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天国はまだ遠く 瀬尾まいこ

4104686018天国はまだ遠く
瀬尾 まいこ

新潮社 2004-06-23
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誰も私を知らない遠い場所へ、そして、そこで終わりにする-。自殺願望の千鶴が辿り着いたのは山奥の民宿。そこで思いがけずたくさんの素敵なものに出逢って…。癒しと再生の物語。


仕事が死ぬほど苦しいなら、辞めてゆっくりすればよかったのに。

なんて

そんなことができない人たちが自殺していくんだろうな。

適当に選んだ北という場所。そしてへんぴな場所でひっそり眠剤飲んで死のうと思った千鶴。
それに失敗し、旅館の宿主田村とのふれあいや色々な体験、大自然によって、少しずつ本来の自分を取り戻していく。

でも、寂しかった。すてきなものがいくらたくさんあっても、ここには自分の居場所がない。するべきことがここにはない。だから悲しかった。きっと私は自分のいるべき場所からうんと離れてしまったのだ。
そう思うと、突然心細くなった。まだ、そんなことに気づかずにいたい。だけど私の元にも時が来ようとしている。酔いはいつか醒めてしまう


自分らしさ、自分のしたかったことをやるうちに、生きる力がわいてきて、居場所を探そうと帰る決意をした千鶴。
その描写が見事です。
20日ほどの旅館生活(長っ!)そして田舎生活で、至れり尽くせりの毎日に違和感を感じたのは自然なことかもしれませんね。
天国はまだ遠く、っていうの最初、まだ死ねないっていう決意を表しているのだと思ったけど、天国って言うのは木屋谷という場所を表しているような気がした。
いつか、彼女がこの場所を訪れるときは、居場所を見つけ、穏やかな気持ちでこの場所を訪れるのだろうな。

帰れる場所を見つけた彼女が本当の居場所、そして能力を発揮できる場所が見つかるように祈ってしまうくらい感情移入してしまいまいした。
大きな展開はないけれど、面白かったです。

さて、私はいまから仕事に行くかぁ

テーマ : 図書館で借りた本 - ジャンル : 本・雑誌
この記事へのコメント
こんにちは。
「天国って言うのは木屋谷という場所を表しているような気がした。 」なるほど。読んだときは気がつかなかったけれど、そうかもしれませんね。
こういう風に「ああ、そんな解釈もあるんだ」という文章に出会えると嬉しいです。
TBさせてください。
here | URL | 2005/09/28/Wed 15:38 [EDIT]
sonatineさん、こんにちは。
瀬尾さんの作品はこれだけしか読んでいないのですが、あまりに感情移入し過ぎて他の作品に手が出せずにいます。sonatineさんの記事に“感情移入”の文字を見つけて、ほっとしてしまいました。ひねくれた読み方でごめんなさい!
TBさせてくださいませ。
ましろ | URL | 2005/09/28/Wed 17:46 [EDIT]
お仕事いってらっしゃい
ウチのぼろと友達になってくれてありがとう!!ゴロ太、白くてフカフカだね。ぼろは爬虫類っぽい感じだけど・・・しろもいいなぁ~~!
記事に関係のないコメントでゴメン。
Old | URL | 2005/09/28/Wed 20:49 [EDIT]
hereさん、お久しぶりです。
あいかわらず文章の視点がすばらしいです!

ましろさん、こんにちは。
最近はましろさんの記事に影響されて本を読むことが増えています。
瀬尾さんのはどれもお勧めですが「図書館の神様」もかなりいいですよ☆

OLDへ
こちらこそ、ゴロ太とお友達になってくれてありがとう。
最初は『友達0人』って出てかなりかわいそうだったんだよ~!
今はみりんさんのメロも加わりにぎやかになりました。
メロをしているみなさん、お友達になりましょう♪
sonatine | URL | 2005/09/29/Thu 00:31 [EDIT]
sonatineさん、こんばんは♪
なるほど、ラストの解釈が違いますね!
たぶん多くの人はsonatineさんのような解釈だと思います。
私のは願望かな。そうだったらいいなぁって。田村がひそませたマッチに今後の2人の展開を期待してるの。田村と千鶴はほのかに好き合っているんじゃないかな~って。

話は違いますが、←「エマ」私5巻まで買いました。でも期待していたほどじゃなかったかな。6巻はどうしようか思案中です。
ruka | URL | 2005/09/29/Thu 18:28 [EDIT]
rukaさんへ
田村と千鶴。ひそかに私もそうであってほしいと願っています。

エマ買ったんですね~。アマゾンで結構絶賛されているので買ってみようかなぁと思っていたのですが、1巻だけ読んだらはまるのかな???って微妙な感想だったので。
漫画喫茶決定☆

TBありがとうございます。
早くrukaさんにできるようになりたいなぁ。
だって読書の趣味が似ているんだもの!
sonatine | URL | 2005/09/29/Thu 21:53 [EDIT]
初めまして
初めまして。
寝ていられたんですが、休み前でついつい起きて来ました。^^;

>天国はまだ遠く、っていうの最初、まだ死ねないっていう決意を表しているのだと思ったけ>ど、天国って言うのは木屋谷という場所を表しているような気がした。
という1文に唸りました。

個人的には田村さんと・・・と思いましたが、そこまで描かれないのが粋ですよね!

やっぱり瀬尾さん、素敵ですね。

T.B.させて頂きます。
もう少しいろいろ読ませて頂いてから帰りますね。
☆すぅ☆ | URL | 2005/10/07/Fri 04:26 [EDIT]
☆すぅさん☆へ
はじめまして。
TBありがとうございます☆ブログ名にまで反応していただいて(^o^)
「瀬尾作品は大胆な設定がサラリと描かれている」
まさにそのとおりですね!

それにしても瀬尾作品の人気ってすごいですね。
トラックバックとコメントがかなり多いです。
sonatine | URL | 2005/10/08/Sat 00:04 [EDIT]
sonatineさん、こんにちは ^^
本年もよろしくお願いいたします。
この作品、千鶴が帰ろうと決意するまでの流れが
とても自然に描かれていましたね。
わざとらしくなく、さり気なく・・・
さすが瀬尾さんだなあと思いました。
tamayuraxx | URL | 2006/01/11/Wed 22:21 [EDIT]
tamayuraxxさん、こちらこそ今年もよろしくお願いします(^^)
瀬尾さんは、こうしようという無理やりな方向がないんですよね。
もしかしたら、結末を考えずに書いていって、その中で結末を作られる方なのかもしれませんね。
sonatine | URL | 2006/01/13/Fri 10:21 [EDIT]
こんばんわ^^
瀬尾さんはとても好きな作家さんで、この作品も本当に良かったですね。
千鶴の心の成長が、凄く伝わってきました。
ちょっと不器用な田村さんとの関係も、結構好きでしたね^^
苗坊 | URL | 2006/06/03/Sat 00:20 [EDIT]
苗坊さん、こんにちは。
瀬尾さんの作品は、いつもいつも読んでいて元気になります。
千鶴の成長が、励みになりますね。
田村さんとの関係もいい。
ラブストーリーなのかな?微妙~
sonatine | URL | 2006/06/05/Mon 13:59 [EDIT]
コメント、ありがとうございました☆
ここでのタイトルの解釈が、とても楽しいです。
ワタシは、天国は”至福の時間”だと思ってました。
自殺は取りやめたものの、千鶴が戻った場所には宿題が山積みになって待っているのに、千鶴が失踪してたことも皆知らないから心配して待ってる人はいなくて。
彼氏とも別れちゃって、就活もしなきゃですし。
でも、木屋谷でもらったエネルギーは相当なモノなはずなので、それがちょっと羨ましいです。
TBさせていただきました。

miena | URL | 2010/06/09/Wed 21:22 [EDIT]
こんにちは。解釈楽しいですね。
私もブログの楽しさをこの本でしみじみ思います。
なるほど。
千鶴のその後は、決して順風ではないかもしれませんね。
彼氏友別れたし、仕事も辞めちゃったし。
でも、どん底は経験したから結構しぶとく生きてくんじゃないかと思います。
だって、帰る場所ができたんですもん。
・・・と信じてます♪
sonatine | URL | 2010/06/15/Tue 14:37 [EDIT]
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