく、被害者の言葉が少しつづられていましたが、それが本心かどうかは私にはわかりませんでした。
ただ、被害者自身も疑問に思うくらいなのだから、おかしなシステムであることは間違いないでしょう。
被害者も加害者もどちらも救われないのに、形だけ救おうとしている。
形だけ生かされている。
そんな彼に事件と向き合うことを教えたのは、弁護士じゃなくて本村さんだったんだよね。
そして当事者たちとは別の方向を見ている弁護団・・・。
何なんだろう、いったい。


天国のラブレターのあと、想像を絶する絶望。そして、優しさと、再生。
考えていた以上の地獄のような現実から、歩きだすことができた本村さんという人を尊敬します。
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