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ヘヴンリー・ヘヴン


恋人と別れてから妊娠に気づいた董子は、その子をどうするかも定まらないまま、四十にして片思い中の従兄の恋を見守るが―『なまけものの恋』。料理人に転身した繭のもとに、試食と称してやってくる元・先輩社員の男ふたり。三人とも、うまくいかない恋を抱えていて―『ヘヴンリー・ヘヴン』。「会ってほしいひとがいるんだ」そう言って弟が連れてきたのは男性。一瞬自分の恋人候補かと思った聡子だが、彼はやっぱり弟の恋人で―『彼女の或る日』。“いい大人”と呼ばれる年齢だけれど、なかなか恋はうまくならない女性たちの姿を、あたたかく描く短編9作。


沢木さんのこの本がとてもよかったので、購入してみた。
こちらは短編集です。
ずっと、読書する気も、遊ぶ気もでてこなくて、ちびちび少しずつ読んでいきました。
そうして、ゆっくりゆっくり自分の中に入れていって、
こうやって読みたい時に好きなように読めば良かったんだなって思いました。
短編はちびちび読むに限ります。そう、気づきました。

沢木さんはこれから大いに期待できる作家さんだと思います。
このヘヴンリー・ヘヴンを読んで、安定、じゃなくて勝手ながら進化している印象を持ちました。
なんというのかな・・・短編集のできがアンバランスな気がする。
ものすごく「お~!」と思うのもあれば、ぱっとしないのもあって。
差が激しい感じがしました。
それがいいのかわるいのかわかりません。
ぱっとしないインパクトのない話も、読んでいてとても穏やかになりました。
沢木さんの文章を読んでいると、切なさともどかしさと安らぎが胸にわーって広がって、
とても落ち着きます。

個人的には最初のファルファッラが一番好きです。
妻を亡くした夫と、その妻の妹のぎこちない関係。再生の物語。
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