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小さい“つ”が消えた日

ステファノ・フォン・ロー
三修社
発売日:2008-10-30


“あ”さんはいばりんぼ、“か”さんは優柔不断…舞台はいろいろな文字たちがすむ五十音村。そんな五十音村の住人たちが楽しみにしているのは、夜のおしゃべり。その日も、みんなであつまって自慢話に花を咲かせていました。ところが、小さい“つ”には音がありません。「音がないなんて、文字じゃない」とからかわれた小さい“つ”は次の朝、姿を消してしまいます。すると、どうしたことでしょう。いらないと思っていた小さい“つ” がいなくなっただけで、「うったえますよ」が「うたえますよ」になってしまうなど日本語は大混乱に…。
ドイツから届いた、日本語の五十音をめぐるファンタジー。


とっても素敵な話でした
外国人の方が書いたというのが意外ですね。
政治批判とか弱い者いじめのいばりんぼうとか今の社会の状況を表しているような気がしました。
ちいさな「っ」には音がない。
誰がえらい、誰がえらくない。
そんな優劣話の社会で、最下位の評価を受けてしまった「っ」は、惨めで情けなくて、
村を出て旅に出ます。
「っ」がいなくなったことで、言葉が成り立たなくなったことから、
ひらがなの村人たちは「っ」の大切さを知り、みんなで「っ」を探し始めるのです。

みんながいる中で、侮辱された恥ずかしさ。
そして、そんなことを平気で言い、自分よりも誰かを下に視ることで優越感を得るみっともなさ。
そこがホントに悲しかったです。
この五十音村の世界では、使われることが「優れている」とされていました。
でも、「っ」はそこをでることで、そうでない価値に気付くのです。
よく言われていることですが、すっと素直にそのことが受け入れられました。
気になった方はぜひぜひ手にとって見て下さい
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