スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

虹の岬の喫茶店

森沢 明夫
幻冬舎
発売日:2011-06


トンネルを抜けたら、ガードレールの切れ目をすぐ左折。雑草の生える荒地を進むと、小さな岬の先端に、ふいに喫茶店が現れる。そこには、とびきりおいしいコーヒーとお客さんの人生にそっと寄り添うような音楽を選曲してくれるおばあさんがいた。彼女は一人で喫茶店を切り盛りしながら、ときおり窓から海を眺め、何かを待ち続けていた。その喫茶店に引き寄せられるように集まる人々―妻をなくしたばかりの夫と幼い娘、卒業後の進路に悩む男子大学生、やむにやまれぬ事情で喫茶店へ盗みに入った泥棒など―心に傷を抱えた彼らの人生は、その喫茶店とおばあさんとの出逢いで、変化し始める。心がやわらかさを取り戻す、感涙の長編小説。


新聞でオススメされていたので読んでみた。
当たりでした~。
夜勤中に読んでたら仮眠の時間を割いて読んでしまった(笑)

泥棒に入っちゃった包丁研ぎの男の話がジーンときました。
こんな風にさりげなく、人の背中を押せるって素敵だなぁって思うし、
まっすぐに仕事が好きで、能力も努力もあるのに、社会で生かせる場所がないってことが読んでいてもどかしくて
それと同時に仕事が好きでプライドを持っているってカッコイイな、とも思いました。

最期の話もとってもいいんです。
喫茶店のおばあさんに襲いかかる台風。老い。そして孤独。
それを乗り越えるのは、最終的には自分。
ふいに弱くなっていく心と台風の激しさの、対比が見ていてドキドキしました。

成功とか、上昇とか多くを望まなければ、人はひっそりと自分の思う通りに生きていける。
夢とか希望とか嘘臭いって印象だけど、この本を読んで、そういうすがれるもの信じれるものを何か一つ。
人って必要なんじゃないかなって思いました。
とっても素敵な本に出会っちゃいました幸せ~

人はね、いつかこうなりたいっていうイメージをもって、それを心の中で祈っているときは生きていけるの。
でも、夢とか希望とかをなくして、祈るものがなくなっちゃうと、つい道を誤ったりするものなのよ

この記事へのコメント
コメントを書く
管理人にのみ表示
この記事へのトラックバック
http://neteoki.blog7.fc2.com/tb.php/761-ce98e749
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。