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MW

MW(ムウ) (1) (小学館文庫) MW(ムウ) (2) (小学館文庫)

毒ガスMWによって、島民たちは死んでしまう。二人を除いては。
美しい容姿と優れた頭脳を持つ結城と、神父の賀来。
結城は毒ガスの影響で、モラルの欠如した残忍な犯罪者に。
そんな結城を救おうと賀来は奔走します。

映画化されて、気になったのでコミックの方を読んでみました。
映画の方は全く見てないのですが、これをよく映画化する気になったなーと思います。
コミックの方は、二人のつながりに「同性愛」が絡んでくるんです。
それがなしにすると、賀来の結城への複雑な感情が薄っぺらにならないかと心配。

賀来はもともとノンケなので、女の人が好きだし、神父なので恋愛そのものが御法度。
結城は、感情が狂ってるのでそもそも人への愛情がない。
そんな二人がなぜホモセクシャルな関係になったかというと、
結城の魅力としかいいようがない。
老若男女問わず、誰もが引き寄せられる魅力が結城にはあって、
賀来は過去への罪悪感から結城の術中から逃れられない。
二人だけでなく、悪いとわかってるのに読者でさえも結城という男に魅せられてしまう。

MWの世界は政治が深くかかわってきます。
自分だけ助かればいい、自分の都合のいい相手はとことん利用し、不要になったら排除する。
そんな薄っぺらな信頼関係の合間に、結城は巧みに入っていき、破滅させる。
今の政治にもありそう。
ずいぶん昔の作品なのに、古臭さがまったくなくて、どんどんハマっていき、目が一時も離せない。
無駄がなく、リズムよく、裏切られる。
どれをとっても最高なのに、手塚先生はあとがきで、
遺憾戦国なのは、すべて書き足りないまま完結させてしまった。自らの悪筆に対して・・・
と言ってある。
天才はやっぱり違うなぁと思った。
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