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損料屋喜八郎始末控え

損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)
山本 一力

文藝春秋 2003-06
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おすすめ平均

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上司の不始末の責めを負って同心の職を辞し、刀を捨てた喜八郎。庶民相手に鍋釜や小銭を貸す損料屋に身をやつし、与力の秋山や深川のいなせな仲間たちと力を合わせ、巨利を貪る札差たちと渡り合う。田沼バブルのはじけた江戸で繰り広げられる息詰まる頭脳戦。時代小説に新風を吹き込んだデビュー作。


時代小説にチャレンジ!
はあさっこさんの記事がとっても魅力的だったので、お願いして読みやすい本を教えてもらいました。
ありがとうございました(^^)

時代小説なので表現が難しかったりするのですが、義理と人情、そして知恵を巡らせ、ピンチを潜り抜ける喜八郎がかっこよかったです。結婚話の助太刀をするとこが好きでした。
「不景気だ、賄賂だ」は、いつの時代もあるんだなー。
でも、江戸時代のほうは生命力にあふれていて貧しくてもパワフルな感じがしました。

体育座りで、空を見上げて


大人の階段を昇るのってすごくしんどい。五分だって同じ気持ちでいられなかった、あの頃。今もっとも注目の著者が、読者を瞬時に思春期へと引き戻す、おかしくも美しい感動作!野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞受賞第一作。


★★☆☆☆

>大人の階段を昇るのってすごくしんどい。
のひとことに凝縮されてる。
あのころに戻れたら、って考えるときあるけど、これを読んだらもう絶対に戻りたくなーいって思った。
そのぐらい、再現されてる。
とはいえ、親への八つ当たりのシーンはちょっと引いてしまい、主人公が好きになれなかったので★は少なめで。

横道世之介

吉田 修一
毎日新聞社
発売日:2009-09-16



★★★☆☆

楽しい。涙があふれる。本年最高の傑作感動長編!
「王様のブランチ」「朝日新聞」ほか多数メディアで激賞。

横道世之介。
長崎の港町生まれ。その由来は『好色一代男』と思い切ってはみたものの、限りなく埼玉な東京に住む上京したての18歳。嫌みのない図々しさが人を呼び、呼ばれた人の頼みは断れないお人好し。とりたててなんにもないけれど、なんだかいろいろあったような気がしている「ザ・大学生」。どこにでもいそうで、でもサンバを踊るからなかなかいないかもしれない。なんだか、いい奴。

――世之介が呼び覚ます、愛しい日々の、記憶のかけら。
名手・吉田修一が放つ、究極の青春小説!



大学時代、絶対にこういう人がいたはず。たとえ、少しくらい時間が戻っても。
世之介の話は、普通に過ぎ去る。
大きなこともない。変わらないこともない。
けれども、振り返ってみれば少しだけ変化している。

東京にきて、何もかもが新しくて、何にもなかった世之介が、気が付いたら東京になじんでる。
それがちょっとさみしくて、でもやっぱり世之介は世之介で。
どこにでもいるひょうひょうとした男。
無個性と言えば無個性だけど、個性がないのも個性かも。
だって、世之介みたいなタイプ、そばにいたらほっとするもん。
だらっとしてるようで、他人の思い出にふっと思い出す。
世之介、味があるなぁ・・・。

結構、面白かったし笑ってしまった個所もあって、吉田さんうまいなぁと思いました。
ちょっと長くて中だるみしたので-1。
楽しむというより、懐かしむ一冊かな。

理解という名の愛がほしい——おとなの小論文教室。II



★★★★★

「ほぼ日刊イトイ新聞」の大人気コラム「おとなの小論文教室。」から第2弾!
「母のような愛を連鎖できる人間になりたい」本書は、大反響を呼んだ「連鎖」シリーズ。
人と人との関係をつなぐ言葉や愛の連鎖の考察など、「人とつながる」ことの哀しみと歓びを徹底的に掘り下げた、ベストコラム集。

自己確立や自分の生き方を考えるコラムが多い「おとなの小論文教室。」のなかでも、もっとも熱く読者に訴えかけ、心を揺さぶられる1冊。



ズーニーさん、・・・いいっ!
タイトルが恥ずかしいけど、すごく読めてよかったです。
連鎖の話よかったなー。
その中でもぐっときたのが、正直のレベルを上げるって話。
だるい、きつい、なにもしたくない。というのは確かに本音。
でも、そのもっともっと奥に見えてくるのは、何もできないことに傷ついてる自分。
本当のことはきっと通じる。
そう信じているズーニーさん。私もそう信じたい。

信じる。

まずは、自分の言ってることを信じられるように。
表面に流されずに、自分の奥の奥に閉じ込められた自分に嘘はつかない。

手元にお守りとして持っておきたい本です。大好き

ひなた

吉田 修一
光文社
発売日:2006-01-21



★★★☆☆

新堂レイは、誰もが知っているブランド、Hの広報に就職したばかりの新卒。昨年、元同級生の大路尚純と偶然再会して付き合い始めた。尚純は一浪でまだ学生、文京区小日向の実家に家族と暮らしている。その実家に兄浩一と兄嫁の桂子が引っ越してくるという。兄嫁はファッション誌の副編集長だ。浩一には離婚しそうな友人、田辺がいる。田辺はいつも日曜の午後浩一に電話をかけてきては浩一を連れ出していく…。


ナチュラル!
吉田さん、あんまり読んだことないけど曖昧な気持ちとか、中途半端な感じがとてもうまいぱちぱち
浮気あり、同性愛あり、借金あり。仕事あり。そして、迷いあり。
その秘密は、ほとんど明かされることなく物語は静かに幕を閉じる。
「え、これで終わりなの!?」という物足りなさと、少しの希望を残して。

田辺はずるい!こんな男に気をつけて!
弱くなって、甘く心地よいものに惹かれてしまう人物たち。
他人同士わかりあえない悲しさと、痛みという共通点。
重なり合いながら、時にすれ違いながら、絡み合う。
背中あわせに寄り添える人がいたらそれも幸せかな、と思った。

ひなた、というタイトルの割には明るい話ではないけども、軽くて読みやすかった。

つむじ風食堂の夜

吉田 篤弘
筑摩書房
発売日:2002-12



★★★★★

そうだ、帰ってしまおう。

あまりにも早く走って通り過ぎてしまった時間や物や人たちを、もう一回、遠くからの視線でゆっくり眺めなおしたい。


デパートじゃなくて八百屋屋さん。パン屋さん。果物屋さんなど・・・。
ちんまりとしたお店の中にとびきりの職人さんがいる。
吉田篤弘さんの作品を読んでいると、懐かしくて、早く早くって急かしている時間を逆にとどまらせる。
それはきっと、こういうことなんだ。こういうことが書きたい人だったんだ。

広がる宇宙に果てがないなら今もないんじゃないか。
いや、確かに「ここ」はあって、他を愛しく思える。

この概念がすごくわかるようになってきました。
月舟町のように、自分にピッタリなものをチョイスしてくれる職人さんを発見できたらいいな~。
最近無性に、「行きつけのお店」が欲しいんです。
近くにあって、料理がとびきりおいしくて、雰囲気も、値段も自分の好みにぴったりなところが。
遠くのいいもの、新しいものに触れるたびに、楽しい!珍しい!と思う反面、それは日常にならない、マッチしてない違和感があって、戻りたいと思う。
それが私の場合、地元なんです。近所の店であり、本屋さんなんです。

帰りたい。戻りたい。そして、ここにいたい。
新しいものは、その気持ちをつよくしてくれる。
今あるものはベースで、新しいものはちょっとしたスパイス。
どちらも必要で、でも私は新しいものじゃなく、「ここ」に帰ってきたい。

私は、新しい何かに変わりたくないんだ。
変わらなくてもいいんだ。

今の自分の気持ち。望みをふんわり優しく表現してもらった感じ。
欲しいものがすべてあって、とてもよかった。

はじまりはオトコトモダチ


お世辞にも可愛いとは言えないアキホは、大のイケメン好き。
イケメン彼氏をゲットすべく奔走するも、目当ての先輩は気の合う女友達としか見てくれないし、ほかのコたちも最初から射程外宣告してくる始末。
でも…100人のイケメン男友達をつくればひとりくらいは好きになってくれるかも!
果たしてアキホの作戦の行方やいかに。
てゆーか、そもそも男女の友情なんて成立するの。


★★★☆☆

初読みの作家さんです。
多分合わないだろうなぁと思いつつも興味があって読んでみたら、意外と面白くてすいすい読んだ。
友達トークのように進む文章が軽くて読みやすい。でもこれは好き嫌いがあるかも。
アキホは地味なんだけど、自分の立場をしっかり踏まえたうえでポジションを理解し、セルフプロデュースも上手。おまけにタフな体力と精神力の持ち主。
ネットワークとフットワークの広さが、のちのち実を結ぶことがあるのかも、と思えてきました。

イケメン好きという下心は大いにあるものの、したたかで、いじめられてもたくましい。
魅力がないわけじゃなくて、こういう人と結婚したらいい人生だったな。って終焉を迎えられそうです。

アキホは性格は悪くなくて、ただイケメンにまっしぐらなだけだけど、
実際いたら、女嫌いだろうなぁと思う。
口には出さないけど、じぃ~っと品定めしているタイプ。
そして、こういうしたたかで、決して美人でもないのになぜあの子ばかり!とやっかんでしまう先輩方の気持ち、よ~くわかります。
男性には優しいかもしれませんが、このタイプは女性には厳しいです。

この本、面白いんだけど、好きかどうかと聞かれると好きじゃないのが不思議。

元素生活

元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS
(2009/07/16)
寄藤 文平

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今回は元素!?
私、科学が大の苦手だったんで大丈夫かなぁ…と思ってたけど、
本当に毎回、度肝を抜く表現方法でわかりやすく書いてあります。
まさか元素記号をあんな風に変えてしまうとは・・・!!!
私が学生だったら、絶対こっちで勉強するね。
とにかく、楽しいです。ぜひぜひ読んでみて。損はしないから!

それからはスープのことばかり考えて暮らした


どんなときでも同じようにおいしかった。だから、何よりレシピに忠実につくることが大切なんです…。ある町に越してきた映画好きのオーリィ君と、彼にかかわる人たちとの日々の暮らしを描く短編集。


「とってもいい!おもしろかった!!ぜひ読んで!!!」
と声を大にして言うよりも、

「いい話があるのよ・・・ウフフ」
とニヒルな笑いを含めつつ人に勧めてみたい素敵な本でした。
みんなゆっくりとしてて、呼び名と言い、サブタイトルといい欧米のスローライフを感じさせる。
こういう生き方っていいなぁ、できるんだなぁと思った。
特に好きなのが電報って話。

昔の「時間」は今よりのんびりと太っていて、それを「時間の節約」の名のもとに、
ずいぶん細らせてしまったのが、今の「時間」のように思える。
さまざまな利器が文字通り時間を削り、いちおう何かを短縮したことになっているものの、
あらためて考えてみると、削られたものは、のんびりした「時間」そのものに違いない。


これを読んでハッとしました。

全体的にゆるくてシンプルなんだけど、時々ハッとさせられます。
誰かに褒められるよりも驚かせたいとか、これだけあれば満足とか。

子供のようでいて、成熟。
達観してるようで、楽しんでて。

まったりとした時間の流れが、自分の元々のペースに戻してくれる。
読んでいて、心地が良く、読み終えるのがおしかった。
最後が脈略がなく、ブツっと終わってるのが残念。
続編でないかなぁ・・・。

きっとあなたにできること


夏の読書フェアにまんまと乗せられて、今読書が熱い!!!
あれもこれも欲しくなりますが、破産しないよう頭にインプットして図書館へGO。
唯川さんのこの本も本屋さんでチェックして図書館で借りました。
ちなみにこれが本屋さんで見たもの。

ぜんっぜん違いますよね。
ハードカバーのイケてなさに買う気が失せますが、文庫本はかわいくて、
購入意欲をそそられますアップロードファイル
装丁って大事だなぁと思いました(笑)
さてさて内容ですが、今の唯川エッセイよりもちょっとツンツンしてる感じ。
今のほうが書き方がソフトですね。
将来に焦っててどうしよーって人にお勧めです。
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