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不思議な少年

不思議な少年 (岩波文庫)
不思議な少年 (岩波文庫)マーク トウェイン

おすすめ平均
starsめくるめく、夢無き夢の世界
stars愚かな、あまりに愚かな人間たち…
stars読み返す価値あり
stars驚くべき作品
stars虚無・・・

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16世紀のオーストリアの小村に、ある日忽然と美少年が現われた。名をサタンといった。村の3人の少年は、彼の巧みな語り口にのせられて不思議な世界へ入りこむ…。アメリカの楽天主義を代表する作家だといわれる作者が、人間不信とペシミズムに陥りながらも、それをのりこえようと苦闘した晩年の傑作。


トムソーヤの冒険を描いた人とは思えないくらい、ダークで哲学的なお話です。
大好きな山下和美さんのの不思議な少年のモチーフとなった小説と聞いて読んでみました。

マンガよりも救いがなくて、サタン=少年が人とは全く別次元として描かれている。
私はマンガの方が読みやすくて、残酷さもあるけど救いがあって好きだけど、これはこれですごい。

難しいけど、すごい。
すごいけど、難しい。

人間って?良心って?幸福って?
それって全部思い込みじゃない?
人間って愚かだなーというのを突きつけられるから、救いがない。
一方で何でもできて、誰もを虜にできる魅力があって、望が全て叶えられる絶大な力を持ったサタンを羨ましいとは思わない。
サタンにとって、結果が全て。
私たちにとって結果がすべてだけど、未熟さゆえ、それを知ることはできない。
だからやってみて、それを確かめながら生きていく。
先の見えない幸福と不幸。
未熟さゆえに、無限の可能性を秘めている。
それは全能の神がそれを不幸、としても幸福としても
そのなかにちりばめられた思いは、計り知れない。

神様になったら、何をしようかな。
すっごく平和で、激しい怒りも、絶望的な悲しさもない世の中だったら、
やっぱり退屈すぎて争いを生み出すのだろうか?
神レベルなら、人間らしい、愚かで醜くて、非効率な物を
「愛しい」「滑稽」だと見たがるのだろうか?

考えれば考えるほど、哲学のドツボにはまってしまいそうなのでこの辺で。
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