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春、戻る


春、戻る春、戻る
(2014/02/05)
瀬尾 まいこ

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結婚を控えたある日、私の前に兄と名乗る青年が現れた。明らかに年下の「お兄さん」は、私の結婚にあれこれ口出しを始めて・・・。
人生で一番大切なことを教えてくれる、ハートフルウェディングコメディ。


瀬尾さんってぶれないなぁ。
自由人がひょいって現れて、世界を広げてくれる。
置かれている状況は変わらなくても、手には小さな幸せを掴むことができている。
その過程がさりげなくて、ユニークで、そして主人公がいつも地味で、
いつも自分を重ねてしまう。
世界を広げてくれる救世主が、わたしのところにも着たらいいのに・・・と思う願いと、
本の中でそういう人と出会えたような気がして
「瀬尾さんという作家がいて、よかった」
としみじみ思う。

瀬尾さんの本の中でも特に、この「春、戻る」は好き。
自分の状況にあまりにも似ていたから。

思い描いたように生きなくたっていい。
つらいのなら他の道を進んだっていいんだ。
自分が幸せだと感じられることが一番なんだから。



の言葉にしびれた。

背中を押してあげる人になりたい

でも

この主人公のように苦しんでいる人がいたら
わたしはこの言葉をかけてあげたいな。

舞台


舞台舞台
(2014/01/10)
西 加奈子

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「生きているだけで恥ずかしい――。」自意識過剰な青年の、馬鹿馬鹿しくも切ない魂のドラマ!
29歳の葉太はある目的のためにニューヨークを訪れる。初めての一人旅、初めての海外に、ガイドブックを暗記して臨んだ葉太だったが、滞在初日で盗難に遭い、無一文になってしまう。虚栄心と羞恥心に縛られた葉太は、助けを求めることすらできないまま、マンハッタンを彷徨う羽目に……。決死の街歩きを経て、葉太が目にした衝撃的な光景とは――?


たぶん、この主人公の気持ちをわかる人とわからない人といると思う。
程度の差こそあれ、わたしは葉太の気持ちがよくわかる。

どうすれば、ふつうなのか。どうすれば、かっこいいのか。

考えるから、どんどん普通から離れていく。

自意識なんて、ない方が楽だ。
その方が自然体で生きられる。
そして、葉太のような失敗も、しないだろう。

こういういらない感情は、ニューヨークで一文無しぐらいの派手さがないと手放せなかったんだろうな。
どん底を味わった人が、ガラリと変わるという。
逆を言えば、ガラリと変わらずに自意識を持ち続けている人は、良い環境にいるということか。

「その苦しみは、お前だけのものなんだ」

普通呪縛からの解放。
そのここちよさったら、ない。

ツクツク図書館


ツクツク図書館 (ダ・ヴィンチブックス)ツクツク図書館 (ダ・ヴィンチブックス)
(2008/02)
紺野 キリフキ

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つまらない本しか置いていないツクツク図書館は、職員も建物もへんてこぞろい。弱気な館長、運び屋、語学屋、戻し屋ちゃん。そこにある秋、ひとりの着ぶくれ女がやってきた。仕事は図書館の蔵書をただ“読む”、それだけ。なのに女はまったく働かず、来る日も来る日もわがまま放題。だけど図書館にある≪伝説の本≫の話を聞いて・・・・?


本を読むことが仕事の図書館で、つまらない本しか置いてない。
そして、なんか乗り越えたりしたっぽい時は、図書館に来れなくなってしまうという何ともメルヘンなお話。
すいすい読めるんだけど、なんかよくわからなかった本。

こういう図書館の求人があったら、自分だったら行くのかなぁ?
向上心は一切不要。ひたすらつまらない本を読むだけ。
楽そうだけど、時間がもったいない気もしますね。
途中で図書館にたどりつけなくなりそう。

短歌ください


短歌ください (ダ・ヴィンチブックス)短歌ください (ダ・ヴィンチブックス)
(2011/03/18)
穂村 弘

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雑誌ダヴィンチの大好きな短歌コーナーの本です。

腹筋を鍛える君を眺めつつ食べるポテチのおいしさったら

というPOPな句もあれば

こんなにもしあわせすぎる一日は 早く終わって思い出になれ
というしんみりした句もあり、感性が皆さん素晴らしいなぁと思いました。


とくにお気に入りは
隕石のひかりまみれの手で抱けば、きみはささやくこれはなんなの
の句。

男女のあいまいな関係を隕石に例えるなんて!!!

ロマンティックだけどダサくない。←ここすごく大事です!!!

これからも、短歌ください

銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件


銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件
(2013/09/11)
アンドリュー・カウフマン

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ある日、カナダの銀行に紫色の帽子をかぶった強盗がやってきた。彼はその場にいた十三人から“もっとも思い入れのあるもの”を奪い、去り際にこんな台詞を残した。「私は、あなたがたの魂の五十一%を手に、ここを立ち去ってゆきます。そのせいであなたがたの人生には、一風おかしな、不可思議なできごとが起こることになるでしょう。ですがなにより重要なのは―その五十一%をご自身で回復させねばならぬということ。さもなければあなたがたは、命を落とすことにおなりだ」その言葉どおり、被害者たちに奇妙なことが起こりはじめる。身長が日に日に縮んでしまったり、心臓が爆弾になってしまったり。母親が九十八人に分裂した男性もいれば、夫が雪だるまに変身した女性も…。いったい、なにがどうなっているのか?


洋書にしてはとっても読みやすい。日本人っぽい感覚のような気がします。
一番大切な物をとられたら・・・と考えるとぞっとします。
わたしなら、「目」でしょうか。
本を読めなくなるから。

被害者たちの話の中でも、心臓が爆弾になってしまった人の話が好きでした。
あっさりしつつも、ちょっと考えさせられるお話でした。

美も願いも 思い通りになる女(ひと)の生き方


美も願いも 思い通りになる女(ひと)の生き方美も願いも 思い通りになる女(ひと)の生き方
(2014/04/26)
ワタナベ 薫

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大人気ブログ美人になる方法の本。
ワタナベさんのブログのファンです。
ポジティブでもネガティブでもない、「ありのまま」でいーじゃんっていうのが気持ちいい。
あと美容系には珍しく?サバサバした語り口なのも好きです。

やっぱり女性として生まれたからには内面も外見もだいじにしたい。
やりたいことを全部やれるんだよ。
ってことを身をもって教えてくれます。
やるか、実はやりたくないのか。
そこが大事なんですね。

願いは叶うよ。あなたが本当にそう思うのならば。
というメッセージを感じました。

これからも応援しています❤

希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話


希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話
(2014/04/23)
フランツ・カフカ、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ 他

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どこまでも前向きなゲーテの言葉と、どこまでも後ろ向きなカフカの言葉。今のあなたには、どちらのほうが心に響くでしょう?

「絶望するよりは、希望を持つほうがいい」――ゲーテ
×
「ああ、希望はたっぷりあります。 ──ただ、ぼくらのためには、ないんです」――カフカ

希望と絶望の「間の本」があってもいいのではないかと思いました。 ゲーテが希望を語り、カフカが絶望を語り、読者の皆さんが それぞれに心に響く言葉を見つけ出すことができる、そんな本が。
――「はじめに」より


本屋さんでビビビときて購入した本。
ゲーテの底抜けの明るさも、カフカのどこまでも底抜けの根暗さも。
そして、その二人を冷静に突っ込む頭木さん(著者)のバランスも全部好き。

笑ったのは、大地に足をつけて立て、って言っているのに対し、カフカは大地そのものがないっていっているところ。
こう言われちゃったらゲーテなんて返しただろう?
意外なのは、ふたりとも対象的な友達がいたことですね。
ゲーテにはカフカのような、カフカにはゲーテのような。
ふたりの背景も知れて、名言も見れて、いろんな考えがあるんだな~って思いました。

装丁も内容も発想もぜんぶ好みでした。何度も読み返してはにやにやしてます。オススメ!!!

夢の守り人

夢の守り人 (新潮文庫)夢の守り人 (新潮文庫)
(2007/12/21)
上橋 菜穂子

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人の夢を糧とする異界の“花"に囚われ、人鬼と化したタンダ。女用心棒バルサは幼な馴染を救うため、命を賭ける。心の絆は“花"の魔力に打ち克てるのか? 開花の時を迎えた“花"は、その力を増していく。不可思議な歌で人の心をとろけさせる放浪の歌い手ユグノの正体は? そして、今明かされる大呪術師トロガイの秘められた過去とは? いよいよ緊迫度を増すシリーズ第3弾。


ピンクの表紙×花にまつわるお話、ということでバトルは少し控えめ。
自分の内面との戦い、って感じの話でした。

チャグムが「帝になんてなりたくないよぅ」というところキュンときました。
こういう風に駄々こねられる場所ができてよかったね。
夢の中にいれば、自分の望むとおりの願望がある。
現実が嫌な人には甘い花に引き込まれ、その世界に閉じこもってしまう。
帰りたくないというチャグムにタンダは言う。

おれはね、人がみんな<好きな自分>の姿を心に大事に持っているような気がする。
そして、どうしたらいいかわからないわかれ道にやってきたら、どっちに歩んでいくほうが<好きな自分>かを考えるんだ



過保護にするわけでもない。かといって突き放すわけでもない。
もし皇太子の座を逃げ出すのならば、全力で助けると。
きみはどうしたいのか?
タンダは自己決定を促す。

チャグムを通して、自分もさらに大きな大人の人から背中を押してもらっているような気がします。
大きな運命の流れを、力強く生き抜く人物たちに勇気付けられました。

わたしをみつけて

わたしをみつけてわたしをみつけて
(2013/07/11)
中脇初枝

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いい子じゃないと、いけませんか。
施設で育ち、今は准看護師として働く弥生は、問題がある医師にも異議は唱えない。
なぜならやっと得た居場所を失いたくないから――


医療ドキュメンタリーっぽい話かなぁと思っていたら、全然違ってました。
主人公の弥生は捨てられて施設で暮らしてきた。両親はいない事で、保証人が立てられない。
そしてそのことは誰にも知られたくない。
だから器用に生きて、無難に生きて、無難に死ぬのを待っている。
とても頭がよいのに、心がぽっかり穴があいているように冷たいと思った。
その冷たさが弥生だった。

それが、新しく入った看護主任、近所のおじちゃんと出会うことで少しずつ変わっていく。
今いる場所がたとえ何もなくても、前を向いていける。
最後の弥生、そして他の職員の変わりっぷりは希望に満ちていて、前へ前へと気持ちを突きだす。

出会いは人をこんなにも変えるんだなぁって。

前作の「きみはいい子」ででていた学校の先生がでてきて、その成長に涙、涙、涙

中脇さんの本は2冊目。
主人公たちはみんな、カッコ悪すぎる。
何度も諦めて、逃げようとして・・・
でも最後は転んでも、前を向いて立ち上がる。
素晴らしい、小説でした。また読みたいです!!!

闇の守り人

闇の守り人 (新潮文庫)闇の守り人 (新潮文庫)
(2007/06/28)
上橋 菜穂子

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女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために。短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは――。バルサの帰郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。壮大なスケールで語られる魂の物語。読む者の心を深く揺さぶるシリーズ第2弾。


DVDの精霊の守り人がとてもよかったので、続編も読んでみることに。
私はファンタジーはとても苦手。
でもDVDで見ていたから、なんとかイメージを膨らませることに成功。

面白かったぁ~!!!

なんで読まなかったんだろう。もったいないっ!
前作が守ることに徹していたバルサの一面、そしてジグロの話を聞いてぐっと深みが増した一冊でした。
この2作目は特に大人に人気があるっていうのも納得です。

最後のバルサとのシーンでは、苦渋に満ちた人生、悲しみへのやるせなさ、怒りがぶつけられる。
あ、この人は生きていると思った。
生身の人間なんだ。って思った。

いろんな人の想いがあって、巡りまわっていく。
見えるものと見えないものは絡まりながら、世界をつくっていく。


生きてる小説ってあるんだなぁ、と思った。
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